シーン118『災害!その時・・・』 赤石 マサエ
2008.8.26
先日、スーパーに行ったら、レジの近くに「9月1日は防災の日」という垂れ幕があり、乾パンだの水だの、非常用持出袋に入れるようなものが色々並んでいました。以前だったら「念のため・・・」なんて用意していると、『バカ正直』みたいなかんじでちょっと恥ずかしく思えましたが、最近は用意していない自分に焦りさえ感じます。今年こそは防災の日に合わせて用意しようと思 っています。
幸いにも私の住んでいる地域は、すぐ近くに氾濫して被害を出すような川もなく、崖崩れするような山もありません。でも、大地震の際には火災が発生するかもしれないし、アパートが倒壊するかもしれません。何を持ってどこへ行けば、睡眠と食事がとれて生き延びられるのか、もしもの場合にその判断がとっさにできるか不安になります。
みなさんはどんなものをどのくらい、どこに用意していますか? 本などで防災について紹介されているのを読むと、非常用持出袋は「背負えるタイプで 中身は10Kgくらい」とありますが、私は10Kgの荷物を背負って移動するのは難しいです。すぐに疲れちゃいそう。当然必要なものから優先的に入れるのだと思うのですが、避難した場所に何が用意してあるか予め教えてもらえると「コレは避難場所にも用意してあるから、5個持って行こうと思ったけど3個でいいや」など、取捨選択の基準になるかな?と思います。そもそも、自分が避難していく場所に、救援物資が届くまでのまかないとして何が用意されているか、知らないですよね? 私がずっと前に勤めていた小学校では、すぐ隣の公 民館に緊急避難時の食料が保管されており、防災の日(の前後だったと記憶しています)に、その乾パンを一人一袋ずついただきました。よくお店で見かけるチロルチョコサイズの乾パンではなく、その6倍くらいの大きさがあり、かなり食べ応えがありました。賞味期限などの関係から、入れ替えを兼ねて食べていたのでしょうが、実は子どもの頃から「乾パン好き」だった私は、児童と一緒に喜んでその夢のような大きさの乾パンを食べました。今の私の住まいから避難していく場所にもあの乾パンがあるなら頑張って避難生活を送ることができそう・・・などと不謹慎な希望を持っている私です。
最近は地震も頻繁にあり、「災害」というものを実感させられる機会が多くなりました。「その時」自分がどこで何をしているのか、どこからどこまでどのように避難するのか、だれにどうやって連絡するのか、具体的に考えておくべきだと感じています。いつか来るかもしれない「その時」に後悔しないために、今、少しの事でもいいから始めようと思います。機会があったら、今回の用意したものなどを報告しますね。
でも・・・何事もない平和な日常が続く事が一番ですね。