劇団員コラム

シーン113幸せなひととき』 楓 珠美

 はじめまして。 楓 珠美と申します。


 先日、娘と緑化フェアに行って来た日のことをお話します。


 晴れ時々にわか雨、また晴れたかと思うと突然の雨という、 忙しい天気ではありましたが、前橋会場は市内外から集まる人々で ごった返しておりました。会場内は、素晴らしく手入れの行き届いた花壇の連続・・・ 花の名前を順番に確認しつつ、初夏のさわやかな季節の散歩を楽しみました。


 さちの池より、道路を潜って利根川水系ゾーン(親水公園)へ出ると、さっきのにぎやか感とはうって変わって、静かな空間が広がっていました。 雨雲に隠れていた太陽も顔を出してくれたので、ここらでちょっと一休み。私は、体力の低下を実感しながらベンチに腰掛け、娘は噴水のしぶきを浴びながら走りまわったりして過ごしました。


 しばらく後、半ば興奮気味に私を呼ぶ娘の声がしたので、向かうとそこには、娘の大好きなシロツメクサが歩道沿い一帯に咲いているのでした。シロツメクサといえば、幸せを呼ぶという四葉のクローバー。四葉探しに熱くなってしまうのは、私だけでしょうか?! ・・・必死に探すこと、10分、ついに四葉のクローバーを発見!! 嬉しかったですね。ついにやった!!と思いました。すると次の瞬間、娘が「あ、ここにもあったよ。」と、さらにもうひとつ、四葉を発見! シロツメクサというのは、マメ科シャジクソウ属、地下茎で広がっていくそうです。周囲を探せば、どんどん出てくる出てくる出てくる・・・。気がつくと、14本の四葉を手にしていました。 これはちょっと、ありがたみに欠けるかな!? いえいえ、多ければ多いほど、その分幸せになれる! そう信じて、獲得した喜びにしばらく浸っていました。 ・・・それにしても、ビックリ!!


 ゆっくり散歩したり、綺麗な花を観賞したり、 四葉を探したりできる些細な時間をもてることも、‘‘幸せ‘‘なんでしょうね。思い切りそんな時間を満喫し、二人で作ったシロツメクサの指輪と髪飾りをお土産にして、その日は家路につきました。

 いいことありますように。。。


 これから、シブパの一員として精一杯頑張りたいと思います。

 宜しくお願い致します。