劇団員コラム

シーン111記念日』 りょーじ

 皆さんには、「記念日」ってありますよね。誕生日や結婚記念日などが、パッと思い起こされるところでしょう。今日はそんな、「記念日」のお話。

 もう、ちょっと前の話になってしまいましたが… 4月23日は、本に関する記念日が実は世界各国で設定されています。


・「サンジョルディの日」

スペイン・カタロニア地方には、この日、守護聖人サン・ジョルディを祭り、女性は男性に本を、男性は女性に赤いバラを贈る風習があるそうです。この日は「ドン・キホーテ」の作者セルバンテスの命日でもあるため、スペインでは「本の日」とされています。


・「世界本の日」

日本書店組合連合会、日本カタロニア友好親善協会等が1986(昭和61)年に制定。 日本でもサンジョルディの風習を定着させようと制定された。


・「こども読書の日」

2001(平成13)年12月に制定。文部科学省が実施。こどもの読書活動についての関心と理解を深め、こどもが積極的に読書活動を行う意慾を高めることを目的としているそうです。また一説には、シェイクスピアの誕生日だとか、命日だとか。その関係で、この日が「こども読書の日」に制定されたとか。


 ともあれ、この4月23日は非常に「本」に関するいわれの多い日なのです。それにあやかって、この日、私も本を買いました。 3冊ばかり。もちろん、シブパで公演できる可能性がありそうなものを選びました。そして、4月28日に一本読み上げました。なぜ4月28日かって? そりゃーもう、「シ(4) ブ(2) パ(8)」の日ですから。


 竹内まりやさんの曲にもありましたが、私たちが過ごす暦は、実は「毎日がすぺっしゃ~る」だと思うのです。普段意識はしていないけれど、今日一日が一体何の日なのかを考えてみるだけで、そして、その日にちなんだことをするだけで、「今日」という日が、ステキな「記念日」に変わるような気がします。


 さて、今日は皆さんにとって、一体どんな「記念日」なのでしょうか?