「志津地すべり排水トンネル工事」の紹介
「志津地すべり排水トンネル工事」の紹介
2024年 7月12日
技術士会ホームページ内容を充実させるため、工事現場や工場等の見学・視察の様子や建設技術展等のイベントリポート等を掲載して行きたいと思います。
第1回目として、私、伊東悟(H5年卒)の所属する(株)森本組が、山形県の月山の麓で現在施工している、「志津地すべり排水トンネル第2期工事(東北地方整備局発注)」の紹介をしたいと思います。本工事は、月山地区地すべり対策事業の一つで、地すべりブロックの下に排水トンネル構築後、坑内から地すべりブロックに向けて集水ボーリングを行い、滑り面付近の地下水を排除することで、ブロックの安定化を図るものです(詳しくは、東北地方整備局 新庄河川事務所 HPを参照)。
【坑口の様子】
小断面トンネルです。
【坑内の様子】
インバートコンクリートが設置されているので路面がきれいです。
【自動計測システム(マック社)】
坑内変位の計測や切羽にトンネル形状をレーザー光でマーキングする事ができます。
【発破時退避場所】
ここで点火を行います。
【切羽とドリルジャンボ】
狭くてうまく写せませんでした!
【シャフローダー】
掘削ずりをかき集めてダンプに積込む機械です
【火薬類の運搬車両】
本トンネルでは発破掘削を採用しています。
【吹付けロボット】
コンクリート吹付けと鋼製支保工の建込みを行う機械です。
【吹付けプラント】
吹付コンクリートを現地で製造する設備です。
建物の左下に横開き扉が見えますが、ここは骨材などを搬入・貯蔵するところで、通常はシャッター扉を採用します。しかしここは豪雪地帯であるため、雪の荷重に耐えるため、分厚い横開きドアになっています(開け閉めが重くて大変)
【濁水処理設備】
トンネルから排出される水を中和し、SS(浮遊物質)を取り除いてきれいにしたあと、河川に放流します。とても水がきれいな水環境を守るために、重要な設備です。
本コーナーは「見て楽しむ」を基本としていますので、詳しい現場紹介や会社紹介は行いません。 閲覧いただいた皆様の中で、「紹介したい面白い技術がある」「最先端の工場や工事現場の見学が可能」などの情報があれば、「その他のお問い合わせ」から、ご一報願えますでしょうか。よろしくお願いいたします。