B.C.4000〜2000年頃のエジプトは毎年ナイル川の氾濫によって課税のための境界線が不明となっていました。そこで、王の命令により境界線の再測を行っていたのですが、これが測量の起源とされています。その後、目的に応じて測量技術は発展してきたのですが、現代の測量の目的はおよそ次の3つに分類されます。
①土地の境界線を定めるための測量
②種々の建設工事に必要な測量
③国や自治体などが実施する広い地域にわたって高い精度を行う測量
点の位置は水平角と水平距離、高低差、斜距離、鉛直角のうちいずれか2つを測定すれば点Aを定めることができます。
このとき、αは水平角 [rad]、Lは水平距離 [m]、hは高さ [m]、lは斜距離 [m]、βは鉛直角 [rad] です。
まとめとして、測量は土地の境界線や地図の作成、面積や体積の測定を目的に行われます。また、座標位置は水平角と水平距離、高低差、斜距離、鉛直角のうちいずれか2つを測定すれば求めることができます。