ご覧いただき、ありがとうございます。
ここでは当店が「知って健康!よくある質問」を、以下の6トピックを解説いたします。
1,「つらい」と「痛い」とは何か?
2,「根本治療」と「対症療法」
3,「歪み」について
4,どうして関節って曲がるの?
5,なぜ筋肉は硬くなるのか?
6,どれぐらい筋肉は硬くなるのか?
7,病院と整体の使い分けるポイント
例えば、5センチしか伸びない筋肉を、6センチ伸ばすとつらい。7センチ伸ばすと痛いになり、8センチ伸ばすと壊れてしまいます(捻挫や骨折等)。筋肉はゴムと同じで硬いと伸びません。筋肉が伸びないと可動する範囲が狭まります。
狭まった可動域を無理して伸ばすと、つっぱった感じがしたり、痛みを感じたりします。現在の可動域から30〜35%以上、勢いをつけて伸ばすと壊れると言われています。
筋肉が硬いとつらく、怪我をする原因になります。それを柔らかくするとラクになるということです。
当店では施術後に可動域の違いをご体感いただけます。
「根本治療」と「対症療法」について、分かりやすく説明するために「家の雨漏り」に例えて説明します。
屋根に穴が空いて、雨漏りをして、床が濡れて、床板が駄目になってしまった場合を考えてみます。
「対処療法」は、新しい床板に張り替えるというイメージ。
「根本治療」は、屋根の穴を塞ぐというイメージです。
もっと言うと、「根本治療の根本治療」は、屋根に穴が空いた原因を調査し、改善するということになります。
屋根の穴を直さなければ、床だけを直しても、また雨漏りし、床が駄目になってしまいます。
身体にも同じことが言えます。
ヘルニアの症状を例に考えてみます。
「対処療法」は、ヘルニアで軟骨が変形してしまったので手術するということ。
「根本治療」は、軟骨が変形してしまう原因の圧迫や歪みを改善するということ。
「根本治療の根本治療」は、圧迫や歪みの原因の筋肉の硬化等を改善するということになります。
状態によっては手術するしかないこともあります。
しかし、手術では対処療法にしかならない場合もあります。
対処療法だけの場合は、先ほどの床板の例のように、そもそもの原因が改善されていないので再発する可能性が高いです。
そのため、根本原因を突き止め、その根本から治療することがとても大事になります。
家の雨漏りの例に当てはめると、床が駄目になる前に、早めに屋根の穴を塞ぐということ。
さらに良いのは、屋根に穴が空く前に、屋根の防水性を定期的に点検することです。
身体で言うと、歪みや可動域の点検を定期的に行い、早めに改善することが健康のためには大切です。
ヘルニア、ストレートネック等の歪みがある方は、特に骨盤矯正などの言葉を耳にする事は多いと思います。
体が理由もなく歪むことはありません。筋肉が伸びなくなり、引っ張られる事で歪むのです。骨の位置だけ戻しても、その原因を改善しないと、すぐ元に戻ってしまいます。
当店では、筋肉を柔らかくし、骨の位置を矯正することによって、施術の効果を最大限に高めていきます。
簡単に言うと、関節を曲げようとすると、筋肉中にカルシウムイオンが出て、カルシウムイオンによって、筋肉が縮むことにより曲がります。
詳しく言うと、脳や脊髄で発生した電気的興奮が運動神経に伝わるとアセチルコリンが放出されます。アセチルコリンを受け取った筋繊維はカルシウムイオンを放出します。
カルシウムイオン濃度が上昇すると、カルシウムイオンはアクチンフィラメント(筋繊維)上にあるトロポニンと結合。そして、ミオチンフィラメント(筋繊維)にアクチンフィラメント(筋繊維)が両側から滑り込んでいき筋収縮が生じます。
ただ、筋肉の収縮のメカニズムについては「レバーアーム説」や「リニアモーター説」などあり、完全にはわかっていないのが現状です。
筋肉を曲げている時間が長いと、筋肉を伸ばそうとしても、カルシウムイオンを吸収しきれなくなり残ってしまうため、伸びなくなってしまいます。例えば、デスクワークなどで座っている時間が長い人ほど後屈できる範囲が狭まるなどです。
詳しく言うと、アセチルコリンの放出が終わると、アセチルコリンはアセチルコリン エステラーゼによって分解されます。トロポニンに結合していたカルシウムイオンは筋小胞体に取り込まれ、筋繊維は弛緩します。筋小胞体のカルシウムイオンの取り込みがうまく行われなければ、筋繊維は弛緩することができなくなってしまいます。
ラットの実験モデルのデータで説明します。
8週齢のラットの足関節を最大底屈位の状態で、ギプスで動けないように固定します。
実験前最大背屈角度160度だったのが、1週間後126度、2週間後110度、4週間後74度、8週間後60度、12週間後51度になります。不動期間が長期化するほど、可動域制限はどんどん進行してしまいます。
座っている時間が長い人は、定期的に立ったり、動いたりすると、筋肉が硬くなるのを防ぐことができます。
理由もなく痛くなることはありません。
実は、その理由を探すのが1番難しいのです。
当店でチェックをできるのは
・可動域がどれぐらい正常な域から狭くなってるか
・身体がどのくらい歪んでいるか
です。
筋肉の硬化が原因の頭痛や腰痛や手のしびれ等の痛みや不調であれば、柔らかくすればなおりますので、総合整体でアプローチできます。
それ以外にも考えられる例を以下にご紹介します。
【外傷】骨折やヒビ等が原因ならば、レントゲンを撮らないとわかりませんので、整形外科の担当となります。 また、つき指、打ち身、打撲、捻挫ならば整骨院や整形外科の担当となります。
【痛みの刺激が無いはずなのに痛い】「疼痛(とうつう)」と言って、ストレスやうつ病等と関係があることが多いので、心療内科等の担当となります。
【手のしびれ】糖尿病、脳腫瘍等脳障害、AIDSなど感染症等の様々な原因が考えられます。 例えば、糖尿病の場合は尿検査等が必要です。 脳腫瘍等脳障害の場合はMRI検査等が必要です。
【腰痛】内臓疾患や癌でも出ることがあります。その場合は胃カメラや超音波検診等のそれぞれ別の検査が必要です。
骨折ならば、内科ではなく外科に行くわけですが、そのように各病院と整体の対処できる範囲を理解し、最適な選択をすることが大切です。
ただ、症状が一つの原因ではなく、整体がアプローチできる原因と病院がアプローチできる原因が複合的な場合もあります。
そのように感じられる時は一度ご相談ください。