生体機能と創薬シンポジウム2022を閉会するにあたり、ご挨拶申し上げます。
まずは、ご参加の皆様方におかれましては、ご多忙の中、2日間という長時間にわたり、ご参加いただきましたことに、心より御礼申し上げます。また、今回のシンポジウムを非常に有意義なものにしてくださいました講演者・座長の先生方、そして一般ポスター発表者の皆様に、改めて厚く感謝申し上げます。
さて、今回のシンポジウムでございますが、これからの薬理学研究につながるような活発な議論をするということを目標に運営させていただきました。その結果、「生体機能と創薬」の結びつきが今後も中心的課題であることを改めて実感したというのが個人的な感想です。
皆様は、どのようにお感じになられたでしょうか。本シンポジウムでの議論を、皆様のご研究のさらなるご発展に少しでも生かしていただければ嬉しく存じます。
最後になりましたが、今回の開催にあたりまして、格段のご尽力をいただきました薬学会薬理系部会長 香月先生をはじめ実行委員の先生方と常任世話人の先生方、静岡県立大学薬学部の関係者およびご後援いただいた学会の皆様に心より御礼申し上げます。
生体機能と創薬シンポジウム2022 実行委員長 黒川洵子
生体機能と創薬シンポジウムは、日本薬学会薬理系薬学部会が主催して毎年8月下旬に開催され、会員の研究発表や情報交換、若手研究者の育成や奨励・交流の場として機能しています。
しかし、新型コロナウイルスの感染症拡大の影響により、2020年は延期され2021年になっても多くの地域で緊急事態宣言が発出されている中に開催されました。2022年3月現在もまん延防止等重点措置がでている地域もあることから、ハイブリッド開催として準備いたします。2日間にわたり特別講演、5つの創薬シンポジウム、部会奨励賞、優秀発表シンポジウム、ポスター発表の各セッションを設け、1日目には国公私立薬理学関連教科担当教員会議も開催され、教員会議の時間帯には若手や学生を対象に「コロナ禍における薬理学実習について」という交流会を企画しています。晴れていれば、会場近くの高台から富士山の絶景が見られますので、ご無理のない範囲でオンサイト参加をご検討ください。
山、海、川と豊富な自然と歴史の調和が感じられる静岡にて、多数の皆様にご発表とご参加をしていただき、本シンポジウムを盛り上げていただきますようお願い申し上げます。
生体機能と創薬シンポジウム2022 実行委員長 黒川洵子