【一般参加者歓迎プログラム】
~ビオトープの手入れと茅場の防火帯整備から、
生態系との新たな関係を見つける二日間 ~
森林塾青水は、みなかみ町藤原の上ノ原を現代版入会地(流域コモンズ)として、茅場や森の再生と活用をおこなっています。
森林塾青水が上ノ原の茅場再生に着手したのが2004年、今年は20年目になります。
今回は、茅場の防火帯整備を中心に、ビオトープ池の観察と必要に応じた手入れ、そして前回やり残したタニウツギなどの侵入木の駆除を行います。
防火帯とは、野焼きの炎が拡がらないようにあらかじめ整備された“火を止める帯”のこと。
燃やさない場所を意図的につくることで、火の延焼を防止し 、草原の再生や維持に欠かせない「見えないインフラ」です。
草原の管理は、「放っておくと森になる」という日本の自然の原理に抗う、意志ある行為でもあります。
定期的な手入れと、火入れ(野焼き)を支える防火帯の整備は、目に見える自然の美しさだけでなく、見えないところで人の手と知恵が支えている風景の土台づくりなのです。
また今回は、ビオトープ池のようすをよく観察しながら、必要に応じて泥をさらい、環境を整える作業を行う予定です。池にたまった泥は、水の循環や生きものの営みに影響を与えることがありますが、状況によっては手を加えず見守るほうがよい場合もあります。水辺に寄り添いながら、草原と水辺のつながりに目を向ける機会にしていきます。
こうした作業を通して、草原という風景がどのように維持されているのか、そしてその風景の中で人がどう関わり続けてきたのかを、体と五感で学ぶ二日間。
すべての作業を、森林塾青水のメンバーがサポートいたしますので、どなたでもお気軽にご参加ください。
汗をかきながら手を動かし、足元の植物に目を向け、鳥や虫の声に耳を澄ませながら、私たちの暮らしと自然との時間を感じてみませんか?
草を刈るのはやった分が見えやすいので達成感がある一方で、機械を使うので危険も伴います。安全に刈れるように、道具の手入れ、管理も大切な作業です。
防火帯の整備に加えて、今回は草原全体の手入れも行います。植物の成長が旺盛なこの時期だからこそ、刈り取ったり、駆除したりといった管理作業が効果的に進められます。人の手が入ることで、多様な草原の環境が保たれ、次の季節の営みにバトンを渡していくことができます。
標高1000メートルの上ノ原の森。夏でも木々が陽射しをやわらげ、風がそっと吹き抜けます。都会の暑さを離れ、木陰に身をおけば、深呼吸したくなるような涼しさと静けさが、心と体をほぐしてくれます。
●集合 :7/12(土) 新幹線上毛高原駅 10時20分 又は、上ノ原入会の森 11時30分 。
東京8:52発 とき309号(10:03上毛高原駅着)が便利、在来線水上駅(10時50分頃)でのピックアップも可。
●参加費 :2日間 3000円、会員は2000円(保険料、交流会費、資料代など)
日帰り 1日あたり1000円(保険料など)
町民参加費無料
※宿泊・日帰り共に、別途、2日目のお昼代500円がかかります。
2日目の昼食は、流しそうめんを予定しております。
従いまして、お泊りの方は下記の宿泊費8,000円とあわせ、合計11,500円(会員10,500円)をご用意いただくことになります。
当日現金精算で、できるだけおつりのないようにご準備ください。
●宿泊 樹林 kirin (☎0278-75-2040 〒379-1721 群馬県利根郡みなかみ町藤原3628)
1泊2食付き8,000円(税込)(飲み物代は別途)となります。
宿は参加者ご自身で手配いただくことも可能です。
●服装 野外活動に適した服装(長袖、長ズボン、雨具、トレッキングシューズ(防水性があり、滑りにくい靴)、手袋、ゴーグル(サングラス)、首に巻くタオル、マスク、水筒など)。
初日の弁当は各自ご持参ください。
●森林塾青水事務局/担当 藤岡・柳沼 jimukyoku@commonf.net ☎090-4062-4040 (北山)
●キャンセルなど キャンセルされる場合は、FAXは避け、メール、電話等、確実な方法でご連絡お願いします。この場合、キャンセル料が発生することもありますのでご承知ください。
●緊急連絡先: 北山090-4062-4040
★この事業はイオン環境財団の助成を受けて実施しています。