勇(136)日記

 136名の児童一人ひとりがしっかりとした目標や願いをもち、勇気をもって学校生活を送ってほしいという願いを込めて『勇(136=いさむ)日記』と名付け、日々の学びや生活の様子を積極的に発信していきます。

 令和5年度の「勇日記」はこれで終わりです。これまでお読みいただいた皆様、本当にありがとうございました。令和6年度版の「勇日記」のQRコードを以下に貼り付けますので、お時間のある時にのぞいていただけると幸いです。

 3月22日(金) 「終わり、始まり」~令和5年度 修了式~

 朝、いつものように登校の見守りをしている時、一人の子が近づいてきて、私に次のように言いました。「校長先生、一年間ありがとうございました。」さり気なく言ってくれたのですが、心のこもった、重みのある言葉で、すべてが報われるような感じがしました。

 修了式では、一年間の学びをすべて終えた児童全員に修了証書を渡すことができました。児童代表2名の発表も、次年度に向けたやる気がにじみ出るものでした。

 そして離任式。先生方一人ひとりの言葉はしっかりと一人ひとりの心に刻まれたことだと思います。ご多用の中、別れの時を共に過ごすために、ご来校いただいた保護者の皆様、本当にありがとうございました。先生方の未来に幸多からんことを願っています。 

 3月19日(火) 「サプライズ」

 一週間ほど前、特別教室で何やらこそこそとやっている子がいたので、「どうしたの?」と尋ねると、「校長先生、内緒ですよ。実は今度のお楽しみ会で、先生へのサプライズを計画しているんです。絶対に言っちゃだめですよ。」

 あれから一週間。今日はサプライズ決行の日!

 子どもたちに「成功しましたか?」と尋ねると、「大成功でした」と答えてくれました。ちなみに担任の先生は、子どもたちのそんな優しさがうれしく、思わず涙を流されたとのこと。

 さあ、今度は教師の出番。一年間の学びを終えたことを認める修了式、そしてお世話になった先生方との離任式。22日に向け、心を込めてこの2つのことを進めていきたいと思います。

  3月18日(月) 「旅立ちの日」

 本日、23名の卒業生が巣立っていきました。

 卒業証書を手渡すわずか数秒間。しかしそれは、一人ひとりと向き合うかけがえのない時間。私をしっかり見据えるまなざしは、力強く未来を見据える目のように感じられました。

 今日伝えた「夢」「優しさ」「感謝」。この3つを大切にすれば、きっと明るい未来がつくれます。卒業生のみなさんの輝かしい未来をずっと応援しています。

 さて、明日からの3日間、在校生は一年間を締めくくる大切な時間。進級、そして令和6年度のスタートは目の前です。時を大切にして生活していきます。

 3月15日(金) 「6年生、ありがとう」

  6年生から~その1~

 先生方への感謝のメッセージ

  6年生から~その2~

 フルーツサンドのプレゼント

 6年生を花のアーチでお見送り

 ピロティーまで走って見送り

 6年生を追いかけていって「さようなら」

      卒業生に贈る詩

(一行ずつ6年生の名前が入っています)

 1~3年生が6年生と過ごすのは今日が最後。そこで在校生が花のアーチをつくって、6年生の下校を見送ることになりました。

 在校生は廊下で見送るだけでは名残惜しいのか、次はピロティーに走って行って、6年生の姿が見えなくなるまで手を振り続けました。最後にはとうとう運動場を駆け抜け、後ろ姿を追いかけながら「さようなら」と力の限り手を振る姿も見られました。

 去り行く6年生は、それだけ在校生に親しまれ、愛されていたのです。共に暮らす仲間を大切に思うあたたかい心、それは6年生が残してくれたかけがえのない財産です。

 18日(月)、そんな6年生、そして在校生代表の4・5年生とともに、最高の卒業式をつくり上げたいと思います。

 3月14日(木) 「西彼中学校卒業式」

 午前中、西彼中学校の卒業式に参加させていただきました。運動会、合唱祭、授業研究会、そして卒業式といろんな場面でまっすぐに育っている生徒の姿に触れ、いつも感動をいただいています。今日の卒業式も、在校生、卒業生、先生方、保護者及び地域の皆様の心が重なったすばらしい式でした。途中、思わずハンカチを取り出してしまいました。

 卒業生の中には、大串小で図工の授業で関わった生徒もいました。あの時は小学校2年生。その立派に成長した姿がまぶしく感じられました。そして西彼北小学校出身の卒業生。呼名されるたびに「あっ、○○さんのお兄さん、お姉さんだ」と思いながら、その姿を見守りました。

 本日、お子様が晴れて卒業を迎えられた保護者の皆様、誠におめでとうございました。小学校も中学校を手本にしながら、心のこもった式をつくり上げます。

 3月13日(水) 「6年間の重み」

     保健室の掲示板

 保健室の掲示板です。6年間での身長の伸びが示されています。男子は平均で36.2cm、女子は37.2cmも伸びたそうです。30㎝定規では足りないほどの伸びに驚嘆します。体の成長もさることながら、この6年間の年月の重みを感じずにはいられません。この健やかな成長の陰に、ご家庭での支え、愛情があります。そのことに気付き、感謝の気持ちをもって、中学校に進学してほしいと思います。

 本日は卒業式の予行練習がありました。「練習」という名はついていますが、本番同様にたいへん緊張感のある時間となりました。式は滞りなく進みましたが、歌声に、メッセージに、もっと思いが乗っかってくると、さらに感動的な式になると思います。

 6年生と過ごす日々はいよいよあと2日です。

 予行練習の様子

 3月11日(月) 「想定外を想定内に」

 膨らみつつある桜の冬芽

 初春の陽気に誘われるように、桜の冬芽もふっくらと膨らんできています。青空の下、校庭で遊ぶ子どもたちを見ていると、とても穏やかな気持ちになります。しかし、そんな穏やかさも、13年前の出来事を考えると、どこかへ消え失せてしまうようです。

 あの日、私は大島西小学校に勤務していましたが、テレビの映像を見た先生方の悲鳴を今でも忘れることができません。東日本大震災から13年。「想定外のことは起きる」…そう思い生活を送っていますが、まだまだ危機意識には温度差があります。今年度、引渡し訓練を行いましたが、もし大規模地震が起こったら、またそれによって校舎の倒壊や国道の遮断が起こったら…など、今後いろんなケースを想定した訓練の必要性を感じます。

 「想定外を想定内に」-そのために、東日本大震災から多くを学ぶ一日にしたいと思います。

  弔意を表す半旗の掲揚

 3月8日(金) 「思いをこめて」

    卒業式で最高の姿を!!

  掲示物一つひとつに思いを込めて

 卒業式の練習、そして卒業に向けた校内掲示…。それぞれが思いを込めて卒業式を迎えようとしていることが伝わってきます。

 「目に映る すべてのものが メッセージ」という有名な歌詞がありますが、今北小で見られる掲示物は、どれも温かいメッセージに満ちています。

 3月7日(木) 「感謝」

 今日は、読み語り最後の日。これまでお世話になった皆様に感謝の気持ちを伝えるとともに、全校を代表して、5年生が「感謝のメッセージ」を送りました。手にしたメッセージを読みながら柔和な笑みを浮かべるお姿を拝見しながら、あらためて子どもたちとのつながりを大切にして活動してくださっていることを、本当にありがたく思いました。

 「感謝の心が人を育て、感謝の心が自分を磨く」という言葉があります。新年度を迎える前に、もう一度自分を支えてくれる方々、そして学校を支えてくれる方々にきちんと感謝の気持ちを伝える活動を大切にしていきたいと思います。

 3月6日(水) 「啓蟄」(けいちつ)

 昨日は「啓蟄」。土の中で冬眠をしていた虫たちが、暖かい春の日差しの下に出て来る頃。虫とはいいますが、冬眠から目覚め始めるすべての生き物のことを表しているそうです。

 そういえば、この前、他県での「クマ出没」の ニュースを見た子が「校長先生、長崎にも熊がいるんですか?」と質問をしてきました。すぐに「おるもんね~」と答えましたが、その後不安になり、インターネットで調べてみました。すると、おそらく九州の熊は絶滅しているのではないか、と考え方が通説のようです。

 ちなみに、啓蟄の「啓」には「ひらく」という意味があります。新しいこと、新しい学びに触れ、これまで自分になかった知識や考え方が身に付くことです。

 春は自らを啓き、命を輝かせる季節ですね。

 3月5日(火) 「新委員会、始動!」

 5年生を中心とした新委員会の活動が始まりました。写真は、放送委員会の活動の様子です。後輩の初めての放送がうまくいくように、温かく見守る姿がとても印象的でした。

 6年生がいるうちに、ノウハウをしっかり受け継ぎながら、新リーダーとしての素地を固める5年生。そしてそれを支える新メンバー。今のうちに吸収できることはすべて吸収してほしいと願います。

 6年生のみなさん、忙しい中ですが、後輩のこと、よろしくお願いします。

 3月4日(月) 「校旗継承式」

 

 6年生から5年生へは、「学校を託す」という思いを。

 5年生(在校生)から6年生へは、「私たちが受け継ぐ」という決意を。

 それぞれの思いが重なったすばらしい時間になりました。

  北小への思いを在校生に託す

 リーダーの思いを引き継ぐ

  各委員長の決意の言葉

 心を込めた卒業生へのプレゼント

 とてもうれしそうな6年生

 共に学校生活を送る時間はあとわずかですが、今日の式同様、お互いを思いやりながら、かけがえのない時を過ごしてほしいと願います。

 現リーダーの6年生、次期リーダーである5年生。どちらもたいへん立派でした。北小の未来がとても楽しみです。

 

 

 3月1日(金) 「つながり」

 朝の活動の時間、体育館から大きな歓声が聞こえてきました。気になりながらも他の業務で足を運べなかったのですが、1年生と6年生が「花いちもんめ」を一緒にして盛り上がっていたとのこと。隣の教室どうしでかかわりも多く、とても深いつながりがあります。最初は恥ずかしがっていた感のある6年生も、次第に大きな声でかけ声を発していたそうです。

 昼休み、運動場に出ると、朝の余韻が冷めやらぬ1年生が、「花いちもんめ」で再び盛り上がっていたので、私も参加させてもらいました。

 今日から3月。6年生と過ごせる日もあとわずかです。

 2月29日(木) 「移ろいゆく季節」

 今日で2月も終わり。ふと中庭を見ると、コブシの花が咲いていました。モクレン科に属しているので、モクレンに似ていますが、葉っぱの形や花の咲く向きが違うそうです。

 ちなみにコブシの花言葉は「友情」「信頼」。一年の歩みを終えようとしている今、私たちに大切な振り返りの視点を与えてくれているようです。

 いよいよ明日から3月。まとめの3月、締めくくりの3月です。

 

 2月27日(火) 「2回目の学校評価」

 先日学校安全メールでもお知らせしましたが、現在、2回目の学校評価を実施しています。保護者の皆様のご意見は、本校の教育活動や教職員の質の向上に必要不可欠です。よりよい学校づくりを進めていくには、よいことも悪いこともしっかり伝え合うことが重要だと考えます。

 今回いただいたご意見の中に、「授業参観にはご両親参加しているご家庭もあり、教室に入りきれず、廊下側から参観しようとしたが、窓にたくさん作品等が掲示されており、授業が見づらかった」がありました。「お子さんの心のこもった作品をできるだけたくさん見てほしい」と願う担任の気持ちが優先し、「発表する我が子をもっとしっかり見たい」と願う保護者の思いに寄り添えなかったことがわかりました。

 これは一例です。ご意見は今後の学校のあり方を見つめ直すよいきっかけとなります。まだご回答がお済みでない方は、ぜひご協力ください。よろしくお願いいたします。

 2月22日(木) 「出会いのまほう」

 私の朝は、交通安全を見守りながら、北小っ子とあいさつを交わすことから始まります。明るく元気に、そして名前で「○○さん、おはようございます。」と声をかけるようにしています。私より先に、子どもたちの方からあいさつがあった時には、心からうれしくなります。さらに、あいさつの後に、「校長先生、昨日テレビ見ましたか?」「何か問題を出してください」「校長先生、いつもありがとうございます」など、プラスワン(ひとこと)が加わった時には、疲れも吹き飛びます。それだけあいさつは人にパワーを与えます。

 先日、掲示板に4年生が書いた詩を見つけ、「まさにその通りだ!」と共感しました(写真)。特に「出会いのまほう」という言葉が心に残りました。お互いが笑顔で一日を始められるように、そしてお互いが心を通わせ、安心して一日を過ごせるように、この「出会いのまほう」を大切にしていきたいと思います。

 2月21日(水) 「ごちそうに舌鼓!」~セレクト給食~

 エクレアとイチゴの組み合わせ

 柔らかくてジューシーな鶏肉のから揚げ

 6年生のセレクト給食の様子です。いつもより、ちょっぴり豪華な食事が並びます。「セレクト」という名がついているのは、主菜、果物、デザートをどれにするか、自分で選択できるからです。ちなみに…

・主菜は鶏肉のから揚げor魚のピザソース焼き

・果物はいちご・せとか・メロンのどれか

・デザートは焼きプリンタルトorエクレア

 「きっとおなかいっぱいだろうな…」と教室をのぞくと「校長先生、足りません。」「もっと食べたい」という声…。さすがに育ち盛りの6年生です。

 給食センターのみなさん、6年生のためにありがとうございました。

 2月20日(火) 「成長した姿を」~最後の授業参観~

  見事なあやとびの披露

 がんばれ~の手拍子(エール)

 今年度最後の授業参観。「子どもたちが学習を通して成長した姿をぜひ見ていただきたい」-そんな思いから、どの学年も学習発表会という形をとらせていただきました。

 運動場がいっぱいになるほどのご参観のもと、どの学年も一生懸命発表に取り組む姿が輝いていました。参観をしていた一年生の教室で、なわとびの発表を頑張るお友達に「がんばれ、がんばれ」と手をたたきながらエールを贈る仲間の姿にとても感動しました。この一年間の重みをひしひしと感じます。

 さあ、2月も終盤にさしかかります。子どもたちと共に、学年のまとめに全力を尽くしたいと思います。ご多用の中、ご参観いただいた皆様、本日は誠にありがとうございます。

 2月19日(月) 「心躍る3つのできごと」

 用務員さんが活けた梅の花。見事な色です。ちなみに梅の花言葉には「忍耐」があります。厳しい寒さに耐えたからこそのこの美しさ…。人も同じかもしれません。

 全国小学校ラジオ体操コンクールの参加賞を大串郵便局長の田中さんとかんぽ生命の奥永さんが直接届けてくださいました。一人一冊ノートを配付予定です。

 クラブ活動見学(3年生)の様子。色鮮やかなスライムづくりに目を輝かせながら見入る3年生。

 いよいよ明日は今年度最後の授業参観です。この一年、さまざまな経験を通してたくましく成長した姿を、精一杯発揮してほしいと願っています。

 2月16日(金) 「活気」

 ここ数日、校内のいろんなところから、演奏や歌声、拍手が聞こえてきます。来週はいよいよ最後の授業参観及び学級懇談会です。

 子どもたちはいろんな思いをもって、最後の授業参観に臨んでいます。

・ この一年間の学習の成果を保護者の皆様に伝えたい。

・ 自分の成長を支えてくれるおうちの方に日頃の感謝を伝えたい。

・ たくましく成長した姿を見てもらいたい。

 どの学年も学習発表会という形になります。うまくいくことばかりではないかもしれないけど、そんな時こそみんなで励まし合い、支え合いながら、自信をもって当日を迎えてほしいと思います。子どもたちの輝く姿を楽しみにしたいと思います。

 多数のご参観を心よりお待ちしております。

 2月15日(木) 「きれいな運動場」

 先日、他校のある校長先生から、次のように話しかけられました。

「いや~、この前佐世保に行くときに学校を見たら、運動場がきれいでびっくりした!」

 あらためて気づかされた運動場の美しさ。その要因はいろいろ考えられます。

 ① 登校後、昼休みなど、北小っ子が活発に外で遊んでいる。

 ② 事務の先生、用務員さんがきめ細かに除草作業や樹木の剪定をしている。

 ③ 陸上の練習や学童クラブが定期的に使用している。

 写真は今日の2年生と6年生の交流遊びの様子です。みんなワイワイ言いながら、よい汗をかいています。運動場の美しさを褒められるのもうれしいですが、そんな運動場で縦の繋がりが深まっていることの方が比べものにならないくらいうれしいです。

 2月14日(水) 「あたたかい気持ち」 

 3年生の「詩のくふう」のコーナー。読んでいて心がいやされるような感じがしたので紹介します。

『ことばを育てることは こころを育てること 人を育てること 教育そのものである』と言われます。

 やさしさに満ちた3年生のことばが学校全体をあたたかく包み込むかのようです。

  2月13日(火) 「非常食体験」

 今日の給食では、災害時に備えた非常食体験をしました。名付けて給救根菜汁。自然災害や給食センター内での緊急事態(電気やガス、水が使えないなど)に備えて、この非常食を常備しています。非常食のよさとして、①温めなくても、水がなくてもそのまま食べられること、②食物アレルギーの原因となる食材が使われていないので、みんなが安心して食べられること、などが挙げられます。

 さて、実際に食べてみて、子どもたちはどのような感想をもったでしょう?ぜひご家庭でも話題にしてみてください。私は、毎日の給食が決して当たり前ではないことやあったかい食事がとれることの幸せを身に染みて感じた一日となりました。

 2月9日(金) 「きまりを守る」

 集団生活の中で、一人ひとりが自分の思うままに行動すれば、学級も学校もバラバラになります。そのために学級や学校の目標があり、きまり(ルール)があります。最近、そのルールを守らず、みんなで使う物を粗末にしたり、危険な行動をしたりする場面が何度か続いたこともあり、臨時の全校集会を開きました。

 例えば廊下をみんなが自由に走り回ったら、出会い頭に正面衝突をして大けがをします。交通ルールと同じように、「はさみ歩き」(はしらず さわがず みぎがわを)のきまりがあるのはそのためです。自分一人ぐらい…その油断が誰かを傷つけ、また自分を傷つけることにつながります。一事が万事、いろんな場面で、共に生活を送る仲間のことを考えて行動すること(自制心)が求められます。

 誰かが傷ついてからでは遅い…。そのことを一人ひとりが自覚して行動してほしいと強く願います。

 2月8日(木) 「私たちが平等に授かっているもの」

 今朝の読み語りの時間。一冊のメッセージブックをもとに、誰もが誕生した瞬間に平等に授かっているものは何かについて考えました。題名は「12の贈り物」。左は、その時に黒板に書き出された12のキーワードです。

 「想像力にはもうひとつあるよね」という問いを受け止め、必死に考える6年生。「創造力」が出てきたときには、みんなが笑顔になりました。このキーワードを見ていると、何だか明るい気持ちになります。「相手を敬い、その人を信じ、一緒に知恵を出し合いながら、困難を乗り越えていく。それが生きる喜びにつながる」-そんなメッセージにも受け取れます。

 「12の贈り物」…一度手に取って読みたい本です。素敵な読み語りをありがとうございました。

 2月7日(水) 「いろんな形ができるよ!~タングラムを楽しむ~」

 どんな風にくっつけようか?

■上は原図(7枚のピース)

■下は、その7枚のピースを使ってできる形

 写真は、タングラムを楽しむ2年生の姿です。タングラムとは、3枚目の写真に示されたような様々な形を、7枚のピースを使って作るパズルです。たった7枚ですが、組み合わせ方によっては「えっ、どうやってこんな形がつくれるの?」と驚くものもあります。

 ちなみに、このタングラムの魅力に気づいたのは、2年生を担任したときです。三角形と四角形の学習を終えたとき、図形の感覚を豊かに育てたいという思いから自作したところ、思いの外、子どもたちが「楽しい!」と熱中しました。それからというもの、高学年を担任したときも学級に必ず設置していました。頭も手先も使うし、何より形が出来上がった時の達成感が大きいので、学年に関係なく楽しめます。

 今日教室をのぞくと、早速形づくりに夢中になっている2年生の姿を見かけ、思わずうれしくなりました。様々な形づくりに挑戦することを通して、図形学習の素地となる感覚を豊かに育ててほしいと思います。

  2月6日(火) 「問題を読み解く」

 今日、2年生は算数でこんな問題と出会いました。

 「あめ玉が25こあります。今日友だちに何こかもらったので、全部で46こになりました。友だちにもらったあめ玉は何こですか?」(わかりやすくするため一部文言を変えています)

 どんな式になるか尋ねると、大きく2つの考え方が出されました。

 ① 25+46

 ② 46-25

 どちらが正しいかをはっきりさせるために、写真のような図をかいて考えようというのが今日のめあてでした。

 しかし、そんなとき、一人の子が次のようにつぶやきました。「え?でも何こかもらった結果、ぜんぶで46こになったんだから①はちがうと思う。だって46より多くなるから。」

 大人の思考では当たり前のことのように思われますが、数だけを見て問題を解こうとする子にとっては立式が難しい問題です。この子のように問題文をしっかり読み解いていないと間違いやすい問題です。

 このテープ図は、立式の手立てとして役立つ思考の道具になります。授業を通してこの思考の道具をしっかり身に付けてほしいと願います。

 2月 5日(月) 「波佐見焼の魅力にふれる~4年社会科見学~」

 資料館にて~焼き物の歴史~

  心を込めて絵付け作業

 緊張の  絵付けを終えて  リラックス 

  日用食器の全国シェアは16%

 朝からやる気全開の4年生。今日は波佐見町に出向いての社会科見学です。私は学校に残りましたが、教頭先生から随時送られてくる写真を見て、4年生の真剣な学習ぶりを推察することができました。(写真は廊下に掲示し、全校児童で共有しました。)絵付けをした素焼きの皿は、実際に火を通した後、児童に配付されることになっています。私も25年ほど前、絵付け体験をしましたが、その時に作ったコップや皿をいまだに大切に使っています。オリジナルの皿の完成が待ち遠しいですね。

 下校する際、4年生が職員室を訪れ、引率された教頭先生に「引率ありがとうございました」「今日は楽しかったです」など、明るく挨拶をする姿を見て、こちらもさわやかな気持ちになりました。また一皮むけた4年生です。

 2月2日(金) 「春はすぐそこに~新入学児童保護者説明会~」

 釣りコーナーで楽しむぞ!

    ぬり絵は任せて!

   5年生との出会い

   行ってきま~す!

 来る4月、新たにこの北小に仲間入りする新入生。今日は保護者説明会と並行し、5年生と交流を深めました。この交流会に向け、5年生は役割分担をしながら、新入生を楽しませる準備を進めてきました。今日も早めに準備を行い、不足はないか点検する姿を頼もしく感じました。

 いよいよ出会い。大きな声で名前を呼びながら、ペアとなる新入生を探す5年生。最初は双方ともに緊張ぎみの様子でしたが、次第に笑顔も見られるようになり、「行ってきます」と手を振りながら体育館に向かう新入生の姿をほほえましく感じました。 

 説明会も終わる頃、活動で得た数々の成果物を抱えながら、笑顔で帰ってきた新入生を見て、ほっと胸をなでおろしました。4月はもうすぐそこに…。みなさんのご入学を心待ちにしています 。

 2月 1日(木) 「北小から広げよう!はあとふるの輪」

 今朝の全校朝会の様子です。今日は、西海市教育委員会社会教育課より2名が来校され、西海市が推奨している「はあとふる運動」について説明をされた後、「はあとふる」のロゴが入ったエコバックを全校児童にプレゼントしてくださいました。とても丈夫そうなバックで、長い間使えること間違いなしです。

 最後に全員で「はあとふる唱和」を行い、この運動が目指す目標を心に刻みました。

 さあ、まずはよい暮らしをつくるために、「早寝・早起き・朝ごはん」から始めよう!

 1月31日(水) 「当てはまるピースを探せ!」

 2年生算数の授業。パズルにはまるピースを探すことを通して、三角形とはどんな形かということを考えていく授業でした。

 4枚の図から、どのピースが当てはまるかを選択し、その根拠をワークシートにまとめていきました。「角がまるくなっているから違う」、「直線が途中で切れているから違う」など、三角形とはいえないものを除外していき、最後に「角が3つともとがっていて、3本の直線でかこまれている形」があてはまることをまとめていきました。

 真剣に学習に向かう子どもたちのすばらしい姿が見られ、確かな成長を感じました。さらに伸びゆく2年生に大いに期待します!

 1月30日(火) 「野球しようぜ!」

  高いボール投げて!

  よ~し、投げるぞ~

  上手に取れた!

 大谷選手に寄贈していただいたグローブが大活躍!現在、学年を決めて、順番に使用しています。(写真は3年生)遊ぶ様子を見ていると、投げるのも取るのも上手な子が結構いるなあと感じます。

「野球しようぜ!」-そんな大谷選手の気持ちは、しっかり子どもたちにも伝わっています。

 1月29日(月) 「西海市少年の主張大会」

   堂々と思いを伝える立派な姿

   表彰を待つ弁士のみなさん

        表彰の模様

 1月27日(土)、大島文化ホールにて「西海市少年の主張大会」が開かれました。かねてからお伝えしていたように、本校の代表として、6年の川口実愛さんが発表しました。どの弁士の発表も、心に響く素晴らしい内容でしたが、家族をテーマにした実愛さんの発表は、素直な感情が綴られており、聞いていて、とても心があたたかくなりました。実愛さんにとって、家族一人ひとりが大事な大事な存在であることがひしひしと伝わってきました。かなり緊張したと思いますが、とても貴重な経験になったと信じています。この経験を自信に変え、これからもいろんなことに積極的に挑戦してほしいと思います。本当にすばらしい発表でした。

 1月26日(金) 「ランナーにエールを」

   届け、子どもたちのエール!!

  西彼・西海チーム、第一位!

 沿道に応援に駆け付けた方々

 「本日、県下一周駅伝のランナーが、12時前後に学校前の国道を通過する」という情報が新聞社からもたらされました。70年続いた県下一周駅伝も今年が最後。これを見に行かない手はありません。その頃を見計らって、全校児童そろって応援に行きました。

 目の前を通過するランナーはここまでおそらく10kmくらいは走っていますが、そうとは思えないほどの力強い走り。颯爽と、そしてあっという間に目の前を通り過ぎていきました。先頭は「西彼・西海」チーム。何と4区ランナーの本山選手は、教頭先生が大瀬戸小にいらっしゃった頃の教え子とのこと。がぜん、応援にも力が入りました。

 雄姿を目に焼き付けた子どもたち。北小っ子の中から、将来、ふるさとを代表するランナーが出ることを楽しみにしています。

 1月25日(木) 「給食集会」

 本日の給食集会。「給」という文字をもとに話をしました。給食が出来上がるまでにはいろいろな人たちが、それぞれの場で、心をこめて仕事をしてくださっています。そのお互いの力を、「糸」で結びつけ、一つに「合」わせると、「給」という文字なる…簡潔に申し上げればそんな話でした。

 衛生委員会からは、好きな給食ランキングや給食の歴史、残菜に関する問題提起や食事のマナーなどについての発表がありました。写真はその話を真剣に聞き入る2年生の様子です。充実した発表により、一人ひとりが「食」について真剣に考える絶好の機会になったと感じます。

 ご家庭においても、食事の場が、食材の生命や作ってくださった方への感謝の気持ちが育つ場になることを願っています。

 1月24日(水) 「雪ニモマケズ パート2」

 2学期の終業式の日に「雪ニモマケズ」というテーマでブログを書きましたので、今日はパート2になります。本日の登校に関しては、昨日より何度も連絡を差し上げ、ご心配をおかけしましたが、保護者の皆様のご協力により、子どもたちが安全に登校できましたことに深く感謝を申し上げます。

 自分が子どもの頃を思い出すと、雪の日は特別な感じがしました。朝起きた時の静寂と窓越しに感じる「白」の風景。登校時に踏みしめる雪の感覚。そして、なぜだか雪の日はやさしい先生との雪合戦…。こうした経験は何物にも代えがたいと感じます。

 写真は今日の1時間目のものです。全校児童が運動場に出て、交流遊びを行いました。普段とは違う解放感からか、子どもたちの豊かな表情がたくさん見られました。

 今こうしてブログを書いている間に、運動場の雪はほぼとけてしまいました。つかの間の雪とのふれあい、友とのふれあいが心のどこかに残るといいなと思います。

 1月23日(火) 「目標に向かって」

 ある児童の3学期の目標です。

・算数の学習に粘り強く取り組みたい。

・新しく挑戦する係活動をがんばりたい。

・家族の一員として、進んでお手伝いをしたい。

 そんな素直な思い・願いが伝わってきます。そして、何よりうれしかったのは、「困っている人を助けたい」という最後の目標です。もちろん、うまくいかなかったり、失敗したりすることもあると思いますが、それらを一つひとつ乗り越える経験を大切にできるよう、進捗状況を見守りながら、しっかりサポートしていきたいと思います。

 1月22日(月) 「感謝を伝えよう」

 5年生による進行(頼りになります!)

  感謝の伝え方についての話合い

 「どの伝え方が一番いいだろう?」

 今日の代表委員会のテーマは、「6年生に感謝の気持ちを伝えよう」。一年間お世話になった6年生に感謝の気持ちを伝え、たくさん思い出を作って卒業の日を迎えてほしいという願いが提案の中ににじみ出ていました。

 各学年のアイディアにはどれもよさがありましたが、じっくり議論することを通して、最終的にはみんなが納得するアイディアにまとまりました(ここでは具体的なことは秘密にしておきます)。3年生は初めての代表委員会参加でしたが、自分たちの考えの根拠を明確に示しながら、そして時に全体に問題提起をしながら、話合いを深める原動力になりました。これからが楽しみです。

 最後に、話合いを見事に進めた5年生及び運営委員のみなさん、本当にお疲れ様でした。感謝!!

 1月19日(金) 「書き初め」

 3学期、新たな出発!

  心と道具を整える

  力強く、伸びやかに

 習字名人、片付け上手!

 4年生書写の授業。今日は「書き初め」です。新たなスタートという意味を込め、今日は「出発」を書きました。

 「書は心画なり」と言われます。文字にはその人の心が如実に表れているという意味です。やる気に満ちている人はのびのびとしたダイナミックな文字を書き、心が落ち着いている人は、形の整った文字を書きます。つまり、心の成長は文字に表れるということです。

 それともう一つ。書写には道具がありますが、筆を筆頭に、自分の持ち物を大切にできる人は、その文字も整っています。

 「3つのかまえ」

◆ 気がまえ・・・やる気。新たなスタートを楽しみにする気持ち。

◆ 身がまえ・・・足が地(床)につき、肩の力は抜けているが、背筋がピンと伸びている。

◆ 物がまえ・・・道具がすべてそろい、机の上も美しく整えられている。

 この3つのかまえは書写だけでなく、すべての学習において大切になることです。何に取り組むにも、このような「かまえ」のしっかりした子を育てていきたいと思います。

 1月18日(木) 「引渡し訓練」

     左折で学校へ

     運動場での待機

    ピロティー前に停車

     受付の様子

    待機中の児童の様子

   ピロティーへの児童の移動

     引き渡しの様子

 本日はご多用の中、引渡し訓練にご協力いただき、誠にありがとうございました。全員無事にご家庭に引き渡すことができました。ただ、実際にやってみて、たくさんの課題が浮かび上がりました。今後改善すべき点をまとめ、保護者の皆様と共有したいと思います。

 本日誠にありがとうございました。

  1月17日(水) 「ご注文は?」

 5年生の英語の授業。今日は「飲食店で注文するときの応対」と「何百」の言い方について学びました。

「What would you like?」…何になさいますか?

「I’d  like  the   spaghetti.」…スパゲッティーをください。

「How much is the  spaghetti?」…スパゲッティーはいくらですか?

「It's  780 yen.」…780円です。

「Here  you  are.」…はい、どうぞ。

「Thank  you.」…ありがとう。

「Enjoy.」…(食事を)お楽しみください。

 外国に行った時、こうした会話を覚えておけば、自信をもって意思疎通が図れそうですね。私もよい学びの機会となりました。

 1月16日(火) 「カウントダウン」

 6年生の掲示コーナーの写真です。

 卒業は必然であり、41日後、小学校生活を終える6年生は、人生の節目を迎えることになります。私は、そんな6年生に、残りの小学校生活でぜひ身に付けてほしい力があります。それは「さんかく」の力です。

1 字をかく・・・努力して学ぶ力。「書くこと」は人を確かにします。

2 汗をかく・・・そうじ、当番活動など、無心に体を動かし、一生懸命働く力。

3 恥をかく・・・失敗を恐れず、積極的に挑戦する力。

 残り41日。「4(し)あわせ 1(い)っぱい」に過ごしてほしいです。 

 1月15日(月) 「テスト」

 一昨日、昨日のニュースでは、「共通テスト」の様子が流れていました。私が受験したのは約40年前ですが、その当時のことを思い出しました。

 スポーツに明け暮れていた高校時代。最後の冬の大会まで選手として残ることを決めた私に「浪人を覚悟しなさい」と言い続ける先生方。しかし、一人の先生が放った言葉が、私を変えました。

「何かを始めるのに、遅すぎることはない。」

 そこからというもの、言い訳をせず、寸暇を惜しみ、死に物狂いで学習したことを思い出します。

 さて、ニュースを見た子どもたちは何を考えたでしょう?もちろん、共通テストを受けない子もいるでしょうが、多くの子が将来通る道。確かな学びを積み重ねていくには、「一瞬一瞬」を大切にして過ごしていくことが大切です。

「何かを始めるのに遅すぎることはない。」…さあ、今この瞬間から始めよう!

 1月12日(金) 「健康おみくじ」

 今朝、廊下がざわざわしていたので「何だろう?」と見に行くと、子どもたちがおみくじを引いていました。その名も「健康おみくじ」。保健室前の掲示です。

 3枚目の写真は、私が引いた結果です。あらためて手洗いの重要性を実感しました。

 さて、子どもたちはどんなくじを引いたでしょうか?健康のために役立つくじです。「はずれ」はありませんね。

  1月11日(木) 「自ら求めて学ぶ」

 6年生算数の授業。3学期は、6年間の総復習に挑戦中。中学校生活を目前に控え、子どもたちのやる気が伝わってきます。その中で、とてもうれしい姿がありましたので紹介します。

・ 学校を休んでいた子が困っていることに気付いた友達がさり気なく寄り添い「ここはこうするとよ」とやさしく教える姿。

・「先生、どこがまちがっているのかわかりません」「ここの解き方を教えてください」と、自らの疑問をあきらめずに解決しようとする姿。

・ 自分が納得できるまで、何度も計算のやり直しをする子。

・ もっと難しい問題に挑戦したいと、高い目標に向かう子。

 いずれも自ら求めて学ぶ姿、自ら気づいて友達を助ける姿です。こうした意欲を大切に伸ばしていきたいと思います。

 1月10日(水) 「びっくり!?」

 3学期をスタートするにあたり、驚かされたことがあります。それは、久々に見る子どもたちが大きく成長していることです。それは、身体測定の結果が証明しています。特に6年生の成長にはびっくりします。

 さて、子どもたちの成長(身長の伸び)には睡眠時間が深く関係しています。小学生が必要な睡眠時間は、9時間以上と言われます。睡眠のゴールデンタイムは、22時から2時まで…と言われますが、9時間以上の睡眠を確保するなら、当然その時間帯は寝ていることになるでしょう。

 では、現在のお子さんの睡眠はいかがですか?メディアに没頭し、睡眠不足になっていませんか?健やかな成長には、質のよい睡眠が欠かせないことをご家庭でもご指導いただければと思います。

令和6年1月9日(火) 「やさしさあふれる3学期に」

さあ、3学期のスタートだ!

やさしさを形に

3学期の目標(2年:小浦さん)

3学期の目標(4年:久富さん)

 よいところ、見っけ!

 次に使う人への思いやり

 いよいよ3学期のスタートです。遅ればせながら、今年もよろしくお願いします。

 さて、朝からいつものように登校を見守りましたが、欠席も少なく、みんな元気によいスタートがきれたように思います。玄関では、教頭先生が制作した動画に見入る子どもたちの姿がありました。きっと3学期の学校生活へのモチベーションも高まったことでしょう。

 始業式では、2人の代表児童が3学期の目標を発表しました。「計算間違いや漢字の書き間違いがないか、テストをしっかり見直して百点を目指したい」、「高学年になるので、下級生がよくないことをしていたら、声をかけてみんなをまとめていけるようにしたい」、「授業中たくさんは発表したい」など、やる気あふれる前向きな発表に、全員がよい刺激を受けました。

 最後の写真は、校内を回った時にたまたま見かけた姿です。1年生のやさしい行動が他の友達にも広がってほしいと思いました。3学期は最も短い学期です。一日一日を大切に過ごしていきます。

12月22日(金) 「雪ニモマケズ」 

「ありがとうの木」には感謝の葉っぱがいっぱい

 2本目に葉を広げました

 雪ニモマケズ 楽しむぞ

 頑張って作った雪だるま

 「2学期の振り返りと3学期の目標」を発表した代表児童3名

 2学期最後の日は「雪」でした。しかし、子どもたちは寒さに負けず、雪の舞い散る中でのレクリエーションや大掃除に全力で取り組みました。運動場から帰ってくるとき、小さな雪だるまを大事そうに抱えている子もいて、何ともほほえましかったです。同時に、大きな雪だるまが作れるような天気にならなくて本当によかったと思いました(いろいろご心配をおかけしました)。

 以前紹介した「ありがとうの木」は、一つの木に収まりきらず、2本目へと葉を広げました。この葉の茂りと同じように、この2学期、たくさんの実りを身に付けた子どもたち。年末・年始はぜひ日本の文化にも触れながら、新年の、そして3学期の目標を定めてほしいと願っています。

 皆様、2学期も本校の教育活動に対し、多大なるご支援、ご協力を賜り、誠にありがとうございました。少し早いですが、どうぞよいお年をお迎えください。2024年もよろしくお願いします。

 12月21日(木) 「天から送られた手紙」

 強い寒波の到来により、長崎にも初雪が降りました。写真は雪の結晶です。恥ずかしながら雪の結晶はどれも同じ形という認識でしたが、調べると、その結晶の形は実は多様であることがわかりました。(雪が生成されるときの環境、つまり水蒸気の量や気温などで形が決まるそうです)

 そのことから、雪の研究で有名な中谷宇吉郎博士は、「雪は天から送られた手紙」であると表現したそうです。そう考えると、人間も、結晶のように一人ひとりが「自分らしさ」をもち、美しく輝いているなあと感じます。

 さて、その白く美しい雪も、子どもたちの安全な登下校のことを考えると、実にやっかいなものです。明日の登下校については、「通常どおり」を考えていますが、詳細については「学校安心メール」でご確認ください。

  2学期最後の一日、天が味方してくれることを信じてやみません。

 12月20日(水) 「寒い時こそ・・・」

 急な冷え込みに加え、雪の予報…。2学期のゴールを前に、厳しい寒さが続いています。しかし、そんな時、かつて先輩が教室に掲示していた一つの詩を思い出します。


「つらさ 苦しさ しくじりをたいせつに」   東井義雄 

一・二・三・四・・・と八まできても

九(苦)を通らなければ

十には進めない


九十九を通らなければ

百には進めない


冬を通らなければ

春は来ない


冬の厳しさの中で

樹は年輪をつくって自分を強いものにしていく


その厳しさの中で

樹は 芽を用意する

根を 確かなものにしていく (以降 割愛)


 人は何かにじっと耐える時、自分を確かなものにしていくのだと感じます。寒さ(しくじりや苦しいこと、苦手なこと)と向き合い、それを乗り越える経験、努力を積み重ねていくことが大きな成長につながると思います。厳しい寒さは、自分を成長させてくれるチャンスかもしれません。


 12月18日(月) 「夢をもつ」

 連日報道される大谷翔平選手の番組やニュース。小さいころからはっきりとした夢を思い描き、その夢をかなえるためにどうすればよいかをノートに書き表し、それを一つひとつ乗り越えながら人一倍の努力を重ねてきたことが、現在の姿につながっていることが伝わってきます。(もちろんそこに才能が加わり、大きく開花したのでしょうが…)。そう考えると、メジャーリーグに行き、数々の偉業を達成しているのは、必然のようにも感じます。

 そんな大谷選手があるインタビューで次のように語っています。

 『努力すればするほど自分に足りないところが見えてくる』

 これほどまでに人を魅了し、結果を残しているにもかかわらず、なおも高みを目指す向上心に胸を打たれます。大きな夢を達成するには小さなことの積み重ねが大事なのだとあらためて実感します。(『小事大事』)

 もうすぐ冬休みに突入する子どもたちに、もう一度夢をもつことの大切さ、そして小さなことを積み重ねることの大切さを訴えたいと思っています。

 12月15日(金) 「言葉の力を育む」

 1年生国語の説明文の学習。説明文とは、ある事柄を説明し、正確に伝えることを目的とした文章です。

 まず「じどう車くらべ」という単元で、種類の異なる自動車の「しごと」と「つくり」について、説明の仕方を学びます。次に、その表現を生かしながら、今度は自分が本などで調べたことを「じどう図鑑」にまとめていく学習へと進みました。写真は、実際に1年生が書いた2つの説明文です。

 一つは「オフロードダンプトラック」(すでに名前がかっこいい!)、一つは救急車です。どちらもまずどんな「仕事」をしているかを述べ、次にその仕事を遂行するための「つくり」について、とても上手に説明しています。たいへんわかりやすい文章で感心しました。

 物語文だけでなく、多様な文章に触れることで、表現の幅もきっと広がる-そう感じます。ぜひ冬休み中にも読書に親しんでほしいです。

 12月14日(木) 「一つの事案」

 本日、ある会議で、子どもたちのメディア依存の深刻さが議題に挙がりました。その中で、実際に起こった事案として紹介された内容がグサッと胸に刺さりました。

 「さわっていればおとなしくなるから」という理由で、乳幼児期よりスマホを与えられた子が、今度は絵本に興味を持ち始めたそうです。そして自分で本を開いたあと、その本の絵を、スマホで画像等を拡大するときと同じように、2本の指で広げようとしたそうです。しかし、当然いくらやっても拡大できないので、しまいには、その本を投げ捨ててしまった…という話です。

 さて、保護者の皆様は、この話を聞き、どのようにお考えになるでしょうか?当然、これからの社会では、学習、仕事、交流など、いろんな面でメディアの活用力が不可欠です。しかし、幼い時からの習慣が、生きる基盤になることを考えると、危機感を感じずにはいられません。

 調査により、本校の児童も、メディア(ゲームや動画視聴等を含む)への依存度が高い傾向にあることが分かりました。保護者の皆様と一緒に改善策を真剣に考えていきたいと思います。 

 12月13日(水) 「漢字一文字で表すと」

 毎年恒例の「今年の漢字」。今年は「税」。生活に直結する税金の話題が注目された一年でした。ちなみに「税」の成り立ちを調べると、垂れ下がった稲穂から米粒が抜け落ちる…という意味がありました。今の税を考えると、正直、「ごそっと抜け落ちる」と表現した方がふさわしいかもしれません。

 さて、皆様にとって今年を漢字一文字で表すとどんな漢字になりますか?今日、6年生の書写の授業でも同様の取組をしたそうで、私も子どもが書いた「漢字一文字」に目を通しました。

 「幸」…毎日楽しく幸せに生活できているから

 「情」…いろんな出来事があり、いろんな思いをもった一年だったから

 「宝」…一生の宝物となるような出来事があったから

 これらはほんの一例ですが、あらためて一人ひとりの思いに触れ、よいことも悪いことも全部ひっくるめて、きっと今後の人生の財産になるだろうと感じました。そんな2023年もあと少しで終わりを告げます。一日一日を大切にして過ごしたいと思います。

  12月12日(火) 「ありがとうの木」

 これは人権週間の取組の一環である「ありがとうの木」です。してもらってうれしかったことやその人への感謝の気持ちをカードに書き、葉っぱのように広げていきます。

 友達や先生への感謝だけでなく、両親への感謝を書き綴った子もいます。自分を支えてくれる周りの人たちに気付くよいきっかけになるのではないかと期待しています。

 「行く言葉が優しければ、戻ってくる言葉も優しい」ーそんな韓国のことわざを思い出します。この木が生い茂ることで、きっと「ありがとう」の気持ちが、さらに学校を優しく包み込むと信じています。

 

 12月11日(月) 「読書の旅」

 今日は雨。昼休みに図書室をのぞくと、新しい歴史の本を手に取り、目を輝かせながら読みふける高学年の姿を見つけました。漫画によって歴史が説明されているので、とても読みやすそうでした。

 さて、読書を通してめぐる西海市の旅。写真の地図にある「数字」や「アルファベット」は本の分類記号を表しています。その指定された分類の中から本を読むと、本の名前を空欄に記入できます。その空欄が一つひとつ埋まっていくと、結果的に西海市をめぐる旅ができるというワークシートです。

 11月に1か月かけて取りくんだこの「読書の旅」。全部クリアできた子が、40名近くいました。3~4人に1人は全部クリアしたことになります。

 書物の新しいページを1ページ、1ページ読むごとに、私はより豊かに、より強く、より高くなっていく。 」という言葉もあります。冬休みも含め、積極的に読書に親しんでほしいと思います。

 12月8日(金) 「人権集会」

西彼北小の目標

 朗読「ねずみくんのきもち」

 6年生による

子どもの権利条約の発表

  第2条「差別の禁止」

 お互いのことを思いやる

 新聞紙ゲーム

「ありがとうの木」

 2校時目の「人権集会」の様子です。最初に代表委員会で決めた目標を声に出して確認した後、係の松尾先生による読み語りが行われました。その朗読の中に、いくつか心に残る言葉がありました。

・ 人は一人では生きていけない。助け合って生きている。だからお互いを思いやることが大切。

・ お互いに違うものをもっているからいいんだ。

・ ぼくはぼくでよかった。

 その後、6年生による「子どもの権利条約」の発表がありました。簡潔に申し上げると、誰もが幸せに生きていくために、一人ひとりがもっている権利についてでした。また、新聞紙を使った縦割り活動では、同じ班のメンバーがお互いに思いやりをもって行動しなければ、新聞紙が破れるようなゲームを行いましたが、紙が大きく破れるチームはなく、北小っ子のやさしさがあふれる時間となりました。

 この集会で感じたこと・考えたことを、「わたしから」始めてほしいと思います。

 12月7日(木) 「○×クイズ」

 保健室掲示より。かぜに関する○×クイズです。たくさんある中から3問出します。考えてみてください。

 さて、どんなお答えになったでしょうか?では正解をお伝えします。

 ① 「○」 くしゃみのスピードは1秒で何と80m。これは時速だと約290Kmになります。

 ② 「○」 犬も猫も人間と同じように風邪をひきます。

 ③ 「×」 お風呂に入るには体力がいるので、熱があるときは控えた方がいい。

 まだまだ寒い日が続きます。かぜには十分留意して生活していきましょう。

 12月6日(水) 「人権週間」

 「人権」とは、その名の如く、誰もがもっている権利、幸せな生活を送るために欠かすことのできない権利のことです。日本では12月4日から12月10日までを人権週間と定め、学校においても、本当に一人ひとりの人権が守られているか、授業や集会を通して見つめ直しています。

 ある教室に「聴くことは最高の思いやり」という言葉が掲示されていますが、私も同感です。相手のことを大切に思う気持ちは、その人の話を聞く態度に表れます。授業がまさにそうです。先生の話、友達の話を最後までしっかり聴くことで、その人の考えを理解できるし、自分の考えを深めることもできます。ただ、本当の意味で、「聴くこと」ができている子は、まだまだ少ないように思います。

 「聴く」とはその字のごとく、目と耳と心で相手をわかろうとすること。8日(金)には人権集会もあります。これを機に、もう一度聴くことの意味を全校で考えたいと思います。

 12月5日(火) 「奉納相撲」

  地域の皆様の、子どもを見守る温かい目

  白熱した取組の連続で大盛り上がり

 3日(日)、小迎郷 志賀海神社の奉納相撲に参加させていただきました。境内は、寒さも和らぐような熱気に包まれていました。また、そこから見える景色もたいへん美しいものでした。

 取組は全部で三十三番行われました。白熱の個人戦、負けて泣く子もいましたが、本気でぶつかり合い、負けることも、これからの人生を生き抜くうえで貴重な経験になると思いました。また、三人抜き、五人抜きなどの戦いも行われ、参拝に訪れた方々を大いに魅了しました。学校で見る姿とは、また違った姿に触れることができ、私にとっても貴重な時間になりました。

 小迎郷の歴史の一端にふれた一日となりました。皆様、たいへんお世話になりました。

 12月 1日(金) 「募金へのご協力ありがとうございました」

 先日、社会福祉協議会より「赤い羽根共同募金」へのお礼状が届きました。貯金箱を大事そうに抱え、協力してくれた心優しい子どもたち、そしてそれを支えてくださった保護者の皆様に心から御礼を申し上げます。

 お礼状にも書かれてあるとおり、募金は誰もが安心して暮らせるまちづくりのために活用されることになっています。活動の中心となった児童会の頑張りにも拍手を送りたいと思います。

※ 今日から12月。寒さに負けず、2学期のまとめに全力で取り組みます。

 11月30日(木) 「5年社会科見学~平和と科学の旅~」

 浦上天主堂の被爆の様子

  児童の背後に佇む浦上天主堂

 平和祈念像に見守られて

   平和の泉にて

慰霊碑に黙とうをささげる児童

  熱風で溶けたガラス

 長崎市科学館にて~段ボール新幹線~

     骨の動き

 私のふるさとである長崎市。実家は原爆が投下された中心地から3kmほどのところにあります。小さいころから平和の大切さを学び続けるとともに、平和が私たちの努力なしには築けないことも実感してきました。しかし、最近のウクライナや中東の情勢からは、いつまた戦争が世界中に広がるかわからないという大きな不安を感じます。

 現地では、平和案内人の方のわかりやすい説明に導かれながら、これまでの学習を確かめたり深めたりすることができました。驚いたのは、この平和公園を訪れる人の多さです。きっと今の世界情勢に、強い危機感を感じているのだと思います。みんな真剣そのものでした。「平和の原点は 人の痛みをわかる心をもつことです」ーこれは長崎平和推進協会のスローガンですが、原爆の被害を学び、あらためてこの言葉を心に刻みました。

 長崎市科学館での科学の体験は、また違った意味でたいへん有意義でした。寒い中、しっかり学んだ5年生です。

 11月28日(火) 「薬物乱用防止教室」

   元:常習者のドキュメンタリー動画

  警察の方による解説

   薬物の種類と人体に与える影響

 薬物乱用の防止を目指して行われた学習。違法薬物の使用が近年増えている理由として、SNSを通じた売買や外国人による売買など、入手方法の多様化が挙げられた。「一度だけなら大丈夫」「みんなもやっている」-そんな小さな心の油断が、結果として、決して取り返しのつかない事態を招くことが元:常習者の姿から伝わってきた。薬物の使用が常習化すると、①「いつも心臓はバクバク(興奮状態)」、②「常に精神は非常事態」、③「何もできない(集中できない)」など、人格破壊につながる悪影響が出る。その不安定さを逃れるために、さらに使用量が増えるなどの悪循環が続き、結果的には立ち直りの過程で、自死を選択する人が少なからずいることもわかった。怖かったのは、各種薬物の中には、一見タバコやお菓子のパッケージに見える物もあり、子どもたちからも「こがんと、〇〇○に売ってそうやね」という言葉が聞かれたこと。何でもインターネットで手に入り、見た目もお菓子やたばこと変わらない…そう考えると、一人ひとりが強い危機感をもって、「断る勇気」「(その場を)逃げる勇気」をもつことが重要であると強く思います。「長崎にも違法薬物は普通に入ってきていますよ」-警察の方のこの言葉をもう一度真剣に受け止めたい。

 11月27日(月) 「本物は続く」

 「つながりの日」が終わりました。2学期も残り約1か月です。この行事を通して培った力を『本物の力』に変えていくには、「続けること」が大切です。

 では、今日一日、児童の様子を見た感想を書きます。

① 「進んであいさつ」…以前よりかなり良くなってきています。中には立ち止まり、帽子をとって深々と頭を下げる子もいます。朝から元気をもらうし、とても気持ちがよいです。この調子で、家庭や地域でも、高い意識をもって続けてほしいです。

② 「はきものをそろえる」…今日一番課題となったことです。トイレのスリッパの乱れが目立ちました。はきものをそろえることは、自分の言動に最後まで責任をもつことにつながります。ご家庭でもぜひはきものそろえに挑戦してほしいと思います。

③ 「感謝の心でおもてなし」…「つながりの日」では、たくさんの保護者・地域の皆さんのご協力をいただきました。そんなみなさんへの感謝、そして恩返しを、今後いろんな形で表していきたいと思います。まずは毎日目標をもって生き生きと学ぶ姿をお見せすることが、一番の恩返しになると信じています。

 本物は続く 続ければ本物になる  あと1か月、子どもたちに「本物の力」を育てていきます。

 11月24日(金) 「つながりの日」

 多数のご来場の皆様

  始球式を飾った日本一メンバー

 有志によるRPGの合奏

  ブースの内容紹介

   チリメンモンスターを探せ

   地域の先生とグラウンドゴルフ

 図書室での楽しい企画

 火起こし体験コーナー 

 「やりたいがあふれる一日に!」を合言葉に、これまで企画・準備を進めてきた今日の「つながりの日」。ご多用の中、たくさんの保護者及び地域の皆様にお集まりいただき、誠にありがとうございました。新しく企画した行事であり、行き届かなかった点も多々あると思いますが、皆様からお寄せいただいたアンケート等をもとに、次年度にしっかり生かしていきます。これまでの企画・運営に多大なるご尽力をいただきました学校運営協議会の皆様、PTA本部役員の皆様、そして本日、ブースの出展によりこの会を支えていただきました保護者有志の皆様、寒い中、子どもたちにグラウンドゴルフの楽しさを教えていただきました各地区老人会の皆様、本当にありがとうございました。心より御礼を申し上げます。

 子どもたちの輝きをもっともっと引き出せるよう、さらに努力してまいります。(写真は活動の一端です。すべてご紹介できず、申し訳ありません。)

 11月21日(火) 「秋さがし」

   色づくもみじ

   西海の丘からの絶景

    秋さがしの合間に

 一年生の校外学習、『秋さがし』。秋晴れの中、西海の丘公園に行きました。私も遅れて現地に行きましたが、その時には、拾ったどんぐりで、どの子も手にした袋がいっぱいになっていました。

 それにしても、ここから見える景色は絶景です。針尾の無線塔、多良山系の山々、そして西海橋の赤と海の青とのコントラスト。秋さがしを通して感じる芝生のやわらかさ、風の心地よさ、風景のすばらしさが、きっと子どもたちの心を豊かにすることでしょう。

 追伸 今日はつながりの日のオープニングセレモニーの予行練習が行われました。いよいよです。

 11月20日(月) 「いよいよ今週です!」

手作りのプレゼントや景品

  楽しさ満点の射的

    手作りの釣り堀

 学校と保護者及び地域の皆様がつながる一つの契機にしたいという願いのもと、今週金曜日に「つながりの日」が実施されます。(企画・運営は学校運営協議会&つながりの日実行委員会)「やりたいがあふれる1日」を実現するために、今、学校中に子どもたちのやる気があふれています。当日、その願いを実現させることができるよう、出し物に挑戦する児童や保護者を温かく見守り、一緒に楽しんでいただけたらと思います。もし、うまくいかない部分があっても、最後まで優しく見守っていただきますよう、お願いいたします。

 感染症が少しずつ広まっています。また、週末は厳しい寒さが予想されるので、感染症及び防寒対策を万全に整え、ご来場ください。皆様とお会いできることを児童・職員一同心待ちにしております。

 11月17日(金) 「今がチャンス!」

 写真は学級園の冬野菜です。厳しい寒さにじっと耐えながら、少しでも日の光を吸収しようと、鮮やかな緑の葉を広げ、ぐんぐんと立派に育っています。その姿は人間の姿と重なるように感じます。そのことを実感する一つの有名な詩を紹介します。

「つらさ 苦しさ しくじりをたいせつに」   東井義雄 

一・二・三・四・・・と八まできても

九(苦)を通らなければ

十には進めない


九十九を通らなければ

百には進めない


冬を通らなければ

春は来ない


冬の厳しさの中で

樹は年輪をつくって自分を強いものにしていく


その厳しさの中で

樹は 芽を用意する

根を 確かなものにしていく (以降 割愛)


 人は何かにじっと耐える時、自分を確かなものにしていくのだと感じます。寒さ(しくじりや苦しいこと、苦手なこと)と向き合い、それを乗り越える努力を積み重ねていくことが、大きな成長につながると信じています。厳しい寒さは、自分を成長させてくれるチャンスかもしれません。


 11月16日(木) 「豊かな海を守るために~水産学習~」

 水中自然観察家 中村先生

   大村湾には生き物がいっぱい

   海底のごみの正体

  美しい海を守る決意

 5年生の水産学習の様子です。本日の講師は、水中自然観察家として、海の環境保全のために活動されている中村拓朗さん。実際に大村湾で潜水をしながら撮影した生き物の写真や海底で拾ったゴミなどの実物を見せながら、子どもたちの興味をひきつける話の連続で、授業は大いに盛り上がりました。特に大村湾で生息している約200頭のスナメリの話のときは、一段と目を輝かせ、話に聞き入っていました。スナメリは必ず同じ港にやってきて子育てをするそうで、中村さんは同じスナメリ(母)を観察しつづけているとのこと。また、世界でもほとんど例が見られないという『カンザシボヤ(ホヤの仲間)』の海中写真は、宇宙を連想させる神秘性に満ち、とても心に残りました。

 豊かな生命をはぐくむ大村湾の環境を守るために、一人ひとりが率先して自分にできることを取り組んでいくーそんな5年生の姿を今思い描いています。

 11月15日(水) 「面積の求め方を考えよう」

  どのチョコレートが一番大きい?

   お互いの考えを伝え合う場面

   面積を簡単に求める方法は?

 5年算数「面積の求め方を考えよう」の学習。今日は三角形の面積を簡単に求める方法について考えていきました。最初に少し時間を取り、自分の考えをまとめた後、ペアでお互いの考えを伝え合いました。隣り合わせで実際に図を指し示したり、丸や矢印でポイントを強調したりしながら、わかりやすい説明を心がけていました。時折、和やかな表情もうかがえ、お互いに理解を深め合う姿がとても輝いていました。子どもたちの考えは、大きく次の3つです。

① 三角形を2倍にして平行四辺形をつくり、その面積を求めた後に半分にする。

② 三角形の一部分を切って動かし、長方形に変形させて面積を求める。

③ 三角形の高さを半分にし、切り取った上半分を動かして平行四辺形(あるいは長方形)に形を変えて求める。

 それぞれ面積の求め方は違っていても、考え方を比較・検討していく中で、共通する部分があることに気づかせ、それを公式につなげていきました。1枚目の写真をもとに考えると、どのチョコレートが一番大きいかをはっきりさせるには、面積の求め方をはっきりさせなければならない図形がまだ残っているようです。学習が進み、課題を自分たちの力で解決したときの5年生の反応が楽しみです。

 11月14日(火) 「慣用句」

 慣用句とは、2つ以上の言葉が結びつき、元来とは違った意味をもつようになった言葉のことです。少し例を挙げると、イラストは「肩を落とす」。これはがっかりすること。「馬が合う」は相手と気が合うこと。「歯が立たない」は全くかなわないこと、などなど…。そう考えると、慣用句が私たちの表現を豊かにしていることがわかります。

 今日、ある先生の日誌に次のように記されていました。

「『エンジンがかかる』という慣用句を学んだ子が「勉強のエンジンがかかる」という例文をつくり、実際に一日エンジン全開で頑張ることができました!』

 先生の温かさとユーモアも相まって、それを読んだ私の心も明るくなりました。学んだことを実際に活用しながらそれを体現していく。そんな子どもの伸びゆく姿をうれしく思います。

 11月13日(月) 「なぜ吐く息が白くなるの?」

 先週末からの急激な気温の低下。登校する子どもの吐く息が白く見えます。その中の一人が「校長先生、寒くなるとどうして息が白くなるのですか?」と質問をしました。何となくは答えはわかっていたのですが、「いいかげんなことは言えんけん、きちんと調べてから答えるね」と言い、その場を取り繕いました。

 【答え】息が白くなる理由は、吐く息と外気との温度差にあります。吐く息の温度は体温とほぼ同じ。この温かい息には水蒸気が含まれ、外気が低いと急激に冷やされます。冷やされた水蒸気は水滴となり、私たちの目には白く映るそうです。よく考えると、雲のでき方とも似ているのではないかなと思います。子どもの純粋な問いにまた学びました。それにしても急激な気温の変化です。体調管理には十分気をつけていきましょう。

 11月 9日(木) 「積極的につながる」

 昼休みに体育館から聞こえてくる歓声にひきつけられるように体育館に向かうと、2年生と6年生が楽しくドッジビーをして遊んでいました。よく聞いてみると、国語の学習「みんなで楽しく過ごすために」を受け、話し合ったことをもとに、他の学年との交流計画を立てたそうです。学校のリーダーとして、他の学年と積極的に関わり、つながりを深めようとする姿をたいへんうれしく思います。ちなみに交流は遊びだけでなく、学習を通した交流もあるようです。また違った6年生の輝きが見られそうです。

☆お知らせ…明朝は天気が崩れそうなので、気を付けて登校してください。

 11月 8日(水) 「主体的に学ぶ姿」

 1年算数「ひき算」の学習です。今日の問題は、「いちごが13こあります。ケーキのかざりに9こつかいました。いちごはなんこのこっていますか」でした。子どもたちはすぐに「へる」というイメージをもち、「13-9」という式を導き出しました。ただ、ここで一の位どうし(3-9)のひき算ができないという初めての壁にぶつかります。つまり、初めての「くり下がりのあるひき算」です。この問題を解決するために、子どもたちは「考えるための道具」をはっきりさせました。「サクランボやバナナのけいさんがつかえる」「〇図ならできそう」「ブロック図で考えたい」など、たし算で用いた方法を思い出しながら、まずは自力で問題解決に挑みました。

 写真は、ある児童のノートです。感心したのは、1つの方法にとどまらず、ほかの方法でも問題解決を図っている点です。先生の指示があったわけではありません。ただ先生が○つけに回ってこられるまでの間、寸暇を惜しんで他の方法に挑戦していました。結果的に3つの方法で問題解決を図り、すべて答えが同じになることやどれにも共通する考え方があることに気づいていきました。

 指示を待たずに自分で考えて学ぶ姿は、一年生ながら、まさに主体的に学ぶ姿でした。

 11月 7日(火) 「八木原郷くんちに参加して」

   気合い十分!!

    美しい音色♪

         なぎなたの披露

        八木原郷の皆さんと子どもたち

 11月5日(日)、八木原郷のくんちに参加しました。この日、信じられないくらいに暑かったのですが、実はこの時期としては観測史上最高気温だったことを後のニュースで知りました。私の額からも大量の汗が噴き出ましたが、顔に化粧を施した子どもたちはもっと暑かったと思います。

 しかし、そんな暑さを吹き飛ばすかのような観客の熱気が立ち込める中、数年ぶりとは思えない、見事な浮立が奉納されました。みんなが声を張り、最後まで力強く練り歩く姿からは、この日に向け、努力を重ねた足跡がひしひしと伝わってきました。色鮮やかな衣装とやさしいお囃子の音色、そして真っ青な空と海。八木原を包み込む美しい自然と長年受け継がれてきた地域の伝統のすばらしさを肌で感じ、私の心も、この日の天気のように、とても晴れやかな気持ちになりました。

 くんちに参加した子どもたち、そして子どもたちを支えてくださった八木原郷のみなさん、本当にお疲れさまでした。

 11月 2日(木) 「今が伸びるとき!」

 今日は全校朝会。11月24日の「つながりの日」に向けて、今輝きを増しつつある北小っ子にさらに伸びてほしいという願いを込めて話をしました。

 「誰とつながるのか」「どうしたらつながれるのか」…今日の話は子どもたちに問いながら進めていきましたが、あちこちからとてもよい反応が返ってきました。その子どもの反応をもとに、大きく3つの「めざす姿」について話しました。

 「進んであいさつ」…つながりをつくるには、自分から積極的にかかわっていくことが大切。困っている人がいたら、声をかけ、助けよう。

 「履物をそろえる」…大きくは、自分の言動に最後まで責任をもつということ。やりっぱなしで終わらないようにしよう。

 「感謝の心で おもてなし」…感謝の気持ちは言葉と態度と心で表そう。

 当日、北小っ子がそのよさを発揮し、皆様とつながりをつくることができるよう、この3つの力を磨いていきたいと思います。

 11月 1日(水) 「すがたをかえる〇〇」

 3年生国語。「すがたをかえる大豆」という題材を通して、そのままでは硬くて食べづらい大豆が人間の工夫によってすがたをかえて広く食べられていることを学びました。この文章をもとに、今度は自分たちが「すがたをかえる〇〇」、つまりこの〇〇に入る部分を調べ、それを説明する文章をかくことが学習の目標です。今日は一人の作品を紹介します。

 「すがたをかえるじゃがいも」

 じゃがいもには、いろいろな食べ方があります。

 まず、じゃがいもをピーラーでスライスして3分ほど水につけ、ペーパータオルで水分を取ります。そしてなべであげたらポテトチップスができます。

 次は長しかくに切り、5分油であげ、塩をふりかけると、フライドポテトができます。

 また、ゆでたじゃがいもをつぶしてお肉を入れ、形を整え、5分あげるとコロッケができます。

 さらに、ゆでたじゃがいもをつぶし、やさいを入れてマヨネーズでまぜると、ポテトサラダになります。

 このようにじゃがいもは、おいしく食べることができるのです。


 よく調べており、文章がすっきりとまとまっています。ここに、自分の経験や学習して感じたことや考えたことを入れていくと、さらによくなると思います。「書くことは人を確かにする」、そう信じて作文指導に力を入れていきます。

 10月31日(火) 「明日から11月!!」

 明日から11月。「霜月」という言葉からも分かるように、朝晩の冷え込みがさらに厳しくなります。ただ日中は気温も上がりますので、衣服の調整が難しい時期になります。健康づくりの一環として、自分の力で衣服の調整ができるよう、ご家庭でもご指導いただきたいと思います。併せてニュース等では感染症流行の兆しもあります。そこで少しだけ「手間かけて」その予防に努めていきましょう。

「て」あらい・・・必ず石鹸で洗う

「ま」スク ・・・必要だと自分で判断したときは着用

「か」んき ・・・常時換気の徹底で新鮮な空気を

「け」んおん・・・検温の習慣で不調をすばやく把握

「て」いこう力・・早寝・早起き・朝ごはんで健康生活

いよいよ2学期も折り返し地点です。

 10月30日(月) 「エンジョイ・イングリッシュ」

 「エンジョイ・イングリッシュ」とは、その名の如く、英語をつかったさまざまな活動を通して、実際に外国人の先生方と交流を楽しむ学習のことです。先週27日の金曜日、市内で勤務されている5名のALTが来校され、6年生と学習を行いました。

 最初はとても緊張していた6年生でしたが、小グループで車座になり、会話を交わす中で、次第に打ち解けていく様子がうかがえました。授業が終わると、5名の先生方を児童玄関まで送り、最後まで名残惜しそうに見送る姿が見られ、交流の深まりを感じました。11月24日の「つながりの日」も、交流を通して、来場された皆様の晴れやかな表情がたくさん見られる1日になるといいなと思います。

  10月27日(金) 「読書集会」

 毎年、10月27日(金)から11月9日(木)までは読書週間です。昨年度のスローガンは「この一冊に ありがとう」でしたが、今年は「私のペースで しおりは進む」。どちらも読書の真髄をつく言葉だと思います。たまに図書室に足を運ぶと、目を輝かせながら弾むように図書室に来る子どもたちの姿にふれます。そのたびに、すばらしい本と出会ってほしいなと切に願うばかりです。

 読書集会では、図書委員会の企画の説明、目標冊数を達成した人(多読者)の発表、ぽけっと図書館の紹介などが行われました。そのどれもが、子どもたちの読書意欲をかき立てるもので、この週間中はもちろんのこと、これからの読書への取組の活性化が期待されます。

 この週間を機に、ぜひ心を動かす一冊に出会ってほしいと思います。そして人間として成長していく上での栄養素をたくさん吸収してほしいです。

 追伸:2枚目の写真は、今朝突然降ってきた雹(ひょう)です。こんなに大きな雹の実物を見たのは初めてかもしれません。しかし、大串に降った雹は、この2倍くらいあったそうです。

 10月26日(木) 「〇〇したい人 集まれ!」

 来る「つながりの日」でステージ発表をしたい児童が音楽室に集まり、メンバーや発表内容の確認などを行いました。歌、手品、合奏…。自ら進んでやってみたいと挑戦する姿に心を打たれます。成否は別として、この挑戦は必ず今後の学校生活にプラスになります。ぜひ最後までのびのびと発表してほしいと思います。話合いが終わると、早速手品チームがどんな手品をしようか、インターネットを使って一生懸命調べていました。本気で挑戦する2学期にふさわしい姿で、とてもうれしかったです。

 10月25日(水) 「いろいろな考え方」

                           考え①

   考え②

      考え③

 1年の算数の授業の続きを参観しに行きました。昨日は「3+9」でしたが、今日は「6+7」。「たす数」と「たされる数」に差がない場合の計算です。おおよそ3通りの考えが見られましたが、驚いたのは「考え③」です。

 例えば、この3つの考えを「算数の目」で見たとき、どれが一番速く、簡単に、そして正確にできるかを考えていきます。ひょっとしてその中で「考え③」は淘汰されていくのかもしれませんが、数を多様に捉え、分解したり合成したりする力は、その後の学習を支える基盤となります。

 どのように計算したか、自分の考えを相手にわかりやすく伝えようとする一生懸命な1年生の姿がとても輝いていました。

 10月24日(火) 「考えを図に表す」

 「たまごはあわせてなんこでしょう」…1年生の算数の問題です。式は3+9。さて、保護者の皆さんはどのようにして計算しますか?

 ブロックを使って…、あるいはサクランボ図やバナナ図を使って…。これらは「考える道具」です。その「考える道具」を使って、自分の考えを確かめたり表したりすることで思考力と表現力が一緒に高まります。

 今日は「たす数」(後ろの数)の9を分解して7と2に分け、「たされる数」(前の数)の3と7をたして10、残った2をたして12と考える子と、写真のノートのように、たされる数の3を2と1に分解し、1と9をたして10、残った2をたして12と考える子がいました。

 どちらが解きやすいか(わかりやすいか)話し合うなかでたす数を分解した方がよいというまとめになりました。

 学ぶことは変わること。たしざんの次はひきざんが待っています。2学期の大きな山場です。

 10月23日(月) 「西彼祭に参加して」

 先週20日(金)に西彼中学校の合唱祭に参加しました。他校を含め、これまで何度か中学校の合唱祭に参加しましたが、毎回大きな感動を味わっています。

 今年の中学生の中には、私が大串小時代に出会った生徒がたくさんいました。当然、伊ノ浦に住んでいますので、それで知っている子もいました。その意味でたいへん興味深く鑑賞することができました。

 学年が進むにつれて増す迫力と美しいハーモニー。訴えるような歌詞も心に響きました。特に「正解」という歌はメッセージ性が強かったと思います。生きていれば、なかなか答えの見い出せない問いに出会うことがある。そんな問いこそ、実は大切なもの。その答えをこれからの人生をかけて見つけていくんだ。その生きざまこそが解答なんだ…そんな思いが伝わってきて、胸が震えました。何より中学生の「本気」が伝わってきました。

 この姿につながる力を、すべての教育活動で育てていきたいーそう強く感じた一日でした。中学生の皆さん、本当にお疲れさまでした。そしてありがとうございました。

 10月20日(金) 「かがやきの共有」

  「かがやく学校の歌」

   ~小体会Ver.~

  6年生のかがやきを掲示板で発信

 今朝の児童玄関は大賑わい。昨日の小体会の名場面を散りばめた動画(教頭先生制作)がすでに完成していて、登校する子の目をくぎ付けにしていました。また2年生の「まちたんけんバージョン」もセットで流れていたので、たくさんの関心をひきつけていました。

 このように各学年が学んだことやその中で輝いた姿を全校で共有することで、「私もいずれこの小体会に出るんだ」「100m走で一位になるために、陸上の練習、頑張ろう」などの意識づけができます。同時に、北小の仲間が、先輩が、全力で挑戦する姿がよい刺激となります。中には憧れている子もいるはずです。

 かがやきの共有は、お互いを高め合うための原動力になるーそう信じて、これからも積極的に発信していきたいと思います。

 10月19日(木) 「4年ぶりの小学校体育大会」 

  応援パワーは西海市ナンバー1

   他校の仲間と全力で競い合う

   力強いフォームで 遠くまで

 さわやかな秋空の下、4年ぶりの小学校体育大会が開催されました。この日に向け、金曜日の放課後は多くの先生方が指導に関わり、走・跳・投などのさまざまな運動を楽しむとともに、記録の向上を目指して練習してきました。今日はその成果を発揮する日です。

 出場する種目は2種目。必須の100m走に加え、「走り幅跳び、走り高跳び、1000m走、ソフトボール投げ、400mリレー」から一つを選択して臨みました。うれしかったのは、仲間への声援がピカ一だったことです。西彼北小の声援が、左右に座る大瀬戸小や大串小に波及し、力強くもあたたかいエールとなって競技を盛り上げていました。とてもよい雰囲気で、左右の小学校とはすぐに打ち解けて仲良くなりました。

 記録が伸びてうれしかった子、負けて悔しい思いをした子、新たに友達ができて喜んでいる子…。みんなそれぞれに、この小体会でしか味わえない貴重な経験ができました。帰校した6年生がすぐに給食を食べられるように、4・5年生が6年生の分の給食を準備してくれていたことにも感動しました。縮小化したとはいえ、コロナ禍を乗り越え開催できたこの小体会が、これからも続くことを願ってやみません。

 10月18日(水) 「2つのうれしかったこと」

 今日はうれしいことが2つありましたので紹介します。

 一つ目は、登校時の出来事です。2年生の男の子が、丸くくるめた帽子を大事そうに抱えながら登校する姿がありました。「何か捕まえたの?」と尋ねると、「ナナフシです」と答えました。にこっとして過ぎ去った後ろ姿を見ると、虫の命の重みを感じ、その肩にぐっと力が入っていることが分かりました。

 二つ目は、お昼の放送です。いつものように、教頭先生が北小っ子の輝きを紹介した後、明日小体会があることを紹介しました。そして、6年生に全力で挑戦してほしいという願いを込めて、全校で「エール」を送りました。校内に響く在校生の声援が、きっと6年生を後押ししてくれるはずです。勝っても負けても、最後まで全力で挑戦する姿に期待しています。

 10月17日(火) 「ゼロカーボンシティーの実現に向けて」 

  本日の授業の流れの説明

 講師の飯塚先生(オンライン)

 西海クリエイティブカンパニーより

 大島造船所 市さいかい力創造部 新産業推進課のご協力

 クイズやアンケートに一生懸命答える子どもたち

 ゼロカーボンシティーとは、2050年に二酸化炭素を実質ゼロにすることを目指す旨を首長自らが、又は地方自治体として公表した地方自治体」のことであり、西海市もその中の一つです。そのことを受け、今日は、上の写真のように、西海市役所、西海クリエイティブカンパニー、企業(大島造船所)のご協力のもと、5年生を対象として出前講座が行われました。

 脱炭素社会をどうつくっていくかー未来を生きる子どもたちにとって切実な問題ということもあり、一人ひとりが真剣に考え、学ぼうとする姿が見られました。市や企業などを中心とした大規模な取組もさることながら、一番大切なのは、私たち一人ひとりができることや各家庭でできることを地道に実践していくことだと考えます。例えば家族が一緒に過ごす時間を増やせば、電気を消費する場所が一か所になり、ふれあいも増えるし、使用電力も減る-まさに一挙両得です。また、テレビは見たい番組だけをみる、それだけでも脱炭素につながります。

 2050年まであと27年。きっとあっという間にやってくるであろうその時までに、貨物船がEV車のように電気で荷物を運んでいるかもしれません。楽しみです。

  10月16日(月) 「本気で生きる」

   児童玄関の詩。失敗の多い私には、「つまずくのは成長している証拠」という言葉が自分を励ましているかのように感じます。

 人は失敗したこと、成功したこと、その両方からしっかり学ぶことができます。「本気で挑戦する2学期」-あいさつ、そうじ、はきものそろえ。学校のいろんな場所で本気で挑戦する子どもたちの姿があります。

 失敗したとき、つまずいたとき、私たち教職員が励ましながら、しっかり支えていきたいと思います。

 10月13日(金) 「地区評価委員さんが来校されました!」

 今日は、14名の地区評価委員さんに訪問していただき、児童や教職員の様子、そして学校全体の様子を6つの視点で評価していただきました。評価委員さんの中には、かつての勤務校でお世話になった方もいて、たいへん心強く思いました。貴重な意見をたくさんいただいたのですが、以下に成果と課題を一つだけ記します。

【成果】…授業はどの学年も落ち着いて学びに向かっていて、頑張っている姿にエネルギーをもらいました。また、子どもたちの発言や表情、先生方の姿がとても明るく見えました。

【課題】…一人ひとりへの個別指導が不十分な場面が見て取れた。 

 評価委員さんの温かくも厳しい評価を、これからの学校づくりに生かしていきたいと思います。ご多用の中、お越しいただいた評価委員の皆様、本日は誠にありがとうございました。


 

 10月12日(木) 「睡眠の大切さ」

 人間が生きていく上で、とても大切なことの一つ、それが睡眠。今日は睡眠健康指導士の前田氏を講師に迎え、児童を対象にお話をしていただきました。

 「小学生は1日に9時間から11時間の睡眠が必要」。時を有効に使わなければ、決してこの目標は達成できません。また、夕方の仮眠が夜の本睡眠の妨げになることも分かりました。脳をリセットしたいなら、お昼に5分から10分間、目を閉じるだけでも良いそうです。

 寝る1時間前には、メディアから目を離すことで、睡眠に重要なメラトニンの分泌も促されるようです。とにかく、自らの生活リズムをいかにつくるかが健康生活の土台になります。今一度お子さんと一緒に生活リズムを整えていただけたらと思います。

 10月11日(水) 「秋の夜長」

 「朝自分で起きることが自立への第一歩である」と言われます。特に成長期にある小学生の頃は一日8時間から9時間の睡眠時間を確保することが大事です。お子さんは睡眠時間を十分に確保することができていますか?

 日々、登校を見守っていると、目は開いていても心が目覚めていない子がいるように感じます。秋の夜長で、ふとんから起きるのがつらい時期に入りますが、そんな時こそ、「早寝・早起き・朝ごはん」を心がけさせ、自立心を育てたいものです。 

 これからいろんなことに挑戦するにはもってこいの季節に入ります。その基盤となる心身の健康を快適な睡眠からつくっていきましょう。

  10月5日(木) 「つながっている」

 今朝、安全指導で立っていると、「校長先生、熊本城、どのくらい大きかったですか?」「バイキング、おいしそうでしたね」「あのSL、本当に段ボールでできているんですか?」といろんな学年の子どもたちに質問されました。何でこんなに知っているか、その理由がこの写真です。安心していただけるよう、6年生が元気に活動している写真を教頭先生に送ったところ、それをリアルタイムで掲示していただき、在校生の目が釘付けになっていたそうです。

 『はなれていてもつながっている』、『6年生の学びがみんなの学びになっている』-そのことを実感し、本当にうれしくなりました。「旅は人生の博物館」というバスガイドさんの言葉が心から離れません。人生にとって価値ある経験がたくさん詰まった修学旅行。在校生にとってもよい刺激となったようです。

 10月4日(水) 修学旅行⑦ 「心を合わせて班活動」

 グリーンランドにはどの学校よりも早く一番乗りで到着!集合写真撮影後にはすべての班が目的のアトラクションに向け、猛ダッシュ‼私も各班のそばに居て、できるだけ子ども自身による主体的な活動を見守りました。汗びっしょりになりながら、心を合わせて目的を達成しようとする姿は、明日からの学校生活に必ずつながるものと信じます。14時ごろ、全員元気にグリーンランドを出発しました。予定通りの到着を目指します。

 10月4日(水) 修学旅行⑥ 「2日目のスタート!」

 昨夜の班長会議~成果と課題の共有~

 朝もおいしいバイキング

 高台にあるホテルからは、朝日に輝く山々が見渡せます。たいへん気持ちの良い朝です。今のところ体調を崩した子もおらず、みんな元気です。美味しい朝食をいただいた後、いよいよ2日目のスタートです。ホテルの敷地内にある段ボールSL博物館を見学した後、子どもたちが一番楽しみにしているグリーンランドに向かいます。

 10月3日(火)修学旅行⑤ 「おいしい夕食&広々入浴」

 夕食バイキング、子どもたちの食欲が爆発!本当においしい料理が並ぶバイキングで、テーブルには次々に食器が重なっていきました。特に人気だったのはズワイガニ…。男女共に人気で、積み上げられた殻を見て、他のお客さんもびっくりするほど。ただ、ごちそうさまの後は最後まで残ってきれいにテーブルをふく姿が見られ、感心しました。

 また、その後の入浴では、入り口に美しく並んだはきものを見て、本当にうれしくなりました。今夜、少しでも睡眠時間を確保できるよう、声をかけていきます。一日目、無事終了です。

  10月3日(火)修学旅行④ 「ホテル到着」

 本日の旅程をすべて終え、全員無事にホテルに到着しました。バスガイドさんの歌に合の手を入れる元気がまだ残っています!

 これから部屋で今日の振り返りを行った後、夕食、そして入浴となります。

 子どもたちの安全をしっかり見守ります。

 10月3日(火)修学旅行③「勇壮な熊本城」

 熊本城の勇壮な姿。熊本大地震からの復興に立ち上がろうとする県民の熱い思いがその姿と重なりました。完全な修復までにはあと30年ほどかかるようですが、その時にはさらに立派な城になると感じます。佐賀県と比べるとぐっと気温も上がりましたが、子どもたちは本丸の最上階まで上がり、清正公も見ていたであろう雄大な景色にしばし目を奪われていました。熊本城の見学を終え、これからホテルに向かいます。みんな疲れていますが元気です。 

 10月3日(火)修学旅行② 「吉野ヶ里遺跡」

 吉野ヶ里遺跡では、弥生時代の環濠集落の様子を見学しました。実際に竪穴住居の中に入ったり、物見やぐらに登ったりして、当時の暮らしの様子に思いを馳せました。少し早めに昼食をとり、予定より少し早く熊本に向け出発。気候も良くみんな元気です!


 10月3日(火) 修学旅行① 「いざ出発!」

 「おはようございます!」-いつにも増して元気なあいさつを交わす6年生。みんなとてもよい表情をしています。好天にも恵まれ、北小の仲間や先生方に温かく見送られながら、2日間の修学旅行がスタートしました。

出発式では、「誰一人悲しい思いをすることなく、みんなが心から楽しかった」といえる修学旅行にしようという目標を再確認しました。ベテランのバスガイドさん、とっても優しい運転手さんとともに今から吉野ヶ里遺跡に向かいます。

 9月29日(金) 「のびゆく姿」

 この2枚の写真は、昨日の全校朝会での姿を映したものです。この2枚の写真の中に、伸びつつある北小の姿が現れています。

 この日、ひと足早く体育館に向かいましたが、とても静かだったので、誰もいないと思って入ったら、すでに2学年が整列を終え「しーん」として待っていることにまず驚きました。また、10分くらいの私の話を、最後まで真剣に聴く姿は、これまでで最高の姿でした。締めくくりは退場。6年生のピシッとした行進がリーダーとしての心意気を感じさせました。

 「学ぶことは変わること」。子どもたちの高まりをとてもうれしく思います。

 9月28日(木) 「インタビュー」

 「平和集会で、校長先生は第二次世界大戦後、戦争や武力による争いごとをしていない国は世界にたった8か国しかないということをおっしゃいました。そのことについて、校長先生はどのように考えておられますか?」-これは5年生から受けたインタビュー内容の一つです。「グッ」と深く考えさせられる内容です。この質問を含め、5年生が平和を強く求める思いが伝わってくる質問を受けながら、学びを深めようとする姿に、うれしさとともに大きな責任を感じました。

 平和は与えられるものではなく、人々の努力によってつくるものです。それは自分の隣にいる人を笑顔にすることから始まります。さらに平和学習を深めるために、11月には長崎市を訪れる予定です。来年度、北小のリーダーとなる5年生の成長に期待します。

 9月27日(水) 「交流遊びウィーク」

 北小では、外遊びが活発です。進んで体を動かすことは、健康な体づくりにもつながります。さらにいろんな学年の友達が交流できるよい機会です。今週は「交流遊びウィーク」と称し、異なる学年がペアとなり、一緒に遊んでいます。

 写真は、昨日の3年生と6年生の「三歩当て」の様子です。6年生が遊びの内容や進行の仕方を計画して進めました。遊び終わった後、3年生が口々に「楽しかった~」と話す様子から、6年生の思いや準備が成功につながったのだと思いました。

 遊びの中ではたまにぶつかり合いも起こりますが、それを話合いで解決する力を付けるよい機会ととらえ、見守っていきたいと思います。

 9月26日(火) 「福祉体験学習(4年)」

  あなたならどうする?

 お互いに意見を出し話し合う

 えっ、見えづらい、動きにくい

  思うようにつかめないな…

 誰もが住みやすい社会をつくるために、「ふ」だんの「く」らしを「し」んけんに考えること-それが福祉社会の実現につながると言われます。本日は社会福祉協議会から3名を講師にお招きし、「ゲームを通した防災教育」及び「高齢者疑似体験」を行いました。相手のことを思いやり、相手の立場に立って物事を考えることの大切さを実感できる活動は、4年生にとって絶好の学びの機会となりました。

 高齢者疑似体験では、いろいろな装具を身に付ける中で、「うわ~、手の曲がらん」「歩きにくさ~」「前のあんまり見えん」などの声に対し、ペアの子が「場所はここでいい?」「(締め方が)きつくない?」「歩きにくいけん転ばんごとね」と、相手としっかりコミュニケーションをとりながら活動に取り組む姿が輝いていました。また、①自分の名前を書く、②箸を使って物を動かす、③財布から小銭を出すなど、普段何気なく行っていることが、高齢者の立場に立つと、難しいことがたくさんあることに気づきました。

 この活動が4年生の心を耕し、相手を思いやる言動や自分の命を守る構えにつながることを期待します。

 9月25日(月) 「よし、やるぞ!」

 ピロティーに掲示された一つの詩。2学期、この北小学校で目指したい姿を象徴しているかのようです。

 「よし、やるぞ!」の気持ちは次の3つが整ってはじめてわき起こってきます。

① 規則正しい生活

② 失敗を恐れない勇気

③ やればできる!という自信

 ご家庭でのお子さんの様子はいかがですか?どんなことでもいい、何か一つのことに本気で挑戦する姿に期待します。

9月22日(金) 「コミュニティー・スクール」~地域とともに歩む学校~

   校長室での協議の様子(9/19)

 協議した内容を整理したホワイトボード

 学校・家庭、そして地域社会は相互に深く結びついています。それがまさに「コミュニティー」です。調べるとコミュニティーの語源には、「共有」という意味がありました。つまり、コミュニティー・スクールとは、情報や実践を共有しながら、地域と共に歩んでいく学校だと言えます。

 今年度より、本校は本格的にコミュニティースクールとして歩み始めました。その推進役を担うのが「学校運営協議会」です。今後は、この学校運営協議会を核としながら、地域の特性人材を生かした教育活動、安心・安全なくらしづくりを進めていきたいと考えています。

 早速、来る11月24日の「つながりの日」に向け、協議会も動き始めました。いろんな角度から意見を出し合いながら、「やりたいがあふれる」一日にしていきたいと思います。保護者の皆様からのご意見・ご要望も遠慮なく学校にお知らせください。

※ 実行委員としてご協力いただく保護者の皆様、またブースでの出し物を考えていらっしゃる保護者・地域の皆様、ご協力のほど、よろしくお願いします。

  9月21日(木) 「メタバース・スクール」

    今日の活動の目的の確認

    さあ、学習ルームへ移動だ!

  実際のメタバース・スクールの様子

  市長さん、教育長さんはどこだ??

 「メタバース・スクール」・・・メタバースとは、「メタ(meta)=超越した」と「ユニバース(universe=世界)」を合わせた造語で、3次元の仮想空間のことです。この仮想空間上に、仲間が集まり、学習したり交流したりできる学校のような場所をつくることーそれが メタバース・スクールの概要です。今年度、この取組に参加する4年生は、自分のアバター(自分の分身となるキャラクター)を作り、この仮想空間に入ります。そこでは、上述したように、実際にオンライン学習をしたり、友達と交流したりすることができます。

 今日は、このメタバースを活用した先進的な取組を、西海市と長崎総合科学大学が連携して推進していくための「連携協定式」が行われましたが、その式の中で、実際のメタバース・スクールがどんな様子か、デモンストレーションが行われました。そこで白羽の矢が当たったのが本校の4年生が西海市を代表してデモンストレーションに参加しました。

 今日のミッションは、アバターを作って参加している杉澤市長や渡邊教育長を見つけ、会話をした後、すばやくオンライン学習の教室に戻るというものでした。スタートの合図で必死に二人を探す子どもたち。「こんにちは。」 「杉澤市長さんですか?」-いち早く杉澤市長さんや渡邊教育長さんを見つけ大喜びする子どもの姿。通信の関係上、会話はうまくいきませんでしたが、4年生がルールを守り、ひたむきに学ぶ姿はたいへん立派なものでした。

 9月20日(水) 「かがやく姿」

 本日の校内放送。 教頭先生の明るい声が校内に響きました。

 「今日はうれしいニュースがあります。 昨日の放課後、 児童玄関の方からほうきで掃く音が聞こえてきたので、 一瀬先生が見に行くと、帰りのバスを待つ3年生と4年生の児童が 『玄関が砂で汚れているから…』 と進んでそうじをする姿があったそうです。

 職員室に帰ってきた一瀬先生、 そしてその話を聞いた先生方が次々に「うれしかね~、ほんと、うれしかね~」と喜び合う姿が目に焼き付いて離れません。 子どもの姿、教職員の姿、どちらもかがやく姿でした。本当にうれしい出来事でした。

 さて、その放送があってからというもの、 各学年では進んで本を片付けたり、スリッパを並べたりなどの子どもたちの主体的な取組が見られるようになったそうです。 ちなみに放課後も4年生が進んで児童玄関を掃除する姿が見られました。言われてからやるのではなく、進んで取り組むことの気持ちの良さ、喜びの輪がどんどん広がっていくことを願っています。 

  9月19日(火) 「虫の声」

 「あれ松虫が 鳴いている 〇〇〇」-さて、この時期になると思い出すこの歌、〇〇〇の部分にどんな鳴き声が入るかわかりますか?さらに言えば、この歌には、5匹の虫(マツムシ、スズムシ、コオロギ、ウマオイ、クツワムシ)が順に出てきます。みなさんはそれぞれの虫の鳴き声がわかりますか?私は正直、識別できません。

 日中はまだ暑さが厳しいですが、朝晩はずいぶん秋らしくなってきました。秋の夜長に聞く虫の声もおつなものです。5匹の姿・形・鳴き声についてもう一度調べたいと思います。そんな私の学ぶ気持ちを湧き起こさせてくれた2年生の音楽の授業に「ありがとう!」。

 9月15日(金) 「小体会に向けて」 

 コロナ禍にあり、過去3年にわたり中止となっていた小体会。今年度は参加学年を6年生に限定し、規模を縮小して実施します。個人的には、とても楽しみにしている行事です。理由は主に以下の3点です。

①「自分自身への挑戦」ができる

②「うまくいかないこと」と向き合ったり、「負ける経験」をバネにしたりできる

③「仲間と協力することのすばらしさや一体感」を実感することができる

 今日の6校時、自分の競技を指導してくださる先生方と顔合せを行い、体育館でできる練習をしたり、これからの練習計画を立てたりして、とても充実した一時間となりました。学校間の交流が少ない西海市の児童にとって、貴重な経験ができる絶好の機会です。これから10月19日の本番までの間、より高い目標に向かって地道に努力を重ねることができるよう、しっかり子どもたちを支えていきたいと思います。小体会が終わった時、みんなで健闘を称え合い、笑顔で終われるように…。

 9月14日(木) 「言葉の力」

 本日の読み語り。6年生には、学童クラブひだまりの志田先生が話をしてくださいましたが、示唆に富む内容でした。

 米作りをされる農家の方が、毎日稲に「おいしくな~れ」「元気に育つんだよ」と話しかけると、お米がとてもおいしくなるという話を聞いたことがありますが、それは水にもあてはまるということが書かれた本でした。「水」にやさしく心地よい言葉をかけ続けた場合と、悪態を吐き続けた場合では、水の濁り方が違うというもの。

 6年生も感じたと思いますが、これは人間にも当てはまること。お互いに元気が出るような優しい言葉をかけ合った場合と、悪口を言い合った場合では、その後のクラスの雰囲気がまったく違ったものになるということ。言葉は言霊(ことだま)と言われるように、それを発する人の魂をも含んで伝わります。

 私たち教職員もあらためて大切なことを教わりました。

 9月13日(水) 「見えないもの、見えにくいもの」

 5年生の理科の授業。アサガオの受粉の様子について、実際におしべやめしべを顕微鏡で観察して学ぶ授業でした。何と一人に一台ずつ顕微鏡があり、友達と交代することもなく、納得のいくまで調べられる環境が整っており、「これはすばらしい!」と感じました。

 さて、アサガオの花粉の大きさは「100㎛」。1mmが1000㎛ですから、0.1mmということになります。これを顕微鏡で見ると、その形状がはっきりとわかる…。子どもの頃、そのワクワク感がたまらなかったことを思い出します。

 こうして肉眼では見えないもの、見えにくいものが明らかになってくる。それがまさに学習です。好奇心を働かせて、新しい発見をたくさんしてほしいと願います。

 9月12日(火) 「熱中症対策」

 朝晩は秋らしさを感じるものの、日中はまだまだ厳しい暑さが続いています。気象協会の長期予報を見ると、9月中は日中の気温がおおよそ30度くらいまで上がるそうなので、まだまだ熱中症対策が必要です。

 写真は、登校時や昼休みの際、身体を冷やすミスト、体育館で使用するスポットクーラーです。併せて水分補給をこまめに行いながら、子どもたちの健康状態をしっかり見守っているところです。

 ところで、子どもたちの朝の目覚めはいかがでしょうか?できれば目覚まし時計などを使うことで、自ら目覚める習慣をつけたいですね。それがまちがいなく自立への第一歩となります。

9月7日(木) 「力強い見守り隊」 

 パールタウン入口の横断歩道

 尾﨑さん、大浦さんとボランティアの方々

 7月の終わりごろ、横瀬の米軍基地に勤める方から一本の電話がありました。「子どもたちの登校を見守るボランティアをさせていただけませんか?」交流のよいきっかけになると確信し、二つ返事で承諾しました。

 「Good Morning!」と英語であいさつする子どもの中には、笑顔でハイタッチを求める子もいて、とてもうれしくなりました。ボランティアの方々も、自分のお子さんと同じ年齢ぐらいの北小っ子とのふれあいをたいへん喜んでおられました。

 来週、あと一日来校予定です。6名のボランティアの方々とぜひ積極的にふれあってほしいです。

※追伸 8月9日の学校便りでは、「9月7日と12日に来校されます」とお知らせしていましたが、来週の日程については現在調整中です。 

 9月6日(水) 「真剣に学ぶ姿~授業参観~」 

    笑顔はじける給食試食会

    栄養教諭による食育指導

     授業の様子(2年生)

 本日はご多用の中、保護者の皆様に多数ご来校いただき、誠にありがとうございました。私もいろいろな場面に参加させていただきましたが、(ご家族のご来校を)喜ぶ子どもたちの笑顔、そして授業で真剣に学ぶ姿がとても印象的でした。給食試食会、栄養教諭による食育指導、夏休み作品展、授業参観、学級懇談会…と長時間にわたり、たいへんお世話になりました。

 さて、学期始めの子どもたちの様子はいかがでしたか?今日の学校での様子について、ご家庭でもぜひ話題にしていただき、励ましの言葉をかけていただけたら幸いです。「本気で挑戦する2学期」…まだまだ始まったばかりです。

 9月5日(火) 「一枚の写真から」

 今朝の地区児童会の一場面。何気なく撮影した一枚でしたが、まっすぐに発表している子を見据え、最後まで心を傾けて聴こうとする姿が映し出されていました。これぞまさに「傾聴」です。聴くとは、その字のごとく「耳」と「目」と「心」で聴くと言われますが、それを体現している一年生の姿に大きな成長を感じます。

 明日は授業参観です。友達や先生の話を最後まで聴き、そのことに反応し、自分の思いや考えを語る場面をぜひ見てほしいと思います。よい聴き手は、きっとよい話し手になります。

※ 暑い中ですが、明日の授業参観、たくさんの保護者の皆様のご来校をお待ちしております。なお、夏休みの作品展も行っていますので、ぜひご覧ください。

 9月4日(月) 「夏休みの思い出」

   夏休みの思い出を英語で表現すると…

 I went  to   ・・・

 I ate ・・・

 I saw・・・

「行ったところ」「食べたもの」「見たもの」「感じたこと」など

 6年生の英語の授業。夏休みの思い出を、左ページと右ページの事柄を組み合わせて表現する活動があり、たいへん盛り上がりました。夏休みの思い出を語りたくてたまらない様子の6年生。いくら時間があっても語りつくせないといった感じでした。ちなみに私は花火を見たり、バーベキューをしたりなど、夏を楽しむ活動ができませんでしたが、子どもたちはたくさんのかけがえのない思い出ができたようで、とてもうれしくなりました。

 9月 1日(金) 「2学期のスタート!」

  朝、久々に友達と出会い、笑顔で会話を交わす姿。たくさんの荷物を抱えながらも、私を見て立ち止まり、「おはようございます!」と深々と頭を下げる姿。そんな子どもたちの姿に元気をもらい、2学期がスタートしました。夏休みの期間、子どもたちを励まし、見守っていただき、本当にありがとうございました。

    2学期の目標(3年)

  平和への思い(1年)

平和の読み語り(運営委員会)

 玄関掲示(2学期の大目標)

 始業式では、学習面、運動面での目標をしっかりもち、新たな挑戦をしようとするやる気が伝わってきました。また、平和集会では、平和を守るために、私たちにできることは何かということを真剣に考えることができました。自分の周りにいる友達を傷つけないこと、それが平和への第一歩であることをみんなで確認することができました。

 学校便りでもお伝えしたように、2学期の大きな目標として「(何事にも)本気で挑戦する2学期」を掲げています。時折、子どもたちと振り返りを行いながら、北小によい習慣、よい文化を築いていきたいと思います。2学期もどうぞよろしくお願いします。

 8月28日(月) 「笑顔の効用」

 昨日の世界陸上男子マラソン。長崎市出身の山下一貴選手の激走にしばし見入っていました。身を削る勝負をしているとは思えないほど、そのサングラスに覆われた素顔が穏やかであることが伝わってきました。気になって調べてみると、この笑顔は「イチタカスマイル」と呼ばれる、知る人ぞ知るものでした。

 さて、笑顔には効用があると言われます。その中でも有名なのが「免疫力を高めること」、「精神を安定させること」。人は笑うと、「幸せホルモン」と呼ばれるセロトニンが分泌されることで、安らぎや安心感が得られるそうです。

 2学期のスタートを前に、お子さんには笑顔が見られるでしょうか? 私たち教職員も、子どもたちを笑顔で迎えられるよう、しっかり準備を進めています。


 追伸 昨日のPTA環境整備作業へのご協力、本当にありがとうございました。

 8月22日(火) 「交流を通して」

 これはどこの国の国旗かおわかりになりますか?

 正解は「マレーシア」。左上の三日月新月のシンボルは、イスラム教の象徴です。また、が放つ14本の光線、また赤・白の14本の横縞は、どちらもマレーシアを構成する14州を表しているそうです。

 さて、今日の長崎新聞に、マレーシアを訪問した市内の中学生の記事が掲載されていました。次に紹介するのは、その中の一人の言葉です。

 「交流を通して一番感じたことは、尊重する心」

 くしくもその右頁に、壱岐市の中学校野球選抜チームが離島甲子園に出場する記事が…。いずれも、小さな市や離島という枠から飛び出し、違う地域や国の「人・もの・こと」に触れることを通して、生徒が大きく成長する姿が想像できます。

 お互いを尊重する心、西彼北小で最も大切にしたい心です。

 8月18日(金) 「思考を楽しむ」

 今日は「頭の体操」という本に紹介されていた問題を紹介します。子どもたちにこの問題を出すと、実におもしろい答えが返ってきます。

 例えば…

㋐ この問題(黄色い部分)を180ひっくり返すと、「9-8」になり、答えが「1」。   

㋑ 「8」から「6」の部分をごっそり取り除くと1本残るので答えが1。 

 子どもたちの発想は柔軟です。自分の考えを生き生きと語る姿は、まさに「考えることを楽しむ」姿です。この問題のように、子どもの解決意欲を引き出し、思考することを通して新しい発見や達成感のある授業を目指していきたいと思います。

 ちなみにまだまだ考えはあります!

㋒「8」は7本の線、「6」は6本の線でできているの7-6=1。

㋓「8」の1本を「6」の方に動かすと、9-8で1。  

 ひょっとしてまだまだアイディアが生まれるかもしれませんね。

 8月17日(木) 「お盆を過ぎると…」

 いよいよ夏休みも残り約2週間となりました。お盆を過ぎてからは、一気に時間のたつのが速くなるように感じられます。今日、学童クラブの子どもたちや先生方と話しましたが、その元気いっぱいの姿とは裏腹に、宿題の進み具合は総じてスローペースのようです。「校長先生、今日から1日3ページずつすれば、楽勝で目標達成できるよ」と目をキラキラさせながら話す子どもたち…。いや、待てよ、「今日から…」とは??

 また、学童の先生からは「もう少し巻いていかないと(早く進めていかないと)・・・」との言葉もいただきました。始めるのに遅すぎることはない。ただ、ゴールを見据えると、この辺りが勝負の賭けどころかなと思います。がんばれ北小っ子!

 8月9日 「虹」

 昨日、19時ごろに車を走らせている時に撮った写真です。久々に虹を見ました。子どもの頃、絵本のようにこの虹を渡ってみたいと思ったものです。

 さて、虹はどうしてできるのか…というと、『雨が降ったあとなど、空気中にたくさんの水の粒がただよっているとき、その水の粒に太陽の光が当たって屈折(くっせつ)や反射(はんしゃ)をするから』だそうです。要は、水滴と太陽の光があればできるということでしょうか・・・。そういえば庭の水やりをしているとき、虹の断片のような光ができるような気もします。

 人はこの虹のように、一人ひとりがいろんな色(個性)を発揮しながら、その色が結集することで、さらに美しい色(平和な世界)をつくりあげるのだと思います。「8月9日」が、世界中に平和の大切さを届ける「虹の架け橋」となることを願ってやみません。

 8月4日(金) 「礼節」

 夏休みに入り、子どもたちが学校を訪れることがしばしばあります。その際、ほとんどの子が「コンコンコン(職員室のドアをノックする音)、失礼します。〇年の□□□です。(     )をしに来ました。よろしくお願いします。」と礼儀正しく挨拶をすることができます。とても良い習慣だなと感じています。

 特にすばらしいのは学童で来校する子どもたちのあいさつです。今日は1年生が学習をしに来ましたが、「今から帰ります。ありがとうございました。」と最後の挨拶までしに来てくれました。とても気持ちのよい姿で、何だか元気をもらいました。

 「礼に始まり 礼に終わる」

 子どもたちにまた大切なことを教わりました。「もうドリルを終わらせました」と胸を張って伝える姿もちょっぴり頼もしく感じられました。

 8月3日(木) 「言葉っておもしろい!」

 「You might think but today's some fish」  

 さて、何のことかおわかりでしょうか?これは本日の新聞のコラムに掲載されていたものです。いくら訳しても意味が理解できません。ただし、読み進めていくと、「何だ!そういうことだったのか、おもしろいなあ…」と感じ入りました。

 「言うまいと 思えど今日の 寒さかな」

 要するに、英語と日本語をごちゃまぜにして読むのです。

 ただ、これは冬のことなので、もし夏バージョンに変えるとすると…

 「You might think but today's at fish」  

 「You might think but today's hot fish」  になるようです。

 さて、暑さを言葉遊びで跳ね返すには限界があります。今日は熱中症指数が「厳重警戒」です。どうか気をつけてお過ごしください。

 8月2日(水) 「九州新幹線」

 8月1日、出張で熊本に行きました。子どもたちの「命」を見つめ、守り抜くための方策を話し合う研修会で、心の健康や生活習慣の確立、教育環境づくりや防災・安全教育など、7つの分科会に分かれて行われました。私は「防災・安全教育」に参加しました。理由は、いつやってくるかわからない災害に備え、学校の体制を整えたいと思ったからです。研修会ではたくさんの学びがあり、今後に生かせるおみやげを持って帰ることができました。

 その研修会とは別に感動したことがあります。それは九州新幹線での移動です。新鳥栖-熊本間が何と25分…。これには驚きました。「速い」「快適」「清潔」の3拍子が揃った心地よい時間を過ごすことができました。ちなみに帰路では、武雄温泉駅で長崎行きの新幹線「かもめ」が待機しており、乗り継ぎの様子を実際に見ることができました。ちなみに武雄から長崎までは30分だそうです。これにも一度乗ってみたいです。

※ 研修中、教頭先生から「ソフトボール日本一!」の吉報を受けました。優勝おめでとうございます。

   7月31日(月)「いつやるか、今でしょ!」

     今やテレビに引っ張りだこの林先生。有名になったのは、このフレーズがきっかけでした。

 さて、今日で7月が終わります。本当に暑い日が続きますが、子どもたちの様子はいかがでしょうか?自分が立てた目標や計画を達成するために、こつこつ学習に取り組んだり、家族の一員として進んでお手伝いをしたりしているでしょうか?

 私の好きな言葉に「始めるのに遅すぎることはない」があります。思い立ったが吉日、まだ間に合います。明日から8月になりますので、心を切り替えるよいチャンスです。もう一度、どんな夏休みにしたいか、そのために、一日一日をどのように過ごしたらよいか、一人ひとりがしっかり振り返る一日にしてほしいです。

 いつかやるか・・・今でしょ!

 7月28日(金)「心を一つに~強気~」

 勝利が難しいほど、勝った時の喜びが大きくなる。」 と言われます。ただし、現実には、勝負に勝つことはそう簡単なことではありません。それは先日の高校野球の試合でも実感したことです。

 実は私もバレーボールの指導者として3度全国大会に行きました。そのときに感じたことは「全国で1つ勝つことがどれだけ難しいことか」ということです。大事な試合になればなるほど、個人の力というよりチームの総合力が問われるような気がします。試合に出ている子、出ていない子、チームの応援団、指導者の思い…すべてが一つの方向を向いたとき、そのチームは勝利に近づくと思います。

 明日7月29日(土)~8月1日(火)まで、福島県で「第37回全日本少年ソフトボール大会が開催されます。心を一つに、どんな時も常に「強気」で、一試合でも多く仲間と試合を楽しんでほしいと願っています。

     7月2日() 「世界水泳

 私は幼少の頃から、よく川や海で泳いでいました。父が五島、母が天草出身ということも深く関係しています。夏に感じる「青」、そしてキラキラした「光(太陽)」が今でも大すきです。そんな私は、今、「世界水泳」にはまっています。

 「ultra soul」の調べで高まる気持ち。昨晩は、福岡出身の鈴木選手の決勝を固唾を飲んで見守りました。結果は8位でしたが、30歳を超えてなお自己新記録を打ち立てたその姿がとても輝いて見えました。

 『メダルの色はいろいろありますが、本当に重要なのはそこに向けて努力していくことじゃないかと思います。』 2004年アテネオリンピックハンマー投げの金メダリスト室伏広治が残したこの言葉が、昨夜の鈴木選手の姿と重なります。

 どんな目標でもいい。日々の目標、そして夏休みの目標。子どもたちには、そこに向かって努力する過程を大切にしてほしいと思います。

    7月2日() 「社会を明るくする運動

 今日は午前中、「社会を明るくする運動 中学・高校生弁論大会」に参加させていただきました。中学生10名、高校生4名の発表。身のまわりで起こる様々な社会問題を鋭い感性で受け止め、それを批判するだけでなく、自分自身どうかかわっていけばよいか、どう行動すればみんなが幸せになるか…という視点で論じており、私自身たくさんの学びを得ることができました。

 14の発表に貫かれていたテーマがいくつかありました。それは…

 信念をもって生きることの尊さ

 周りの人たちとのつながりの大切さ

 一人ひとりはかけがえのない存在であり、同時に多様であること

 自分が支えられた分 今度は私が周りの人たちを支えていくという思い

 この14人のように、自分のことだけでなく、周りの人たちのことを思いやり、勇気をもって行動することが社会を明るくすることにつながる-そう実感した一日でした。

 7月21日(金) 「夏休みの回想」

 私の子どもの頃の夏休み。それはソフトボールと共に始まりました。まずはラジオ体操。ラジオ体操を休むなど思ってもみませんでした。そして、ラジオ体操終了からの約2時間に及ぶソフトボールの練習。朝ごはんは『生卵入りオロナミンC』(今では考えられません。)目的は、8月10日前後に毎年開催される自治会対抗のソフトボール大会。第1~第6の自治会が意地と誇りをかけて戦う恒例行事でした。

 私の定位置はキャッチャー。決して器用ではありませんでしたが、パワーだけはあったので、一発当たると長打になっていました。だいたいソフトが終わると、帰ってアイスを食べてひと眠り…というパターン。勉強はあまりしませんでしたが、体力はどんどんついたように記憶しています。

 ちなみに、私たちの自治会が優勝することは一度もありませんでした(悲)。

   7月20日() 「終わり、始まり」~さあ、2学期へ~

 背筋を伸ばし、終業式に臨む2年生の姿

  代表児童の発表(2年)

  代表児童の発表(年)

長崎県民体育大会 自転車競技の部 入賞!!

 今日は1学期終業式。これまで子どもたちの安全・安心なくらしを支えるために多大なるご支援・ご協力をいただきました保護者の皆様、そして地域の皆様、本当にありがとうございました。今日のゴールを、子どもたちは落ちついて迎えることができました。

 感染症対策として、本日はリモートで終業式を行いました。私からは、大きく2つの話をしました。1つは、各学年が輝いた瞬間やそのときの姿を伝え、それぞれの学年の成長を喜び合いました。もう一つは、「本物は続く 続ければ本物になる」という言葉を紹介し、夏休みも努力をし続けることの大切さを伝えました。進んで学び、進んで手伝い、規則正しい生活を送る…そんな姿に期待したいと思います。

 児童代表として発表した2名は、自分が成長した点だけでなく、今後の課題についてもしっかり分析し、その改善に向けた決意を話してくれました。最後に、生活指導主任より、かけがえのない命を守るために…というテーマで話があり、子どもたちの安全への意識を高めました。

 かけがえのない経験、かけがえのない時間が、きっと子どもたちの心身をひと回りもふた回りも成長させることでしょう。そんな136名との2学期のスタートが今から楽しみです。

 7月1日() 「それぞれの思いを胸に

 まさに光陰矢の如し、明日は1学期の終業式です。

 終業式では、私から大きく2つの話をしたいと思います。1つ目は1学期の振り返りとして、各学年のきらりと輝いた場面、瞬間を紹介し、学年としての高まりを共に喜び合いたいと思います。2つ目は、夏休み目標にしてほしいことです。それはズバリ「続けること」。私の好きな言葉に次の言葉があります。

『本物は続く 続ければ本物になる』

 写真はある子の一日の過ごし方です。午前中に学習時間が確保されていること、早寝・早起きが守られていること、体力づくりが組み込まれていることなど、素晴らしい点がたくさんあります。ただし、大事なのは、これを絵に描いた餅にせず、実行すること、そしてそれを続けることです。

 よい習慣が良い結果を生みます。まずは早起きして一日の計画を確かめ、時を大切にして実行していけばきっと充実した夏休みになると信じています。

 7月18日(火) 「社会科見学」

 先週の14日(金)、4年生が社会科見学に行きました。目的地は2か所。西海市炭化センターと西海市リサイクルセンター。どちらとも私たちの暮らしを支える重要な場所です。

   排煙のクリーン化の仕組み

   コンピュータ制御、すごいな!

 一度に1t近いごみを持ち上げるクレーン

 たくさんの空き缶をプレスし一つの塊に

  まだ使える物がたくさん捨ててある…

 私たちの総重量は…あと少しで1tだ!

 4年生の社会科見学。めあては「よく見て、よく聞き、たくさん書く」。往路のバスの中での態度、そして見学先の担当者の話を真剣なまなざしで聞く子どもたちの姿から、このめあてを達成しようとする思いが伝わってきました。

 よく聞いてみると、このような本格的な社会科見学は初めての経験とのこと。コロナ禍がもたらした弊害が大きいことをあらためて感じました。と同時に、学んだことを確かめたり、実際に見て学んだりする機会が、どれだけ子どもたちの学習意欲を引き出すかを強く実感した一日となりました。

 7月13日(木) 「自分の命を守るために」~着衣泳~

 ペットボトルを使って「浮く」練習

  ビニル袋でも浮くことができるかな?

  ペットボトルと縄を組み合わせて

 昨日の着衣泳(5年生)の様子です。いろいろな大きさのペットボトルを使って、浮く練習をしました。2L入りのペットボトルはもちろんのこと、500mL入りのペットボトル1本でも体を浮かすことができることを実感していきました。驚いたのは、レジ袋やお菓子の袋(ポテトチップスなど)でも体を浮かすことができることです。

 また、見学者は「どうやったらおぼれかけている人を(陸から)救助できるか」という課題を与えられました。縄とペットボトルをくくりつけ、遠くへ投げようとしましたが、なかなか遠くへ投げ込めません。悩んでいる子どもたちに、中村先生から助言がありました。ペットボトルに少しだけ水を入れ、投げ込んでみると…見事に遠くまで届きました!

 短い時間でしたが、命を守る方法を実感的に身に付けていった5年生。たいへん貴重な学びとなりました。

  7月12日(水) 「感性」

  前任校での出来事。朝、登校の様子を見守っていると、一年生が水たまりを見つけ、そこから傘の先っぽ(正式には”石突き”というそうです)で地面を掘り、水の通り道を作っていました。すると、水たまりにたまっていた水が、少しずつその通り道を流れていきます。「校長先生、ほら水がお引越ししているよ」・・・その言葉がとても心地よく感じられました。子どもの感性って、本当にすばらしいなと。

 さらにこう続きました。「この水は、太陽が出てきたら、お空へ上って行って、そしてまた雨になるんだよ」・・・一年生ですが、この子はすでに水の循環について言及していました。普段から子どもの疑問に寄り添い、一緒になって考えたり、ていねいに説明したりするご家庭の姿が容易に想像できました。

 今朝、本校の一年生も登校中、急に降ってきた雨を「天使のおしっこだ」と言っていました。絵本に出てきた言葉でしょうか?それとも自分の発想でしょうか?私にはとても素敵な言葉のように聞こえました。

 ただこの雨は時として人間の生命を脅かす脅威になります。これ以上降らないように…そう願う子どもたちの思いは、きっと天使に届いているはずです。

 7月11日(火) 「校章のもつ意味」

 何気なく見ていた西彼北小学校の校章。調べると、この羽には3つの意味が込められていることがわかりました。

 ①勉学  ② 飛躍  ③ 平和

 特に7月4日に平和学習会を終え、これから広島原爆の日(8/6)、長崎県民祈りの日(8/9)、そして終戦の日(8/15)に向かう子どもたちにとって、③の「平和」について考え続けることがとても重要であり、それが被爆県長崎に生まれた私たちにとっての使命でもあると考えます。

 「平和の原点は、人の痛みのわかる心をもつこと」

 一学期のゴールまであと6日。まずは身近なお友達の心の痛みのわかる北小っ子になれるよう、関わっていきます。

 7月10日(月) 「星に願いを」

  「天の川」に貼られたみんなの願い

   さわやかな色合いの天の川が完成!

     6年生は英語で願いを掲示!

 「願」という漢字には、まっすぐな気持ちでひたすらねがう…という意味があります。では今、北小っ子はどんな願いをもっているのでしょうか?掲示物に書かれてあった願いをいくつか紹介します。

 まず、図書室のさわやかな天の川には、「夏休み、本をいっぱい読みたい」「字がきれいにかけるようになりたい」「戦争がおさまりますように」などの願いが、また6年の掲示板には、「バーベキューがしたい」「海でキャンプがしたい」「旅行がしたい」などの願いが英語で書かれていました。夏休みにしかできない貴重な体験を通して、北小っ子が心身共にひと回り大きくなることが今から本当に楽しみです。

 ちなみに、私は健康な体をつくるために、1日1万歩以上のウォーキングと登山(1000m級を3つ)を成し遂げたいと願っています。

 7月6日(木) 「学びを発信!」

 お昼の校内放送で学んだことを発信!

びっしりと書き込まれた発表原稿

    ポスターで自分たちの考えを全校に発信!

 6年国語の単元:「私たちにできること」。この単元の目標は、身近で起こる環境問題や社会問題などに対して、自分たちなりの具体的な解決方法を提案するという学習です。書いた提案文を発表したり、その解決方法を実際に実践したりするなど、学習後の見通しがもてるようにすることで、より課題意識をもって活動に取り組むことが期待できる単元です。

 6年生は今、お昼の放送を活用し、この単元を通して考えたことをグループごとに発表しています。 写真の班は、環境にやさしい学校をつくろうという提案です。「積極的に再生紙を使う」「紙コップやコピー用紙の使用量を減らす」「買い物のときはエコバックを使う」など、ちょっとした工夫で環境にやさしい生活ができると全校児童に訴えました。また、グループで協力して作った掲示物を児童玄関に掲示することで、みんなの興味・関心がさらに高まるようにしています。

 学んだことをアウトプットする経験は、必ず未来につながります。残りの班の発表を楽しみに待ちたいと思います。

  7月5日(水) 「平和について学ぶ」

 昨日、平和学習会を行いました。今年度は8歳の時に被爆、被爆後の地獄絵図のような街の様子を目の当たりにした市丸 彪さんを語り部としてお迎えしました。

 事前に校長室でお話しした際には、「最初は、原爆のことを話すと、いろいろつらいことを思い出すのでしたくなかったけど、語り部が少なくなる中、誰かが子どもたちに伝えていかんばけんですね。」と胸中を明かしてくれました。

 実際の写真を見せながら、戦争の悲惨さ、恐ろしさを伝えるお話に最後まで真剣に耳を傾ける子どもたち。今、自分の夢をもち、当たり前の生活ができる幸せ、ありがたさをきっと実感したと思います。

 1年生に折り鶴の折り方を教える6年生の姿の中に、平和の原点を見るような気がします。 

  7月4日(火) 「書は心画なり」


 「書は心画なり」-これは私の先輩がよくおっしゃっていた言葉です。「書いた人の心が文字にそのままに表れる」という意味です。似た言葉に「字は体を表す」「書は人なり」があります。とどのつまり、 書いた字を見れば、大体はその人の人柄や性格がわかるということです。

 さて、今日、2年生の書写の様子を見ていて、とても感心しました。それは先生が指導したこと、そして手本を大切にしながら、とてもていねいで美しい文字を書いていたからです。まるで息を止めているかのように集中して文字を書き、「ふ~」と息をつきながら、疲れた手をぶらぶらと振る姿。そんな学習にひたむきに取り組む姿に大きな可能性を感じました。


 6月30日(金) 「宿泊学習~その~」

 待ちに待った野外炊飯。果たして『世界一おいしいカレー』は出来上がったでしょうか?今日は天候の影響で、仕込みは屋内調理場で、火おこしは軒下で実施しました。各所で自分の役割を果たし、一人ひとりの力が結集したカレーの味は・・・表情から察すると・・・きっと『世界一おいしいカレー』だったこと、まちがいなしです。

    目のしむかけどがんばろう!

 ジャガイモの芽はしっかり取らんばよ

   手を切らないように 慎重に…

  う~ん においがたまらない!

   こ、これは「世界一」の味だ!

  6月30日() 「宿泊学習~その~」

 二日目の朝。体調不良者も出ず、しっかり朝食を食べて活動に入ります。

  おいしい朝食 いただきます!

6月29日(木) 「宿泊学習~その~」

 夕食後は体育館でキャンドルの集い。『今日より明日、明日より明後日へ』とよりよく高まっていくクラスになることを約束し、会を閉じました。

   チームで協力 問題解決①

  チームで協力 問題解決

     女神様 降臨!!

    清らかな火の分火

   炎を見つめて 振り返る

   この日の誓いを忘れない

6月29日(木) 「宿泊学習~その~」

 夕食で栄養補給!マナーを守っておいしくいただきました。

   感染症対策もばっちり

    豊かな食材 栄養補給

  おいしい夕食 いただきます

6月29日(木) 「宿泊学習~その~」

 アドベンチャーゲーム!今まで体験したことのないようなスリルと達成感を求める活動です。

   バランス感覚 自信あり 

  やさしいまなざし 見守る仲間

   もはやメガネは 必要なし

  大事な仲間と ハイチーズ

 さあ、いよいよ食事と入浴、そして厳粛なるキャンドルの集い。

 一人ひとりのマナーや生活力が求められます。がんばれ、5年生!

 6月29日(木) 「宿泊学習~その2~」

 幸いにも順調に屋外での活動が実施できています。

 協力し 目指すは一つ 高得点

  ポイント見つけた 目の輝き

 チェックポイント あそこだぞ

  6月29日(木) 「宿泊学習~その1~」

   気合い十分 出発式

   心をひとつに 入所式

   安全第一 竹箸づくり

  ほっとひと息 愛情弁当

 みんなで見つめる 5年の輝き

   (掲示コーナーより)

 今日から5年生の宿泊学習。あいにくの天候となりましたが、5年生の願いが通じたのか、予報より雨量も少なく、昼食後は屋外での活動も予定通り実施できそうです。

 出発式では「必ず成長して帰ってくる」と約束してくれました。その言葉を信じて帰りを待ちたいと思います。

 私は学校に残っていますので、教頭先生から送られてくる写真を生かし、校内掲示の充実と速報(ブログ)につとめたいと思います。 

 6月28日(水) 「忘れられない言葉」

 去る23日(金)の夜、ニュースでは、「沖縄 慰霊の日」の様子が流れていました。この「沖縄 慰霊の日」は、沖縄戦犠牲者の霊を慰め、世界の恒久平和を願う日です。

 そして本日6月28日は、今から78年前、佐世保が大規模な空襲を受けた日です。このことを知っている子どもたちはそんなに多くないと思います。数時間に及ぶ爆弾の投下で、佐世保の中心地は火の海と化しました。

 長崎では、8月9日は大きく取り上げられますが、この佐世保空襲については詳しく取り上げられることがそんなにありません。私たちの身近にある戦争の歴史…。まずは、私たちがそうした事実を知ることが大事だと考えます。

 かつて平和集会の講話で聞いた被爆者の方の次の言葉が忘れられません。

「平和の原点は、人の痛みがわかる心をもつことです」

 今校内に掲示されている佐世保空襲の被害の実際。足を止め、その現実を見つめる子どもたちはきっと当時の人々の痛みを受け止めたはずです。

  6月27日(火) 「心ってどこにあるのでしょう?」

 今日出会った私の本。図書室の「おすすめの本」のコーナーにありました。タイトルは「心ってどこにあるのでしょう?」。さて、みなさんは心はどこにあると思いますか?

 この本では、心はからだのいろんなところにあるという展開で話が進んでいきます。例えば…

 ・ 好きな人に出会うとほっぺが赤くなる。だからほっぺにあるのかな?

 ・ 大切な友達と握手をすると手があたたかくなる。だから手にあるのかな?

 ・ 目を見ただけで、おこっているのか、よろこんでいるのか、かなしんでいるのかすぐわかる。だから心は目にあると思う。 

 そして最後にはこう締めくくられます。『うれしいことがあると体中に力がわいてくる。きっと体中の心がよろこんでいるんだね。』

 そう考えると、心は子どもたちの体中から感じることができます。目から、手から、表情から…。昨日の言葉を借りれば、「よき友人」に出会えた気分です。

 6月26日(月) 「本は友達」

 先日の『移動図書』の様子。 その名のとおり、西彼図書館の本を2週間に1度貸し出しに来てくださいます。 学年に応じて準備された本の数々に、子どもたちの目が輝きます。(自分にぴったりの本が選べます)

「読書は私たちに未知の友人をもたらす」

 これは、フランスのある小説家の言葉です。

 新しい本との出会いはまさに新しい友達との出会い。そんな素敵な出会いを求め、何冊もの本を抱え、借りに来る子どもたち。よき友と出会えたかな?

 6月23日(金) 「第1回地区評価委員会」

 西彼町では、保護者や地域の方々、教職員により構成された評価委員が、年に2回、町内の各小・中学校を訪問し、子どもたちの学習や生活の様子を参観し、評価する機会を設けています。学校は、評価結果を受け、課題改善に取り組むだけでなく、全ての課題を関係者と共有するようにしています。

 写真は本日の参観の様子です。委員の皆さんが子どもたちを見守る目がとてもあたたかく、この西彼北小の『力強い応援団』のように感じられました。

 また、今日は教育週間の最終日でしたが、ご多用の中、授業参観に来てくださった保護者の方も数名おり、あらためて子どもたちが家庭や地域であたたかく見守られながら、愛情いっぱいに育てられていることを実感しました。

 教育週間は終わりますが、来週もまだまだ「個人面談」が続きます。ていねいに対話しながら、一人ひとりの心を見つめていきます。

 6月22日(木) 「みんなちがって みんないい」

 玄関掲示された一つの詩。これは金子みすゞさんが創った有名な詩です。最後の一行、「みんなちがってみんないい」がぐっと胸に迫ってきます。「心を見つめる教育週間」にぴったりの内容です。

 ただ、人はどうしても自分より勉強ができたり、走るのが速かったり、友達がたくさんいたりすると、自分にないもの(魅力)をもっているその人を、うらやむものです。

 だからこそ、この詩の言葉に触れると、あらためて「こうありたいな」という思いが湧き起こります。そしてよく見てみると、本当に一人ひとりはちがっているし、一人ひとりにすてきなところがたくさんあることに気づかされます。

 西彼北小の136名、みんなちがって みんないい。

 6月21日(水) 「学び合い」

 今日の3校時目、3年生の算数の研究授業が行われました。めあては、かさなりがあるときの長さの求め方を考えることでした。まず自分の考えを線分図や式、言葉で整理し(思考)、最初にペアで伝え合います(表現)。途中で自分の間違いに気づく子、自分では気づかなかった考えに感動する子、なんとなくわかったつもりになっていたことが、友達の説明ですっきり納得できた子…。ペアで協働的に学び合う姿が温かい雰囲気に満ち、誰もが安心して学習できる環境をつくることの大切さをあらためて実感しました。

 最後に授業の振り返りをする中で、自らの成長(高まり)に気づき、さらにやる気を燃やす3年生の姿に、大きな可能性を感じました。私たち教職員も、この授業を通して学んだことを明日からの授業に生かしていきます。

  6月20日(火) 「心を見つめる」

  本日はご多用の中、授業参観・学級PTA・家庭教育学級と、長時間にわたり、誠にありがとうございました。 すべての学年で道徳の授業参観を行いました。 子どもたちはしっかり自分の心と向き合うことができていたでしょうか。 

 「心が変われば行動が変わる…」という言葉もあります。 今日の授業をとおして感じたこと・考えたことが、これからの生活、そして生き方に生かされると信じています。

  なお、家庭教育学級では、長崎大学教育学部准教授の倉田  伸先生を講師に迎え、「これからの時代を生き抜くために必要な情報活用能力とは 」という題で講演会を開催しました。高度情報化社会を生き抜くために、その基盤をつくる小学校時代に、情報を活用する際のルール、態度を時間をかけて醸成していくこと、自らの可能性、人間の可能性を開くために、情報を効果的に活用すること。その他たくさんの示唆をいただきました。

 倉田先生、本日は誠にありがとうございました。

 6月19日(月) 「教育週間スタート!」

    本日より『西彼北小っ子の心を見つめる教育週間』がスタートしました。この教育週間を機に、もう一度自分たちの学級、そして学校全体を見つめ直し、一人ひとりが思いやりをもち、安心して生活できる教育環境づくりに努めることを目標としています。

 今日は校長講話として、「ハー」と「フー」の話をしました。寒い時、かじかんだ手を温めるのが「ハー」。やさしく息を吹きます。

 一方、鍋物など熱いものを食べる時には、口をとがらせ、「フー」と強く息を吹きかけます。そのことにより、温度を冷ますことができます。

 「???」・・・ここまで来て、疑問がわいてきます。同じ人間から出る呼気なのに、使い方によって冷たくもなれば温かくもなるのはどうしてだろうという疑問です。(実は科学的な根拠があります)

 これと同様に、同じ人間が発する言葉でも、どんな気持ち(心)で使うかによって、相手に温かく響くこともあれば冷たく感じられることもあります。

 「あなたはどちらの言葉を使う人になりますか?」ー今日は私から提言をしました。この一週間、子どもたちが高い意識をもって生活する姿に期待したいと思います。

 6月16日(金) 「縦割りそうじ」

 学校で大切にしたい縦のつながり。私自身の小学校時代を思い出しても、学校でふれあう上級生のやさしさや頼もしさは、いつしか『憧れ』となったものです。

 さて、本校においてもこの縦割り班で掃除を行うことにしました。もちろん6年生を中心とした上級生のリーダーシップが求められます。今日の顔合せでは、班員の確認と役割分担などを行いましたが、早速6年生がリーダーとなって、下級生にやさしく語りかける場面が見られ、この縦割り活動の価値を再認識したところです。

 力を合わせて学校をピカピカにする姿に期待します!

 6月15日(木) 「小さい勇気をこそ」

 今朝の児童集会で運営委員会の発表がありました。学校全体をよくするために、みんなで目指す目標をつくったり、あいさつ運動をしたり、代表委員会で司会・進行を務めたりしています。ちなみに今年の児童会目標は…

『みんながふわふわ言葉を意識し やさしい心をもち 団結する学校』です。子どもたち自身がつくったすばらしい目標です。定期的に振り返りをしながら、常に意識して生活してほしいと願っています。

 さて、集会の最後に「今日の集会の感想を発表してください」という運営委員会からの問いかけに全員が沈黙。その間、数分・・・・。「どうしたものか…」と気をもんでいたところ、一人の勇気ある4年生が真っ先に手を挙げました。最初に手を挙げるのはとても勇気が必要だったと思いますが、その堂々とした姿をとても頼もしく思いました。

 このブログは「勇」日記。勇気を持って生活してほしいという願いも込めています。今日の集会を機に、勇気ある北小っ子が一人でも増えるといいなと思います。

  6月14日(水) 「こんな自分になりたい」

 左は世界に誇る日本のスター、大谷翔平選手が書いた目標達成シート(夢をかなえる表)をデータ化したものです。このマスの中心に書かれてある「8球団からドラフト1位指名される選手になる」という大目標を達成するために、一マス一マスの小目標をクリアする努力を続け、誰もが憧れる偉大な選手になりました。

 北小っ子も、形は違えど「こんな自分になりたい」という明確な目標を立て、日々努力を重ねています。1学期も半ばを過ぎ、あと1か月余りでゴールを迎えます。自らの目標が「絵にかいた餅」になっていないか再度見つめ直し、目指す姿に近づくために小さなことからこつこつと積み重ねてほしいと思います。

 最後に私が一番好きな大谷選手の言葉を紹介します。

「努力すればするほど 自分に足りないところが見えてくる」

 6月13日(火) 「さんかく」

 朝晩はややヒヤッととしますが、日中はとても暑くなりました。しかし、そんな暑さにも負けず、昼休みの運動場は大盛況。ブランコ、サッカー、フリスビー。それから学級園で農作物の観察をする子もちらほら…。一人ひとりが思い思いに自由な時間を楽しんでいます。

 さて、この暑い時期、ある校長先生のお言葉が今でも思い出されます。

 「人間がたくましく成長するには、『さんかく』が重要です。」

 では、その『さんかく』(3つの『かく』)とは・・・

①「汗をかく」…任された仕事や清掃に一生けんめい汗を流すこと。昼休み汗びっしょりになって夢中になって遊ぶこと。

②「字を書く」…漢字・計算練習や日記など、学んだことをより確かなものにするために、こつこつ努力を重ねること。

③「恥をかく」…勇気をもって人前で自分を表現したり、失敗を恐れず思い切り挑戦したりすること。失敗から学ぼうと前向きにチャレンジすること。

 よく考えてみると、この『さんかく』は、私たち大人にも必要なことのように感じます。暑さに負けず、この『さんかく』を大事にしていきます。

 6月12日(月) 「見えないところ」

 写真は先日の読み語りの様子です。プールの水で見えない部分を想像し、どんな生き物が隠れているか当てていきます。子どもたちの鋭い反応が飛び交う楽しい時間となりました。

 さて、この読み語りに参加しながら、かつて先輩が話されたことをふっと思い出しました。それは「目に見えない(見えづらい)ところが実は大事なんだよ!」という言葉です。一つ例を挙げると、「手洗い場の排水口」。放っておくと、ふたの下にあるごみ受けが目詰まりを起こし、水が詰まってしまいます。どんなに汚くても誰かがふたを開け、中のごみ受けをきれいに掃除しないといけません。

 また、人間関係でいえば「心」。見えづらい相手の心を、顔や声の表情から読み取り、その人に寄り添う思いやりをもって生活することが大事です。

 本校の「心を見つめる週間」が来週に迫りました。今一度、生活の中にある「見えない(見えづらい)部分」に気づかせていきたいと思います。

6月9日(金) 「ぐんぐん育て!」

 一昨日の2年生の生活科。久しぶりの晴天のもと、自分たちが植えた夏野菜の観察をしました。みんなそれぞれに五感をフルに働かせ、多様な見方できゅうりやミニトマトの育ちにぐっと見入りました。

・ 葉っぱの色や形

・ 葉っぱや茎のにおい

・ さわったときの葉っぱの触感

・ 茎や実の大きさ(手のひらいくつ分、親指と同じ長さなど)

 このような観察の視点は、全ての学習に生かされるものです。これから日常的に学級園に足を運びながら、こうした鋭い「観察力」をぜひ身に付けてほしいと思います。ちなみに我が家の小さな畑は粘土質なので、今年はもみ殻を入れてみました。保護者・地域の皆様で、「よい土づくり」にお詳しい方は、ぜひ私に解決策をご教授ください。よろしくお願いします。

 6月8日(木) 「花の色」 

 美しいアジサイの花。用務員さんがさり気なく校長室に飾ってくださったこのアジサイにとても心を癒されます。

 ただ、同時に次のような疑問もわいてきました。

「アジサイはどうして花の色が違うのだろう?」

 調べてみると、次のように記されていました。『同じ株でも花の色が異なるのは、土の質に違いがあるためだと考えられています。日本の土壌は弱酸性なので、青っぽいあじさいが多く、逆にアルカリ性土壌のヨーロッパではピンク系が多くなる』そうです。

 なるほど!土の質の違いが花の色を決める…、そう考えると何だか人間にも通じる部分があります。土の質は生活環境や学習環境だと言えます。しかし、環境だけを整えても美しい花は咲きません。その中から自分に必要な栄養素を積極的に吸収しようとする「根」、人間でいえば「主体性や意欲」を育てていくことが最も大事だと考えます。

 アジサイが教えてくれたこと。それは子どもたち一人ひとりの可能性を大きく開花させるための大事な教えとなりました。

 6月7日(水) 「心を磨く」

 久々のよい天気のもと、延び延びになっていたプール清掃を行いました。とにかく壁、底、排水溝をひたすら磨くことが作業の中心です。たまった水は大変汚れていて、強いにおいもします。最初は強い抵抗を感じていた子どもたちでしたが、そのうち汚れることも濡れることもいとわず、一生懸命作業をする姿が見られました。中には「プールを磨いて~心を~みが~く♪」と、鼻歌を歌いながら作業をする子、よほどつらかったのかZARDの「負けないで」を歌いながら作業をする子もいました。

 何事も「真心を込めて」取り組む。清掃への取り組み方を見ると、ふだんの学習への取り組み方を象徴しているように感じました。清掃はまちがいなく私たちの心を磨くことにつながる…そう実感しました。

 6月6日(火) 「やさしさに触れて」

 今日、2年生の男の子が近づいてきて「校長先生に手紙を書きました」と手作りの封筒を手渡してくれました。

 ドキドキしながら手紙を開くと、とてもうれしいことが書いてありました。「ごはんに毒が入っていないか見てくださって…」の文に思わず笑ってしまいましたが…。(毒見ではなく検食ですよ!!)

 そんな子どものやさしさに触れ、心温まる一日となりました。

 ただ、教頭先生への手紙に書かれていた「イケメン」の文字は、私の手紙にはありませんでした笑

6月日(月) 「歯と口の健康週間

「手に入れよう 長生きチケット 歯みがきで」

 これは令和5年度の『歯と口の健康週間』の標語です。非常にインパクトがあります。同じように『8020(ハチマルニーマル)運動』(80歳で自分の歯が20本以上ある)も有名です。「国民皆歯科検診」が推奨されるのは、歯の健康が、健康寿命そのものを延ばすことにつながることを意味しています。

 さて、来週、本校でも歯科検診が行なわれます。歯との付き合いは一生続きます。できれば健康な状態を保ちたいものです今一度、お子様の口腔状態について御家庭でも点検していただき、もし虫歯があるようでしたら、早期受診・早期治療をお願いいたします。 

 最後に一句…「白い歯で さわやか歯ッピー 笑顔咲く」

 6月1日(木) 「たのしみは」

 たのしみは

 甲子園見て 

 もり上がり

 行ってみたいな

 あのマウンドへ

 

 これは、今日の国語の時間に6年生が創った短歌です。素直な思いが伝わってくる、秀逸な作品だと感じます。

 さて、今日のテーマは『たのしみは』。児童にとって、日常の楽しいことやわくわくすることを短歌として創作しました。なかなか筆の進まない子もいましたが、取り組みやすいお題だったので、みんな積極的に創作に挑んでいました。

 最後に私の創った短歌を・・(登山をテーマに)

 たのしみは

 苦しさ乗り越え

 頂上へ

 見渡す景色の

 遥かなるとき

 5月31日(水) 「外国語の授業」

 外国語の授業が始まったのは、2020年4月。今年度で4年目に入ります。その間、授業を通して、子どもたちのコミュニケーション力は確実に高まっています。

 さて、6年生の外国語の授業。自分が行ってみたい国とその理由を紹介し合いました。「In India,You can see  the  Taj Mahal.」「In the UK, you can  eat  fish&chips.」など、それぞれが自分の興味のある国の魅力を発信しました。私もインドを旅した時、世界遺産であるタージマハルを訪れていたので、インドを紹介した子がいて、とてもうれしい気持になりました。

 今年は世界水泳やバスケットボール、ラグビーのワールドカップも予定されています。今やボーダーレスの時代。世界に生きる人々と共生していくために、コミュニケーションの手立てとなる外国語の学習はとても大切です。

 5月30日(火) 「イメージを絵に表す」

 今日は研修のため、担任不在となった1年生で図工の授業をしました。いざ授業をする…と決まり、図工の教科書を開くと、最初のページに次のような言葉を見つけました。

「ずがこうさくをまなぶみなさんへ (一人ひとりの作品は)みんなちがっているけれど、それはとてもすてきなこと。」  

 さて、今日のテーマは「なが~いかみから」。いつもとは違う長い画用紙を見て(感じて)、かきたいものをイメージし、絵に表していきました。巨大パフェ、恐竜、赤い橋(西海橋のイメージでしょうか…)、こいのぼり…。次々にイメージしながら作品を仕上げる1年生の創造性に圧倒!?される2時間でした。ちなみに多めに準備していた画用紙はすぐに足りなくなりました。

 一方でなかなかアイディアが浮かばず絵が進まなかった子、ちょっと気に入らないとすぐに新しい画用紙を求める子などに対し、効果的な指導ができなかったことを反省しています。今度は1年生全員が達成感を感じることができる授業をしたいと思います。

  5月29日(月) 「中体連で考えたこと」

 昨日は西海市の中体連。私自身、かつてバレーボールの指導を10年以上やっていたこともあり、迷わずバレーボール競技が行われていた西彼総合体育館に足を運びました。会場には西彼北小の子どもたちもたくさんいて、何人もあいさつをしに来てくれたので、とてもうれしかったです。

 さて、バレーボールを見ていて再認識させられたことがあります。良いチームは、ボールにふれている選手はもちろんのこと、必ずと言っていいほど、ボールにふれていない選手が連動して動いているということです。つまり、一つ一つのプレーを他人事としてではなく自分事としてとらえ、相互にカバーし合ったり、次の攻撃(守備)の準備をしたりするなど、個々が主体的に動いているのです。

 一つの目標に向かって、それぞれが主体的に連動して動く…。そんな学校(チーム)をつくりたいと思った一日でした。やはりスポーツはいいですね。

 5月26日(金) 「幸せな人生を送るために~6年生を対象とした生き方講座~」

社員教育接遇マナー研究所 代表  俵 純子先生を講師に迎えて~           

  うなずきながら聴き方名人!

  よい習慣がよい人格をつくる

   自分のよさ、相手のよさ

   ~自己肯定、他者肯定~

 心が変われば 態度が変わる    

 態度が変われば 行動が変わる

 行動が変われば 習慣が変わる   

 習慣が変われば 人格が変わる

 人格が変われば 出逢いが変わる  

 出逢いが変われば 人生が変わる 

 

 俵先生が発する一言一言が胸に響く。6年生もその言葉の力に心を磨かれ、導かれるようにお話に聞き入る。運動会で見せた真剣さとはまた違ったまなざし、それは自分の心と向き合う真剣さ。明るい挨拶、さわやかな笑顔、元気な「はいっ!」、きびきび行動。人と接し、人と共に生きていく中で、この4つがとても大事であることを子どもたちは体験しながら学んでいった。素直な心で謙虚に学び続ければ、人は必ず変われる!! そんな俵先生の心からのエールがいつまでも余韻として残った。

 「人生は習慣の織物である」-この言葉の重みをあらためて実感した一日。俵先生、本当にありがとうございました。

 5月25日(木) 「学ぶことは変わること」

 わたるときは「手のひら」で意思表示

 運動会で培った力をさらに伸ばす

 全校朝会で、北小っ子の「高まりつつある姿」を3つ紹介しました。1つ目は、自ら進んでトイレのスリッパを並べる姿(昨日のブログで紹介)が少しずつ見られるようになったこと、2つ目は、交差点や横断歩道で必ず止まり、手をしっかり伸ばして渡る意思を示す子が増えつつあること、3つ目は、あいさつの時、ちゃんと「言葉のキャッチボール」ができる子が増えつつあることです。

 逆に課題として、校内を走って移動する子が多いことを伝えました。出会い頭でぶつかると大けがにつながってしまいます。また、走ると必ず先生たちに「止」められ、注意をされる。結果として、目的地に行くのが逆に遅れる。では「止」められることを「少」なくするにはどうしたらよいか…と問い、「歩く」という答えを示しました。

 もうすぐ6月。いろんな行事を通して高まる(変容する)子どもたちの姿を信じて見守ります。

 5月24日(水) 「はきもの」

 「はきものをそろえると心がそろう・・・」-これは、あちこちのトイレに貼られている有名な詩です。「はきものをそろえる」という行為の中に、自分のしたこと(言動)を振り返る心が表れるからです。

 「脚下照顧」-この言葉、どこかで見かけたことがあると思います。私は、お寺の出入り口でこの貼り紙を見つけ、思わず脱いだ靴を並べなおす…そんな経験を何度もしてきました。「脚下照顧」には、本来、“我が身を振り返れ”という意味が込められており、自らの行いを顧みることの大切さを示唆しています。

 今朝、1階のトイレを通りかかったとき、2年生2人がしゃがみ込んで、一生懸命スリッパを並べている姿を見つけ、とてもうれしくなりました。自分のはいた分だけでなく、乱れたスリッパをそっと並べる2人。このよき習慣がじわじわと広がり、当たり前になってほしいと強く思います。たった一つの習慣ですが、子どもたちの未来につながる大事な習慣です。

  5月23日(火) 「言葉には魂が宿る」

 「言霊(ことだま)」という言葉もあるように、言葉には心(魂)が宿ります。プラスのことを口にすれば明るく前向きになれますが、マイナスのことを口にすると、心も暗くなり、意欲も減退します。

  今日授業の様子を見て回っていると、「面倒くさい!」という言葉が何度か聞かれました。「面倒くさいから効率的にできないかな」…そう考えることは、算数や他教科等でもとても大切な思考です。しかし問題なのは、「面倒くさいから」…といって最初からあきらめて何もしないことです。運動会のテーマにあった「あきらめない」という言葉は、何だったのでしょう。「人生に無駄なし」…そう思ってまずはやってみる!北小っ子には、そんなひたむきさをぜひもってほしいと思います。

 最後に、アニメ監督の宮崎駿さんの言葉を紹介して終わります。

 「大事なことはたいてい面倒くさい 」

 5月21日(日) 「運動会」~希望の一日~

 今日は絶好の運動会日和。ご来場いただいた皆様には、子どもたち一人ひとりの頑張りを最後まで温かい目で見守っていただき、本当にありがとうございました。直接顔と顔を合わせながらあいさつや会話を交わす光景をあちこちで見かけ、ようやく当たり前の日常が戻りつつあることを実感し、希望を感じる一日となりました。

 「あきらめない 主役は赤だ」~応援歌より~

「君がいるから優勝することができる」~応援歌より~

 最後まであきらめずに全力疾走!

  ご協力ありがとうございます!

「位置について…よーい…」

 親子で力を合わせてイチ、ニー…

 「仲間のために…よしやるぞ」

  「今日は大漁!よか一日!!」

   「高学年の力強さ」

 来週からはこの運動会で培った力(体力、忍耐力、協調性など)を存分に発揮し、次の目標に向かう北小っ子の姿に大いに期待します。

 最後に、本日早朝よりテント設営や駐車場整理にご協力いただいた皆様、また最後まで残って後片付けを手伝ってくださった保護者の皆様に心より感謝申し上げます。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

 5月19日(金) 「いざ、本番!」

  校内のあちこちに運動会にかける思いが満ちています。

      児童玄関①

    「運動会のテーマ」

    保健室横の掲示板

 「早寝・早起き・朝ごはん!」

       図書室  

「運動会に向かって~おすすめの本」

      児童玄関②

   「応援歌に合わせたPV」

 教頭先生が子どもたちのモチベーションUPを図るために制作した赤・白のプロモーションビデオ。動画に見入って踊り出す子もいました。

      児童玄関③

  「子どもたちへのメッセージ」

令和6年1月9日(火) 「やさしさあふれる3学期に」

 今年度の運動会のテーマは「みんなで協力 あきらめない 全力で成功させる 運動会」です。これまでこの目標を達成するために、全力で練習を重ねてきました。この努力を礎に、本番で一人ひとりが輝くことができるよう、 開会式で伝えようと思っていることが3つあります。

①  一生懸命頑張っている仲間を信じて、最後まで精一杯応援すること。 それが仲間を奮い立たせ、大きな力になること。

② 運動会に来ていただいた方に感謝の気持ちをもって接すること。 一番の感謝の伝え方は、勝敗に関係なく、最後まで全力を尽くす姿を見せること。

③  元気いっぱいの挨拶や歌声で、来場された皆様を元気にすること。

 さあ、いよいよ本番を迎えるのみとなりました。21日(日)は、子どもたち一人ひとりが精一杯輝く姿をどうか温かく見守り、応援していただけたらと思います。たくさんのご来場をお待ちしています。

 5月18日(木) 「うれしかったこと」

 朝、2年生の教室をのぞくと、みんな一生懸命に運動会の目標を書いていました。

 「色べつたいこうリレーでぜったい いちばんを、ぜったいとります」「ぜったい」という言葉の繰り返しに、勝利を目指す強い思いを感じます。

 「みんなのためにがんばります。」…仲間を思う気持ちが大きなパワーを生みます。

 「6年生までに1位をとりたい。そのためにれんしゅうをする」…努力の大切さを感じていることがうれしいです。

 一人ひとりがしっかり目標をもってのぞむ運動会です。

 追伸 中には「こうちょう先生もがんばって」と書いてくれた心優しい子もいました。

  5月17日(水) 「予行練習」

  みんなのやる気が燃える赤組

  きらきらと 笑顔輝く瞬間

   心ひとつにきらめく白組

 好天の下、運動会の予行練習を行いました。「練習」といっても、気持ちは本番と同じ。会を始めるにあたり、次の4つの願いを述べました。

 1 何事も「始め」と「終わり」を大切にする

 2 そろえる(礼、声)

 3 競技に出ていないときは、友達・仲間を最後までしっかり応援する

 4 ご来場いただいたご家族や地域の方々への感謝の気持ちを大切にする

 最後は「運動会でこんな姿を目指したい」」「こんな北小学校の運動会をつくりたい」という一人ひとりの思いの強さが運動会をつくりあげると思います。さあ、心を一つに!!あと2日です。

  5月16日(火) 「努力の尊さ②」

 先日ニュースでJリーグ発足30周年を記念した番組が放送されていましたが、その中で、元:日本代表監督であった岡田 武史さんが次のように語る場面がありました。

 『私が選手を選ぶ時は、まず私生活がきちんとしている者を選ぶ。なぜなら、大きな試合で力を発揮できるのは、結局そういう人間だから。』

 これを学校生活に当てはめると、日々の生活習慣や学習への態度、言葉遣いなど、自らを律することができる子が、運動会当日(本番)もきっと底力を発揮できる…そう考えます。

 運動会当日、北小っ子一人ひとりにぜひ底力を発揮してほしい!そのために、残り3日間、よく学び、よく練習し、十分休養をとりながら、本番に向かってほしいと願っています。

 追伸  本日テントの借用および設置にご協力いただきました保護者の皆様、本当にありがとうございました。

  5月15日(月) 「努力の尊さ」

 児童玄関の詩です。運動会を目前に控えた私たちに力を与えてくれるような詩です。

 さて、WBCでも大活躍の大谷翔平選手が残した名言の中に次の一つがあります。

 「努力すればするほど、自分に足りないところが見えてくる」

 児童玄関の詩と大谷選手の言葉に共通しているのは、「努力の尊さ」を伝えている点です。自分に足りないところを補うためにさらに高い目標を設定し、努力し続ける。その努力の積み重ねこそが真の力となり、大きな自信となる…。

 運動会まで残り4日。136名一人ひとりの努力と成長をしっかり見つめ続けます。

  5月12日(金) 「刺激」

 3校時目に運動会に向けた全体練習が行われました。見ごたえがあったのは応援合戦です。現段階でどのくらいの仕上がりか、子どもたちも教職員も「赤」「白」それぞれの応援に目がくぎ付けになりました。

 運動場での実際の隊形づくりや移動に慣れていなかったため、多少のぎこちなさもありましたが、総合的にはどちらにも合格点が与えられる仕上がりだったと感じました。

 お互いに見合ったことで、向上心・ライバル心にも火が付いたのか、昼休みにも運動場や体育館でさらに意欲的に練習に励む姿が見られ、ラスト一週間のさらなる高まりが期待できる一日となりました。

 5月11日(木) 「自分色の花を咲かせよう」 

 朝から、図書ボランティアのみなさんが読み語りをしてくださいました。メンバーの朝川先生がご自宅の庭から真っ白いかわいらしい花が咲いた木の枝を持ってきてくださいました。この花は、西彼北小学校の校歌の2番にでてくる「卯の花」です。

 

 校歌2番

咲くや真白き 卯の花に

 山ほととぎす 鳴き渡る

 爽けき精神(さやけきこころ) 身に受けて

 今日も学ばん ひろき愛

 ああ 愛よあれ 北小学校

 

 以前、朝川先生が西彼北小学校にご勤務されていたころに、子どもたちに見せたいという思いから庭に植えた卯の花が、現在も大きく元気に茂っているそうです。

 

 多くの方に愛情をいただいていることに気付くことができた今日の読み聞かせは、運動会に向けて、元気いっぱいにそれぞれの花を咲かせようと頑張っている子どもたちにとって素敵な時間になりました。


5月10日(水) 「運動会をとおしてめざす姿」

 昼休みに校内を回ると、あちこちから聞こえてくる音楽…。誰に言われるでもなく、生き生きと表現運動や応援の練習に主体的に取り組む子どもたちの姿が見られます。ポイントは「主体的に」という点です。「こんな運動会にしたい」「この競技ではこんな点を見てほしい」-そんな子どもたちの思いや願いがやる気や主体性を引き出します。

 運動会まで時を大切にしながら、努力することの大切さや困難を乗り越える耐性を育てていきたいと思います。ご家庭でも励ましをよろしくお願いします。

 5月9日(火) 「命を見つめる」

 つばめの巣、発見!!

 校庭で見つけた生き物、美しい草花。写真を見ながら振り返り。

 今日は快晴。運動会に向けた練習、自然観察など、屋外での学習に目を輝かせる子どもたち。時折、「何か」を発見した歓声が聞こえてきます。私もその声に誘われるように外へ…。

 ちょうど4年生がクロームブックを使って春の自然観察をしていました。いつの間にか玄関の軒先にツバメが巣を作っています(鈍感な私は気づきませんでした)。ツバメが飛び立つ瞬間を動画で撮影できた子どもたちが胸を張っています。私も写真や動画を見ながら、子どもたちと喜びを分かち合いました。

 命を見つめるあたたかいまなざしは、とても純粋で優しさにあふれていました。

  5月8日(月) 「代表委員会」

自分たちのがんばりを見ている人や仲間に伝えたい!!

  クラスや委員会の代表として

 各学年の思いのこもったスローガン

 代表委員会は、文字どおり高学年 を中心とした、各学級の代表(代表委員)、各委員会の代表、運営委員によって構成されています。今日のテーマは「運動会を盛り上げよう!」。そのために、スローガンを始め、自分たちにできることを話し合っていきました。

 「〇年生では、こういうスローガンを考えました。理由は(訳は)~~だからです」・・このように、どの学年も意見を言う時に根拠を明らかにして述べている点がすばらしかったです。スローガンを決める際は、どの学年にも共通して取り上げられている言葉にも目が向けられ、すべての学年の思いを集約しようとする姿をうれしく思いました。決まったスローガンは「みんなで協力 あきらめない 全力で成功させる運動会」です。このスローガンのもと、北小っ子全員で心を一つにして運動会に向かいたいと思います。

 5月 2日(火) 「交通安全教室」

 毎日私たちを見守ってくださる尾﨑さん。あいさつのすばらしさを話されました。

 青になっても周りをよく見て渡る

  車道から離れて待つ→渡る前に再度、

  右→左→右の確認

 子どもたちがかけがえのない生命を大切にしながら安全に生活を送る上で、「交通安全」はとても重要です。特に小迎は県北と県南を結ぶ交通の要衝であり、たいへん交通量が多いので、この交通安全教室での学びが大きな意味をもちます。

 今日ご指導をいただいた中で特に心に残ったことが3つあります。①歩道を歩くときもできるだけ車道から離れて歩くこと、②信号が青に変わっても、歩き始める前に左右をしっかり確認し、手を挙げながら周りをよく見て歩くこと、③飛び出しはぜったいにしないこと。

 連休中も以上のことに気を付け、安全に過ごしてほしいと願っています。

 5月 1日(月) 「委員会活動」

 「自分たちの学校は自分たちの力でつくっていくんだ!」-そうした自治的な力を育てるのが委員会活動です。子どもたちの発意・アイディアがあふれる活動が展開できれば、学校は生き生きと活性化します。今日は図書委員会の活動の様子を少しだけのぞかせてもらいました。

 運動会に向けた掲示が施された図書室はとても明るい雰囲気です。私もいくつかの本を手に取りましたが、写真にも写っている「しっぱいにかんぱい!」という本に読みはまってしまいました。簡潔に言えば、失敗を通してたくさんの学びがあり、それが人生を生き抜く力になるという本でした。まさに私のために書かれているような本でした。

 さて、委員会の子が作成しているのはメダルでしょうか…和気あいあいとした中で楽しく作業に取り組む姿が印象的でした。連休はあまり天気がよくないとのこと。雨の日は割り切って静かに読書に親しむのもよいかもしれませんね。  

   地震発生→机の下に避難

  頭を守り、煙を吸わないように

 「しまうま」の合言葉

 4月28日(金) 「避難訓練」

 「天災は忘れたころにやってくる」と言われます。 「天災」のところは「地震」や「台風」、「津波」などとも置き換えられます。 今日は地震発生後に、二次災害として火災が発生することを想定した避難訓練を行いました。

  日本では、15分に1度、火災が起こっています。また、昨今、九州内でも大きな地震が起こっており、2016年の熊本地震では 震度7を観測する大地震が発生しています。そう考えると、災害はいつ、どこで起こっても不思議ではありません。 何もない平穏な時こそ、いろんな災害を想定しながら、「構え」をしっかり整えておくことが大事だと考えます。 

  今日は火災発生場所を知らせる大事な場面で声を出す子がいました。命を守るためには、普段から話をしっかり聴く力を育てておく必要があることをあらためて実感しました。常に身の回りの危機にアンテナを張り巡らすシマウマのように、危機に強い子を目指していきます。

4月27日(木) 「聴くこと」

 今日の全校朝会。聴くことをテーマに話をしました。 

『「聴」ーこの文字の中にはどんな漢字が入っていますか?』と私が問うと、『「耳」「目」「心」…そうだ「十」もある。』とすぐに答える子どもたち。

『そうです。人の話は目と耳と心で(つまり全身で)聞くのです。そしてこの中で一番大事なのは話す相手を大切に思う「心」です。』-私の話にしっかり心を傾ける子どもたち。いつもこのような構えで話を聴くことができれば、相手の考えや気持ちがわかります。そしてきっと授業もよくわかり、自分の考えも深まります。

 子どもたちの聴く力をもっともっと伸ばし、写真のようにまっすぐなまなざしで授業を受けることができる子どもを根気強く育てていきたいと思います。

4月26日(水) 「授業参観・PTA」                          

 ついこの間スタートしたばかりの令和5年度。しかし、もうすぐ4月を終えようとしています。本当に月日の経つのは早いものです。来週からは5月。運動会に向けた取組も本格化します。その前に、本日、多数の保護者の皆様に授業を参観していただき、子どもたちの様子を見ていただいたことは、たいへん意義があります。今夜の食卓で褒められる子、叱られる子、いろいろいるでしょうが、必ず明日以降の学校生活につながります!!

 PTA総会では、自分自身のこと、学校づくりのことをもっと伝えたい、もっと語りたいと思う気持ちを抑えながら話しました。挨拶の中でもお伝えしたように、これから学校で起こるよいことも悪いこともまるごと受け止めて、誠実に向き合っていく所存です。

 西彼北小に新しい風、やさしい風を吹かせたいと決意しています。よろしくお願いします。

  「白組行くぞ~」

 「赤組、勝つぞ~」

4月25日(火) 「心をひとつに」~赤白顔合わせ会~

 運動会で共に優勝を目指す仲間が初めて顔合わせを行いました。5・6年生は、本当に限られた時間の中で、この日に向け、準備を進めてきました。目玉となったのは応援歌。

 白組…「ダンスホール」

 赤組…「青と夏」

 いずれも今大人気のMrs. GREEN APPLEの曲。私も最近の歌はあまり知りませんが、それでもよく耳にする曲。低学年も全身でリズムをとりながら目を輝かせて応援歌を聞いていました。

 来週から高学年をリーダーにして本格的に応援練習が始まります。心をひとつにして取り組んでいきます。