人間が行動決定に大きく影響する先行要因として予期機能の認知が影響することがカナダの心理学者バンデューラによってとなえられている。
①効力予期(うまくできる自信)→自己効力感が影響する
②効果予期(良い結果への期待)→外的要因
①効力予期〇 効果予期〇
→うまくできる自信があり良い結果への期待が高い。
②効力予期〇 効果予期×
→うまくできる自信があるがよい結果への期待が低い。
③効力予期× 効果予期〇
→うまくできる自信がないがよい結果への期待が高い。
④効力予期× 効果予期×
→うまくいく自信がなく、よい結果への期待も薄い。
①の組み合わせの場合経験以上の挑戦が可能。(発達上の限界はある)
②本の内容を魅力的に伝えることに効果を実感できる。
③本の内容的魅力を伝えるより励ましの方に効果がある。
④時期を待ったほうが得策。
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※③④の場合は紹介だけではなく本人への働きかけが重要となる。
※効力予期に大きな影響を与えるのは自己効力感。
※読字の支援が必要な場合もある。
→隠れ③のパターンもよくある。(言葉からは②のパターンのように聞こえても実力への不安の言い訳の場合があるので注意)
予測される状況に対処するために必要とされる一連の行為を、
いかに上手くなし得るかについての本人の判断。
①遂行行動の達成 (成功体験)
②代理的経験(成功モデルを示す)
③言語的説得(励まし、努力への高評価)
④情動の喚起(心身のリラックス)
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※4つの要素を充足させるためのアクティビティは本の紹介と同様の価値がある。
編集中 最終編集2022.03.17