2.初歩読書期
2.初歩読書期
発達段階:基礎読書力が
成熟するまでの時期。
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発達段階:基礎読書力が
成熟するまでの時期。
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対象年齢▷1学年2学期ごろまで
特徴的傾向▷
①意味が簡単で明瞭なものであって、
未知の語が頻繁に出てこないものならば、独立して読みはじめる。
②未知の語の意味や発音を,前後の関係からつかむ初歩の技術を得る。
③まだ一語ずつ拾い読みするので、速度は極めて遅い。
対象年齢▷1学年3学期から2学年1学期ごろまで
特徴的傾向▷
①読解語彙の量が増し、新語を解釈でき、
やや頻繁にそれが出てきてもまごつかず、文意がつかめる。
②読む際の唇の動きはほとんどなくなるが、
文字言葉を話し言葉に翻訳して、内語を行っている。
③まだ一語ずつ読んでいて、速度は遅い。
対象年齢▷2学年2学期から3学年末ごろまで
特徴的傾向▷①初歩の読書技術が急に器用になるのが目立つ。
②ひと目で句がとらえられ、意味の単位が速くつかめる。
③速度が速くなり、なめらかで楽になる。
④眼球の停留が少なくなり、走り読みもできる。
⑤「話しでの読み」から「考えでの読み」に移る。
『新編学校図書館通論』(図書館教育研究会編著/学芸図書刊)p.238~240を参照して作成。