(未定稿)
個人的体験で
面白いと感じた本を紹介することは
だれにでもできる。
子どもの読書支援者となるためには
それ以外の
何らかの専門性が必要なのではないか?
専門性とは
何か多少の知識があることなのか?
一般論を語ることに専門性はいらない。
その一般論の中から
当事者であるその子どもに
最善と思われることを
説明可能な客観的理由をもって
意識的に選択して提供すること。
それが必要とされる専門性なのではないか。
またそれを成長に合わせて
根気よく繰り返していける人が
真の支援者となるのだろうと思う。
優れた事例報告は数多くある。
ただ成功理由分析があまりなされないので
センスがある人以外は再現がむずかしい。
ある取組に対して
その内容を標準性と個別性を分けて分析し
成功の理由を
客観的に説明できるようにすれば、
汎用性のある手法が共有でき
あらゆる人が
あらゆる状況に合わせたアレンジで
再現実施できるのではないか?
一例として
読書ビギナーである
初歩読書期の子どもに対する
実践について考えてみる。
この時期の先行事例は
現在整理されている状況にない。
『字が読める』から『本が読める』
の間にある
大きく深い河を渡る手助けをするには
専門のスキルが必要と思われるが
多くは実践者個人のセンスにおうしかない。
この課題を解決したいと思い
そのスキルを明らかにする目的で
実践するときに
必ずチェックしていきたい項目を考案した。
この枠組みで事例を集め
分析・整理することで
効果的な読書支援の方法を
学んでいきたいと考えている。
読書入門期の
ステッピングストーンが明らかになり
ひとりでも多くの子どもがよき読者へと
成長することとなることを願う。