MLSE(日本ソフトウェア科学会 機械学習工学研究会)はFOSEと合同で、第28回ソフトウェア工学の基礎ワークショップ (FOSE2021)にてSE4ML(機械学習のためのソフトウェア工学)に関するワークショップを開催します。
数年間のAIブームを経て、機械学習の技術は生活のいたる所に浸透し、現在のソフトウェア開発においてなくてはならない要素技術の1つとなりました。
MLSEは2018年4月に発足し、以来、機械学習を応用したソフトウェア(MLソフトウェア)の開発手法・技術を工学的に扱う新たな学術分野の創出を目指して活動してきました。結果として、主に企業研究者・実務家の参加を元に、開発方法論やテスト手法などの体系化を進めることができました。
一方世界的にも、ICSEほか、ソフトウェアに関する様々な分野のトップカンファレンスで機械学習への適用・応用を目指す論文が多く発表されるようになりました。
そこでMLSEでは、国内でも学術の世界でMLソフトウェアを学術的に研究する動きを活性化・加速させるための活動を始めました。その一環として、FOSE2021にてSE4ML(機械学習のためのソフトウェア工学)に関するワークショップを開催します。
1日目、2日目両日のフリーディスカッション、およびポスター発表セッションの時間にて活動を行います。
ソフトウェア工学のトップカンファレンスであるICSE2021、FSE2020、ASE2020にて、合計46本のSE4ML論文が発表されました。それらはどのようなものであったか、全体の傾向を紹介し、また目ぼしい論文をいくつかピックアップして概要を紹介します。SE4MLとはどんな学術分野なのかを知って頂くことが目的です。
その上で、参加いただいた皆さんと議論します。
1日目のワークショップの内容を圧縮して、ポスターで紹介します。
後述するMLSE論文読み会と同様の形式で、ソフトウェア工学のトップカンファレンスで発表された2本の論文を紹介します。
1本の論文につき、15分でスライドを使った論文紹介を行い、そのあと、最大30分のディスカッションを行います。
最後にフリーでのディスカッションおよび懇談の時間を設けます。
SE4MLの国内での学術活性化の活動はFOSE2021の後も継続的に行っていく予定です。
その一環として、定期的にSE4ML論文を読む輪読会(MLSE論文読み会)を開催します。
詳細はこちらです。このワークショップを通じてSE4MLに興味を持たれた方、将来的に自身もSE4MLの研究をしてみたいとお考えになった方はぜひご参加ください。
参加はこちらのフォームにて受付中です。
日本ソフトウェア科学会 機械学習工学研究会(ホームページ)