山手線
山手線
一人称:私
二人称:君
三人称:君たち
かっちりとしたおじさま。
仕事に一途だが、他路線の面倒見も良い。
「最近はだんだんクールな堅物になってきた」と周りの路線は証言する。
あまり人間味がないこの路線が特段有名なせいで、付喪神は感情が無いだとか、鉄道会社が作ったロボットだとか、変な噂が流れてしまっている。
その偉大さに対峙したものは臆病になってしまい、路線でも親しいものは多くない。京浜東北線や東海道線は山手線のことを詳しく知っている。
「各ホーム巡回終了の旨承知。君の次の任務は改札だ。」
「まあるい山手線は君たちを包む。安心するといい。」
黄緑の丸いハイライトのある瞳
白髪の癖毛
動輪のバックル
開業:1885年3月1日
誰もが知る日本を代表する環状線。起源は日本鉄道による品川線の貨物輸送にあり、現在の形になるまでに東海道線や東北本線などの軌道を経由している。
かつて山手線内には都電が闊歩していたが、今はその役割を地下鉄に紡いでいる。
京浜東北線……私は彼の「どちらも」知っている
中央線……今昔を共にする仲間