当日の講義を聞いて統計物理や地震研究に興味を持った方への読み物ガイド
「地震予知はなぜ難しい?」波多野による短文です。
「物理屋のための地震学入門」波多野による非専門家向け解説。
「非線形科学」蔵本由紀(集英社新書)非線形動力学全般に関する一般向けの解説。
「非線形な世界」大野克嗣(東大出版)統計物理や非線形動力学全般に関する解説書。大学生以上向けだが、能力に自信のある高校生は読んでみてもいいだろう。
「ここまでわかったスロー地震」学際的な地震学研究プロジェクトの成果(2015-2020年)。やや専門的。
「Slow-to-Fast地震学」現在日本で走っている学際的な地震学研究プロジェクトのサイト
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Q: 地震で震度やマグニチュードが報道されますが、どういう仕組みで測定しているのですか?
A: 基本的には、地震波を地震計で記録します。地震波形の記録から、地面の動きの加速度・速度・変位が分かります。震度は、地面の加速度の大きさから決める式があります(昔は人の感じ方で決めていました)。マグニチュードには実は複数の定義がありますが、基本は地震波形の変位か速度の最大振幅を使って決めるものが多いです。