日本農業気象学会
園芸工学研究部会
since 2006
ニュース
[2024/12/30]日本農業気象学会2025年全国大会(@東海大学 熊本キャンパス)にてオーガナイズドセッション「Controlled Environment Agricultureの課題と展望 —国際的な視点から—」を開催予定です。詳細は下記の「全国大会OS開催予定」をご覧下さい。
[2024/3/21]日本農業気象学会2024年全国大会(@東北工業大学 八木山キャンパス)でのオーガナイズドセッション「園芸工学における光環境制御研究の新展開」は盛会のうちに終了しました。ご参加いただきました皆様、ありがとうございました。
[2023/11/20]日本農業気象学会英文誌"Journal of Agricultural Meteorology"にて、当研究部会の企画によるSpecial collection "Horticultural Engineering"が採択されました。81巻1号(2025年1月発行)~81巻2号(2025年4月発行)に、このSpecial collectionの論文が掲載される予定です。(掲載巻号の情報を修正しました。2024/12/30)
[2023/10/17]2024年5月19~22日に、韓国ソウルで"X International Symposium on Light in Horticulture (LightSym 2024)"が開催されます。
Deadline for Abstract Submission: December 31 (Sun.), 2023
Deadline for Early-bird Registration: January. 15 (Mon), 2024
(アブストラクト提出締切が延長されました。2023/12/11)
[2023/10/17]ウェブサイトを開設しました。
この部会について
当研究部会は、日本農業気象学会の研究部会の1つとして活動しています。施設・露地を問わず、工学的観点からの園芸研究を研究領域・課題としています。活動内容としては、全国大会におけるオーガナイズドセッションの開催のほか、学会誌での特集号の企画等も随時行なっています。
全国大会OS開催予定
2025年全国大会(東海大学、2025/3/13、15:00~17:00)
大会ウェブサイト:https://agrmet.jp/conferences/samj2025/
「Controlled Environment Agricultureの課題と展望 —国際的な視点から—」(オーガナイザー:松田 怜(東京大学)、地子智浩(電中研))
温室や植物⼯場を⽤いた植物⽣産は、海外ではしばしば環境制御型農業(Controlled Environment Agriculture、CEA)と総称される。⽇本のみならず各国で発展を続けるCEAには、その国・地域特有の事情を反映した課題もあれば、国境を超えて共通に解決すべき課題もあろう。本OSでは、施設園芸研究の世界的拠点の1つであり、近年では植物⼯場に関する取組みも急速に進んでいるオランダのWageningen⼤学で、関連研究の中⼼的役割を⻑らく担ってこられたEp Heuvelink博⼠を演者(オンライン)に迎え、CEAにおける収量、エネルギー利⽤効率、および光利⽤効率の向上、さらには⾃動化・デジタル化や持続可能性などをキーワードにご講演いただく。CEAの現状と将来の⾒通しについて、国際的な観点から議論を深めるとともに、⽇本のCEA研究の今後についても考える機会としたい。
過去のOS
2024年全国大会(東北工業大学、2024/3/14、15:00~17:00、B会場)
大会ウェブサイト:https://agrmet.jp/conferences/samj2024/
「園芸工学における光環境制御研究の新展開」(オーガナイザー:松田 怜(東京大学))
園芸工学研究部会では、2013〜2016年に「園芸工学研究へのLED利用」と題したOSを三度にわたり開催し、新たな植物栽培用光源であったLEDの利用について活発な議論を行なった。そして、LEDは園芸工学研究や栽培現場で広く、またさまざまな用途に利用されるようになり、光環境制御の自由度は格段に上がったといえる。その後、新たな光源の利用を含め、光環境制御技術の高度化はさらに進展し、それに伴い従来とは異なる視点からの研究課題も生じてきた。今回のOSでは、2016年以降の、光環境制御に関する技術的な進展や、LED等を用いて得られた新たな知見等について、3名の演者に最先端の話題の提供をお願いし、園芸工学における光環境制御研究についてあらためて議論を深める場としたい。
渋谷俊夫(大阪公大)
「植物の成長戦略と光環境制御」
地子智浩(電中研)
「完全人工光栽培において『光環境』が植物に及ぼす『影響』とは」
齋藤洸太・後藤英司(千葉大)「光学シミュレーションを利用した植物工場の光環境最適化」
2023年全国大会(山口KDDI維新ホール、2023/3/16、13:00~15:00、A会場)
大会ウェブサイト:https://agrmet.jp/conferences/samj2023/
「施設園芸におけるAI・データサイエンスの利用」(オーガナイザー:松田 怜(東京大学)・地子智浩(電中研))
当学会には、1980年代のエキスパートシステムや機械学習の応用に関する先駆的な研究以降、施設園芸におけるAI技術やデータの利活用について多くの研究蓄積がある。近年は、特に画像情報に関する深層学習技術の発展や関連ツール・ハードウェアの充実等を背景として、AIを温室生産の現場で活用するための取組みが各所で進められている。本OSでは、過去および現在進行中の関連の取組みに関する講演をもとに、施設園芸におけるAI・データサイエンス利用の今後のあり方について議論したい。
星 岳彦(近畿大)
「施設園芸生産と知的情報処理応用の変遷・展望」
荊木康臣・植木朋実・木村元紀(山口大)
「AI画像解析の園芸作物生産での活用」
岩尾忠重・北野雅治・野村浩一(高知大)
「IoP(Internet of Plants)でのAI利用と課題について」
藤内直道(愛媛大)・高山弘太郎(愛媛大、豊橋技科大)
「施設栽培トマトの光合成・蒸散および成育状態の計測、分析、活用」
運営・お問い合わせ
部会長:松田 怜(東京大学)
事務局:地子 智浩(電力中央研究所)
メールアドレス:horticulturalengineering2006@gmail.com(全角の@を半角の@に変えて下さい)