その事件は突然起きた。きっかけは、ちっぽけで些細なこと。始まりは、ほんの少しの疑惑。
今思えば、これは罰だったのだ。お互いを最後まで信じることのできなかった俺たちへの、大きな大きな罰だ。
その事件は突然起きた。きっかけは、ちっぽけで些細なこと。始まりは、ほんの少しの疑惑。
今思えば、これは罰だったのだ。お互いを最後まで信じることのできなかった俺たちへの、大きな大きな罰だ。
非劇/既劇
タイトル:非劇/既劇
発行日 :2020年2月16日
仕様 :文庫・290ページ・リバーシブル形式
内容 :複数のキャラ視点で進む、疑心暗鬼から始まる殺人ミステリ風小説
※転校生(あんず)が出ます
※キャラクターの死亡・殺傷表現があります
※一部呼称などの設定ねつ造があります
サンプル:【非劇(前編)】
【既劇(後編)】
「あー、プロデューサーは今日も体調不良で休みだと」
朝のホームルームで担任から告げられたクラスメイトの欠席。
“体調不良”で連日不在のプロデューサー、あんずを心配する夢ノ咲学院アイドル科の生徒たち。
なかなか姿を見せず連絡もとれない彼女について、次第に様々な憶測が飛び交うようになる。
果たして、あんずは本当に体調不良なのだろうか。それとも――
「戻って、くるんですかね」
不安が徐々に正常な思考を奪っていく。
疑心暗鬼になった生徒たちは、やがて“過ち”を犯してしまう。
「友達だって、仲間だって、思ってたのに!」
きっかけは、ちっぽけで些細なこと。始まりは、ほんの少しの疑惑。
これは、互いを最後まで信じることのできなかった彼らの、
それぞれの心情を綴った殺人ミステリ風ストーリーである。
前から読めば非劇、後ろから読めば既劇。
前後編を一冊に纏めた群像劇、彼らの行きつく先は――
「気でも狂っちまったみて~じゃねぇか」
「俺は関係ない、関係ないはずなんだよ!」
「あんたが悪いんだ……あんたが……」
「昨日は、何も見なかった」
「まるで『連続失踪事件』のように」
「……みんなに会いたいなぁ」
当ページは錯咲発行の同人誌紹介ページです。
公式とは一切関係がありません。