🔳酒々井町 浄泉寺見学と自然散策 (2025-04-11)
~歴史ある浄泉寺を訪ねる~
編/さくら道26
~歴史ある浄泉寺を訪ねる~
編/さくら道26
浄泉寺は、千葉県印旛郡酒々井町に位置する曹洞宗(禅宗)の寺院で、歴史的にも非常に興味深い場所です。浄泉寺の創建は1458年(長禄2年)に遡り、千葉氏一族によって建立されました。その後、1490年(延徳2年)に中興開基として粟飯原豊後守胤光が関与し、伽藍が完成したのは1495年(明応4年)とされています。
この寺院は、千葉氏の有力な一族である粟飯原氏の菩提寺としても知られ、古文書や銘文によりその由緒が正しく伝えられています。また、江戸時代の「成田名所図会」や明治時代の「新撰佐倉風土記」にも詳細に記載されており、歴史的価値が高いとされています。
浄泉寺を見学する ~境内編~
浄泉寺を見学する ~本堂内編~
御住職のご厚意により特別に「浄泉寺所蔵の古文書」(酒々井町文化財)を拝見させていただきました。
一通目は明応4年(1495)第22代千葉介孝胤公から粟飯原豊後守胤光に出された所領安堵状である。
二通目は永正6年(1509)第23代、千葉介勝胤公から胤光の子胤信に宛てた所領安堵状である。
両側脇間の襖絵は当時、酒々井在住の高橋清氏の作品である。
本堂の天井画も高橋清氏の作品である。
浄泉寺の文化財、天井絵、所蔵工芸品などの詳細は浄泉寺ホームページ参照してください
浄泉寺を見学する ~庭園編~
【後記】
宗吾参道駅から急坂を登って、「淨泉寺」まで歩くこと約20分。
ここは千葉孝胤所縁のお寺。お寺の石段を上がり手入れの行き届いた美しい庭園に目を見張り、本堂へ。
ご住職の案内を得て本堂に入ると天井いっぱいの絵に文化財。ご住職から「所蔵の古文書を見てみますか。」と勧められ、是非にとお願いし、見せて頂いたのが千葉氏より重臣.粟飯原氏に宛てた2通の所領安堵状。中世室町時代の古文書をまじかに見られて感激!
お寺の裏には今が盛りと満開の桜に群生の関東タンポポ。
あ―、今日も良い散策だった。(Mr. M.I.)
~浄泉寺への道のりの自然を楽しむ~