🔳佐倉市飯野の史跡巡り(2024-04-26)
(休憩ふるさと広場)
編/さくら道26
(休憩ふるさと広場)
編/さくら道26
佐倉市飯野には、史跡や神社仏閣が点在しています。飯野台地の高台にあり、夕日の展望が素晴らしい場所です。
飯野にある飯野山東徳寺は、延命地蔵を本尊とする真言宗豊山派の寺院で、「飯野の観音様」の名で知られています。 東徳寺は鏑木町の大聖院の門徒でした。飯野観音堂は先に焼失したため享保年間(1716~1736)に再建立されたと言われています。
江戸時代の『古今佐倉真佐子』から、馬が農耕や運搬等に大きく貢献していた時代の信仰と当時の縁日のにぎわいの様子がうかがえます。 また、本堂前には、藩の馬術師範であった都鳥重成(ととりしげなり)をはじめ、門人一同の名が刻まれた賽銭箱が奉納されていたとされ、馬の守護神として藩士が篤く信仰していたことがわかります。
この周辺は自然豊かなとても良いところです。近くにはふるさと広場があり、佐倉チューリップフェスタや佐倉コスモスフェスタなど開催されます。散策の帰りにぜひ休憩に立ち寄ってほしいです。
①自由乗降りバス停
建設業安全衛生教育センター入口よりスタート
②飯野鷲神社
ここは住民の間で「おわっさま」と親しく呼ばれ、女性がお産の神様として熱く信仰している「おわし様」である。
キンランなど草花がたくさん観察できる。
麻賀多神社に向かう道
③道祖神
麻賀多神社のある森に入るとすぐに道の右側にこの道祖神がある。ここは旧飯野村の東境に近いことから村へ災難や悪疫が入らないように建てられたのであろう。 正面に「道祖神」、右側面に「天保十二辛丑年(1841年)」と刻まれている。
④飯野麻賀多神社
祭神は、稚産霊命(わかむすびのみこと)。社伝によれば、創建は江戸時代中期と云われている。保存樹の案内板にもそのように記載されている。旧飯野村の鎮守様(産土神)である。社殿は平成17年に立て直されている。
東徳寺に向かう道
⑤東徳寺本堂
飯野山東徳寺は延命地蔵を本尊とする真言宗豊山派の寺院で、鏑木町の大聖院の門徒であった。
『古今佐倉真佐子』からは、馬が農耕や運搬等に大きく貢献していた時代の信仰と当時の縁日のにぎわいの様子がうかがえる。
⑤飯野観音堂
東徳寺の観音堂は先に焼失したため享保年間(1716~1736)に再建立された。境内には、それを裏付ける元禄9年(1696)の念仏塔や元禄11年(1698)の手水石がある。
観音堂手前に敷石が敷き詰められ、敷石の左右に天水鉢、常夜灯等が立ち並んでいる。
⑤観音堂の「おびんずるさん」
観音堂の軒下には彫刻が施され、絵馬も掲げられている。
また、観音堂に向かって左右に木彫りの“おびんづるさん”が配置されている。この像を撫でると除病の功徳があると伝わる。
自然豊かな山道
足元に注意
飯野集落と谷津
⑦長屋門(個人住宅)
個人住宅のため外観のみ見て通過する。
⑧清水山常安寺
佐倉市飯野にある清水山常安寺は臨済宗妙心寺派である。寺伝によれば明徳3年(1392)臼井六郎常安が開基し、円応寺二世道菴和尚が開山したという。
一説には、最初は常福寺と呼ばれていたが、後に原胤栄が千葉滿胤の位牌を安置し常安寺と改名したという。古い仏殿は平成10年に焼失した。
⑨ふるさと広場
ふるさと広場にて昼食後解散
かぼすちゃんデザインマンホール
世界一有名な柴犬“かぼすちゃん”の聖地である佐倉ふるさと広場に、かぼすちゃんデザインマンホールを設置し(売店「佐蘭花」前)、世界中にファンがいるかぼすちゃんの持つ魅力により、下水道事業への理解を深めてほしいという想いが込められています。( 佐倉市HPより)
インタビューを受ける
偶然かぼすちゃんデザインマンホールを見ていたら撮影中でしたのでグループ代表がインタビュー受けた。
【後記】
GW前の金曜日、朝から季節はずれの初夏のような陽気
強い日差しを浴びながら佐倉の銘茶・佐倉茶の生産地である飯野地区の散策
散策の途中に飯野の観音様(飯野観音堂)があり佐倉藩の馬事の神様として祭られており、佐倉藩の馬に関係している藩士達が深く信仰していた事が、うかがえる。又、観音堂の門前に向かう百数十段は有ると思われる急勾配の石段を佐倉藩士達は、往来していたかと思うと江戸時代の苦労が感じ取れる。
その他、散策の終りには、印旛沼の竜伝説の舞台である龍神橋を渡り太陽の光を浴びる印旛沼を眺めながら楽しい散策を終える。(K.I.)