放流会の様子

2022/2/17(日)

過去最高人数でサケの放流会を開催

400余名で第12回 サケの稚魚放流会を実施しました

2月17日㈰小雨の中でしたが、来賓として、猪口参議院議員、田中睦沢町長、田邉町議会議長、鵜沢町教育長を迎え、感染症対策をして、東京、横浜をはじめ県内外から284名で稚魚の放流を行いました。また、翌18日㈪は睦沢小5年児童50名、27日㈰は、いすみ市立東海小の親子100名が参加し放流しました。合わせて435名で8,000匹の稚魚を放流しました。この行事は、会員134名の皆様をはじめ、発眼卵から稚魚飼育へご協力頂いた皆様、「睦沢町地域づくり活動支援事業」として助成していただいた睦沢町当局、更には日本釣振興会からの多大なご支援など、多くの方々に支えられて事業が進められました。ここに改めて感謝申し上げます。

サケの飼育・放流に関する参加者の感想です

○初めての参加でしたが、とてもよい経験に親子共々なりました。小さな水槽にいる稚魚達がやがて川を下り、海へ出て旅に出るということを考えると、稚魚のエサや水質、温度など気になるようになり、それが環境問題への関心に強くつながりました。今後の意識にも子供達に変化があると思います。ありがとうございました。(千葉市 家族で参加 匿名希望)

○故郷の北海道では見なれた鮭ですが、卵からち魚を育てることは初体験でした。子ども達と毎日水温や光のことを気にしながら取り組めて、とても楽しく嬉しい時間でした。貴重な時間を持てて良かったです。(市原市 大人 田中睦恵さん)

○初めてサケのち魚を飼育しました。と中、何びきか、死んでしまいましたが、放流するだんかいまできました。ち魚達がかわいかったです。元気に帰って来てほしいです。            

(市原市 小学生 田中侑来さん)

○どんどん大きくなっていく中で、いつも元気に泳いでいてうれしく思った。大きく育ってもどってきてくれるといいな。(市原市 幼児 たなかにのさん)

○えさやりは、たいへんだったけど、いっぱいそだてたのがたのしかったです。げんきにかえってくれるのがたのしかったです。(市原市 小学生 田中あつきさん)

○はじめてのサケをそだてたので、わからないことだらけだったけど、「サケの育て方」の本みたいなのを読んだので、少しは分かり、だんだんにサケが大きくなり、1ぴきだけなくなったけど、いいけいけんになりました。(睦沢町 小学生 清宮姫菜さん)

○またいつかつるよ。また大きなサケになるといいね。げんきにおおきくなるんだよ。

(一宮町 幼児 さいとうけんたさん・こうたさん)

○初めてサケのち魚を家族で育てました。卵から少しずつ大きくなる姿はとても貴重なものを見た、神秘的なものでした。約2ヶ月我が家で育ったサケ君たちがお引越しするのは寂しいですが、大海原への大冒険で元気に過ごしてほしいです。(柏市在住 大人 匿名希望)

○卵からふ化した時はとても感動しました。エサをあげ始めた時は、エサをあげるタイミングや量が難しかったです。10匹揃って元気に成長していたのですが、放流2日前に1匹死んでしまい悲しかったです。残りの9匹が元気に旅立ってくれて、また戻って来てくれるのを願っています。

(千葉市 N・Aさん)

○一つだけたまごがあって、生まれたのでうれしかったです。最初はエサを食べるのが下手だったけど、最近はきれいに食べています。さいのうも少しずつ小さくなって面白かったです。たまに、あくびをするので、なぜだろうと思いました。鮭ノートと題名をつけて毎日記録を取りました。大変でしたが、いい思い出になりました。四年後に、元気に帰ってきてほしいです。(小学生 小田部慶彦さん)

○昔から魚が好きで、家でもまだ蚊帳ウーパールパーなどを飼育していて、春から海洋系の学部に進む僕にとっても、貴重な体験になり、サケの一つ一つのイベントがとても新鮮でした。三匹のうち二匹が星になってしまい、自分なりにエサを与えるのが遅かったと反省しました。今回の感じたこと、反省をこの先の学びとして、大切にしたいと思います。(八千代市 高校生 松本勝己さん)

○水槽の水かえが大変だったけれど、サケの成長が見れて楽しかったです。時には担任の先生に写真を見せたりしました。成長したサケを見たいです。(浦安市 小学生)

○いくらがうごいて、なかみがみえてすごかった。おべんとうあかちゃん ピンクであかくて すけてて かわいかった。ごはんをたべるとき おおきなおくちをあけてたべていてかっこよかった。ずっといっしょにいたかったけれど うみにいかなきゃいけないから バイバイする。だいすき。

(千葉市 幼児 古田周さん)

○「いくら」から赤ちゃんが生まれてきた時は、すごくうれしかった。お弁当が重すぎて、上へ泳いでもすく下へ降りてきちゃうのが、かわいかった。石のすき間にかくれるの上手で、いなくなってしまったのかと とちゅう何度もさがした。いつ明るくしていいのか、エサを与えるタイミングがむずかしかった。(千葉市 小学生 古田音緒さん)

○一番初めは、5㎜ほどのたまごが5cmまで成長するなんて予想外でした。とても楽しい3ヶ月でた。今年の12月も、またたまごをもらいたいと思いました。(千葉市 小学生 木村航大さん)

○初めはたまごだったのに、すぐ産まれて、泳げるようになってすごくかわいかったけど、すぐいな

くなって少しさみしいです。(勝浦市 小学生 越後貫穂香さん)

○サケが初めて学校にきた。きてたまごから大きくなっています。これから大人になって育ててみたいです。(勝浦市 小学生 鈴木 秀さん)

○小さいたまごからだんだん大きく、しゃけが成長していき、たまごからしゃけになって、しゃけの育ち方が知れてうれしかったです。(勝浦市 小学生 市原美緋さん)

○初めシャケのたまごが学校にきて、びっくりしたけど、どんどん育てていって、そしてシャケのさいのうというものがなくなりおおきくなっていって、エサもあげられるようになって、なんだか心がわくわくした。(勝浦市 小学生 鈴木那○さん)

○たまごから3~4㎝くらいまで大きくなってびっくりしました。およぐのも早くなっていてすごいなと思います。またかってみたいと思いました。(勝浦市 小学生 高梨夏生さん)

○たまごを育てている時は光も弱いため、時々しか見れなかったけど、12月~1月には元気にたまごから成長していました。そしてえさもあげられたのでとっても楽しかったし、うれしかったです。

(勝浦市 小学生 鈴木稔梨さん)

○わたしは、卵やち魚が育っているところを観察するのがとても楽しかったです。サケの観察をして、まえよりも大きくなっていてうれしかったです。これからも元気に大きく育ってほしと思いました。(勝浦市 小学生 狩野桜花さん)

○私は、初めてさけを育てて一番心に残ったことは、さけが大きく成長したことです。また、サケを育ててみたいし、ほかの魚も育てて魚のありがたさをもっと持ちたいと思いました。

(勝浦市 小学生 笠井倖菜さん)

○私は、鮭を育てて心に残ったことは、絵を描いたことです。鮭の成長を見てとてもきれいでした。鮭が元気でいてほしいです。(勝浦市 小学生 國藤匠真さん)

○一ぴきめがたまごからうまれ時、とてもうれしかったです。またかいたいです。

(勝浦市 小学生 岩瀬眞紘さん)

○たまごから育つのをわたしは見て、初めはすごいなとしか思いませんでしたが、だんだんおせわをするうちに、愛着がわいてきました。そして、この活動で、1ぴきでも育てたいとおもいました。   (勝浦市 小学生 木村朱里さん)

○さけが教室にきたときは、みんなでみていました。たまごから産まれたとき、鮭にえさをあげました。かわいかったのでまた、かいたいです。(勝浦市 小学生 大森翔太さん)

○ぼくは、サケがきてさいしょはまだたまごだったが、いま見るとすごい成長したと思います。ぼくがサケがきてしったことは、命の大切さをしりました。本当にサケをかって良かったとおもいます。

(勝浦市 小学生 大塚悠生さん)

○最初は、小さなさいのうだけで、どんどん魚のかんじになってきておもしろかったです。今の鮭は、少しこの前の鮭より大きくなってエサもたくさん食べてたのしいです。

(勝浦市 小学生 秋葉唯愛さん)

○小さなたまごが、だんだん成長していくすがたが、うれしかったです。もっともっと大きくなってもどってきて下さい。(勝浦市 小学生 元吉 亘さん)

○サケの稚魚がクラスに来た時はとても小さかったけど、今は大きくなってこんなに成長するんだなと思いました。また、かってみたいと思いました。(勝浦市 小学生 保呂田優佳さん)

○さいしょは、小さいタマゴだったのに、いまは3㎝前後になって、「成長するのは、あっというまだな。」と思いました。育てているうちに愛着がわきいて、わかれるのがさびしいです。

(勝浦市 小学生 斎藤瑛太さん)

○鮭が大きくなってうれしかったし、鮭たちは、広い海でもがんばって辛い思いをせずに生きてほしいです。(勝浦市 小学生 松田理花さん)

○ぼくは、しゃけのち魚を見てかわいいなと思いました。どんどん育っていくたびに、放流日が近づいてとてもかなしいです。(勝浦市 小学生 伊吹真人さん)

≪お礼≫

たくさんの方々から、ご感想をいただきました。ありがとうございました。心優しい方々の心の言葉に触れた思いがいたしました。成長を記録して、学校の先生や家族で一緒に見守り、育て方について考える姿がうかがえたことは、大変うれしいことでした。また、勝浦の子どもたちの感想から、初めて見るサケの卵、日々成長する稚魚の様子を観察する眼、驚きと「生」への畏敬の念を抱く子どもたちの姿が、そのままの言葉で表現されていました。この事業に取り組んできてよかったと感じています。

私たちも、ご家庭や学校等で育てていただく活動(体験活動)により、飼育者にとっては、自分以外の人間や社会、自然・環境との関わりを通して、自然・動植物を愛する心が養われたら良いと思います。また、サケの卵から稚魚へ成長する様子を観察して、生き物を理解することは、生きる自分への自信につながるのではないかという思いも持っています。合わせて、気候変動や水質(の悪化)に敏感なサケの稚魚の飼育は、大変難しいのですが、それをやり遂げた充実感、失敗してもまた来年の挑戦に意欲を示す姿などを大切にしたいと思っています。

令和4年12月、発眼卵が購入できれば、今回と同じように、多くの方々に育てていただき、生命のこと、環境のことを考え、子どもたちに限らず、生き物を育てることを通して人として大切なことはなんであるのかを育んでくれたらと願っています。

私たちの会の活動は、この度、「ちばSDGHsパートナー(第46号)」として登録されました。持続可能な社会をめざし、教育・自然環境の保全・生物の多様性など皆さんとSDGsの目標実現にむけて歩みたいと思います。ご理解とご協力をお願いします。 (「瑞沢川に鮭の稚魚を放流する会」事務局より)