2025年3月1日上映プログラム
09:40 開会あいさつ
09:45 午前の部
12:06 (お昼休憩)
12:36 午後の部①
14:47 (10分休憩)
14:57 午後の部②
17:18 (10分休憩)
17:28 選考会/特別上映&招待上映
19:11 表彰式
午前の部
AM09:45~
エントリー№01
「息子さんのつくもさん」
09:45~10:12(26分40秒)
孤独に誕生日を迎えた老婦・トシエは、思い出深い日本人形の買取を依頼する。つくもは出張査定に訪れるが、彼女のホースの水がかかってずぶ濡れに。二人は服が乾くまでのあいだ一緒に過ごし、つくもは亡き母とトシエの姿を/トシエは亡き息子とつくもの姿を重ね合わせる。やがてトシエがおやつを買いに出かけるとそこへ思わぬ訪問者が現れる。つくもはトシエの息子だと勘違いされたまま、彼女がスーパーで万引きをしていると告げられる。つくもは思わずトシエを庇おうとするが事態は思わぬ方向に転がってしまう。焦るつくもたちだったが、さらに追い討ちをかけるように買取業者のヘルプスタッフ・一ノ瀬が訪ねてきてしまい・・・。
監督・脚本・編集:鹿野 洋平、撮影:鈴木 和馬、録音:上原 彩、制作:佐藤 晶愉輝
出演:渡部 直也、木許 昌子、村松 和輝、森山 みつき、佐藤 晶愉輝
鹿野 洋平
1992年神奈川県横浜市生まれ。2017年東京藝術大学大学院映像研究科メディア映像専攻修了後、 東映株式会社に芸術職研修契約者の助監督として入社。白石和彌監督『孤狼の血』はじめ、東京撮影所・京都撮影所で数多くの映画やTVドラマに演出部として参加する。2020年4月より独立し、フリーランスの映像作家・助監督として活動中。
エントリー№07
「書けないんじゃない、書かないんだ」
10:12~11:10(57分42秒)
和泉朱莉は大学時代に執筆した小説で芥川賞を受賞し、一躍有名小説家になった。学生時代から交際していた恋人との結婚を機に、地方にある夫の実家でその両親と同居することとなる。朱莉は東京とは違うテンポでの暮らしを期待していた。しかし突然、10年以上の間家に寄りつかなかった、夫の姉・吉村晴海が家に帰ってくる。晴海は“天才小説家”を称するも、小説を書きも読みもしない、さらにまったく働かずに、家で寝て食べるだけの生活をする。晴海は所謂ニートとなった。そんな成り行きで朱莉と晴海、ふたりの“小説家”の同居生活がスタートする。これによって、朱莉が望んでいた田舎でのスローライフは実現することはなかった。晴海は朱莉に対して強烈な敵対心を向け、ことあるごとに朱莉につっかかってくる。義理の両親の頼みで、朱莉は晴海との仲を良好にしようとするが、かえってそれが逆効果となってしまい、二人の対立は激化する。その一方で朱莉はデビュー作以来小説を書くことができない、スランプに陥っていた。担当編集者にも急かされ、背水の陣となっている朱莉がとった打開策は……。
監督:鴨井奨平/企画:映像制作団体Tiraggiro/脚本:鴨井奨平/撮影:佐藤雅樹/照明:志村幸也/録音:渡邉直人/美術:下薗絵里/助監督:町田英太朗、松本佳樹、比嘉一志/撮影助手:慶田城波音/ヘアメイク:渡邊夏生、渋谷紗矢香/編集:板倉詩苑/スチール:小宮山みゆき、鴨井駿亮/制作:アライジン、小宮山みゆき/音楽:川人千慧
出演:原愛音/大須みづほ/篠田諒/沓澤周一郎/岩松れい子/アライジン/町田英太朗/関口恵那/松原怜香/篠原寛作/堀口澄子
鴨井 奨平
1992年8月生まれ。新潟県津南町出身。専門学校東京ビジュアルアーツ映画学科卒業。その後、郵便配達員として5年余り働く。テレビドラマや商業映画で脚本家デビューを目指すも果たせず、一念発起して2023年9月に『書けないんじゃない、書かないんだ』を撮影。現在はアルバイトやフリーランスのライターとしての業務で生計を立てている。座右の銘は、「我は我、人は人なり、猫は猫」(TOKYO FM『村上RADIO』より)。
エントリー№28
「決断 火の見櫓に登った男たち」
11:10~11:41(30分59秒)
令和元年東日本台風により千曲川決壊の恐れがある中、長野市長沼の町では住⺠へ避難指示が行き届いていない可能性があった。 消防分団⻑の小林は、団員へ使用禁止となっている火の見櫓に登り半鐘を鳴らすように指示を出す。これにより、多くの住⺠は決壊ぎりぎりのところで避難をすることができたが・・・
監督 平岡亜紀/ プロデューサー 成美/ 撮影・編集 ・カラリスト 永田太郎/ 助監督 高橋基史/ 照明 中西悠真/ 録音 TOOWA2/ 衣装 春日美亜/ メイク くつみ綾音 他
出演 久野実来/ YAMATO/ 新保広恵/ 西澤美咲 他
平岡 亜紀
映画監督・俳優。1989年12⽉11⽇⽣まれ。 ⾼校時代NYへ短期ダンス留学へ⾏った際にブロードウェイのミュージカルに感銘を受け、俳 優としての活動を始める。2018年より1年半のアメリカ留学。帰国後から映画制作を開 始。 2020年、⼋王⼦Short Film映画祭の企画コンぺにて脚本「知らない息⼦」が選出。 主 演に⼥優の⽩川和⼦を迎え、⾃⾝2本⽬となる短編映画を制作。同映画祭にてグランプ リを受賞。 ショートショートフィルムフェスティバル&アジア2021や、あいち国際⼥性映画祭 2021などの映画祭に選出される。 2021年には、3本⽬の監督作となる短編映画「⽗さん」が、第⼀回⽇本ホラー映画⼤賞 にて準グランプリにあたる審査員特別賞を受賞。2022年8⽉には、同映画祭の連動企画 「3⽇間でホラー映画を作ってみよう!」にて監督を務める。KADOKAWA、ドワンゴの連動 企画により、撮影から編集、公開配信までの3⽇間がニコ⽣で密着⽣配信される。 2023年には、タレント・⼥優の市川美織を主演に迎え、初の⻑編映画を監督。 同年、令和4年台⾵19号の⾃然災害を題材にした短編映画「決断〜⽕の⾒櫓に登っ た男たち〜」を監督。
エントリー№33
「scenario」
11:41~12:06(24分59秒)
シンギュラリティを越えて間もない未来。ai「scenario」によって最適解が提示されるようになった世界で起きる、ある女性の決断の物語。
監督/脚本|三浦和徳 撮影|小針亮馬 照明|西ヶ谷弘樹 美術|鴇田清美 装飾|梅原文 キャスティング|西田梨佐 衣装|山田直樹 ヘアメイク|髙橋幸一 音楽|gommier & ERIK REIFF 編集|平井健一 録音/MIX|佐藤雅之 VFX アーティスト|荒木一宅 助監督|濱里寅之 アソシエイトプロデューサー|三石昭廣 プロデューサー|町田陸
出演 大西礼芳 / 関口アナン / 吉田久美 / 中田春介 / 鈴樹志保
三浦 和徳
1988年生まれ。宮城県仙台市出身。 CM制作会社に入社し、アシスタントを経て、2013年よりCMディレクターとして活動。多数のCM、MVの演出を行う。
午後の部①
PM12:36~
エントリー№49
「おもかげ復元師 続いていくいのちの側で」
12:36~13:28(51分27秒)
東日本大震災で300人以上の遺体をボランティアで復元し、その時の思いを絵日記に描き留めていた笹原留似子。母が尼さんで祖先が山伏の家系に育った彼女が培ってきた死者への眼差しは、死を単なる不幸とだけ捉えてしまいがちな現代の死生観を大きく揺さぶる。東北地方の自然と文化が育む「死」と「生」の循環の中で、“おもかげ復元師”は今日も遺族に寄り添い死者を見送る。
監督:水元泰嗣 スタッフ:後藤康文 瀬川徹夫 稲葉正治 瀬川龍徳
出演:笹原留似子 他
水元 泰嗣
数多くの映画作品で助監督を努め、2011年に短編映画「星︎★に願いを」(知多半島映画祭準グランプリ)を監督。映画のメイキングやドラマの演出を手がけつつ、2014年には震災復興ドキュメンタリー「灯り続けた街の灯り みちのくの医師の信念」を監督。今作「おもかげ復元師」では映文連アワード2024で文部科学大臣賞を受賞。
エントリー№55
「スマホの中のエイリアン」
13:28~13:49(20分36秒)
ある日、アイのスマホに見慣れないアプリがインストールされている。不思議に思うが、友人によるとそれは今流行りのAIアプリらしい。試しに話しかけてみるとレポートを手伝ってもらえたりと意外と便利だった。しばらく使っていると、AIアプリは突然自分から話しかけてくるようになる。そして、挙句には自分は地球外生命体だと言い始めるのだった。
監督/脚本/編集/CG/VFX:川中玄貴 助監督:GAZEBO 撮影:遠藤正典、録音:中瀬俊介、制作進行:西山育実、制作協力:栗林孝行、ドローン撮影:小島竜智、ドローン協力:マツオヒロタダ、音楽:堀本陸、整音:斉藤真央、音響効果:深井翠子、カラリスト:長谷川将広、ロケ協力:武蔵野美術大学
出演:下川恵理子 大西碧 鹿志村幸太郎
川中 玄貴
監督のみならず自らCGやモーショングラフィックスの制作も行い、 広告映像、MVなどの幅広い分野で活躍。 文化庁メディア芸術祭など国内外で多数の賞を受賞。 Mr.Children、amazarashi、LiSA、ヒグチアイなどのMVやライブ演出映像を監督・制作。 映像作家100人2019に選出。 初の短編映画監督作品「スマホの中のエイリアン」は第二回東京インディペンデント映画祭 準グランプリを受賞。
エントリー№56
「フューチャー!フューチャー!」
13:49~14:15(25分04秒)
マコトは、成績は悪いが小さい頃から想像力豊かなSF大好きな女子高生。将来はロボットを設計するのが夢だったが、模試の結果はF判定。そんなある日、未来からやってきた謎の青年シンイチと出会う。シンイチ曰く、ディストピアとなった未来を救うためには、マコトが大学に進学し戦闘ロボットの設計図を完成させるしかなかった。果たして、マコトは無事に大学合格できるのか!?そして、ふたりは未来を救うことができるのか!?
監督:眞鍋海里(総監督)/山本ヨシヒコ(監督) 脚本:眞鍋海里 撮影:今西真基 編集:越智和寛・佐藤裕馬 音楽:齊藤弘毅 プロデューサー:江口敦史 主題歌:SUNNY CAR WASH
出演:駒井蓮、井上祐貴、渡部豪太、三原羽衣、真凛
眞鍋海里/山本ヨシヒコ
眞鍋海里(脚本・総監督) 宮崎生まれ、映像作家。普段は、広告企画を生業にしている。AUTOWAY「雪道コワイ」は全世界で1,000万再生され、日本発のバイラルムービーとして話題に。その他、スタディサプリ「18の問い」「現在地点」、KINDAI「MAGROBO」、Goldwin「MY WEAR」等の仕事がある。
山本ヨシヒコ(監督) CM、ドラマ、MV などの映像監督。1979年 広島県福山市出身。実家が銭湯。2021年 Hulu「モモウメ」でドラマ監督デビュー。他、大分県PRシンフロ、関西電気保安協会、アロンアルフアTVCMシリーズ、DJみそ汁MCごはんのMVなど。
エントリー№65
「まよなかの探しもの」
14:15~14:30(14分55秒)
毎日を退屈に感じている少女。ある日、街の大きな時計が止まってしまう。真っ暗で静かな街で、少女の「探しもの」が始まる。飛び出す絵本のストップモーションアニメーションで描く、とある夜の物語。
監督:武田明香里
出演:武田明香里、高橋あおい、桜野恵里、佐伯楓
武田 明香里
2002年1月2日生まれ。宮城県出身。東北芸術工科大学デザイン工学部映像学科卒。 主に、飛び出す絵本のストップモーションアニメーションを制作している。
エントリー№68
「藍の約束」
14:30~14:47(16分6分)
ある夏の夕暮れ、少年・ランは魔法の世界に迷い込み、その世界に住まう魔法使いと出会う。元の世界へ帰りたいランに、魔法使いは「元の世界に帰るには、魔法を覚える必要がある」と告げる。この世界で魔法を身につけることで、満月の夜に元の世界へ帰れるのだと。魔法を教わりながら魔法使いと生活を始めるラン。満月の夜が迫る中、ついにランは魔法を習得するが、魔法使いはある重要な秘密を隠しており…
■監督 新渡つもり ■プロデューサー・音楽 TIMTOM ■キャラクターデザイン・作画監督 Miss ■作画監督補佐 しろ ■主題歌歌唱 こはならむ ■劇中歌歌唱 MINA ■原画 Miss しろ 夏 AUT 木村佳汰 なやむ Vin 塩谷 田中 和音 もうふ たい 九ノ日 新渡 つもり ■第2原画 しろ MatsuSora 木村 佳汰 なやむ 塩谷 田中 和音 ネギネギ わた ゆうぼん 久保 大翔 石井 一馬 イソギンチャク すぎ 潮田川 モリ 大久保 海祐 ■動画 木村 佳汰 MatsuSora 新渡 つもり グレーン ■仕上げ 紗霧 夕月 よねと あい サクヤ MatsuSora ■2Dデザイン 眞見 むにゅえ ■美術ボード つちのこ ■背景 あこおさかな つちのこ しゆ 春塵 もずく 37°C 梅本 べにや 酒向 彩香 今福 明日香 青田 陸斗 夏本 下村 京子 りんたろう 塩原明莉 栗原 見奈 中谷 菜津 イジュンウォン 相馬 未来 ■撮影 まっしー さくたろ チョコ嫌い 軽瀬るか つきみ Seishin kyu 海苔 あああ Yoko レアアイテム モッジー Jeremy Rando Purnomo 紗霧 松井 士 木下 豪 佐藤 宏明 鈴木 優 硲野 継 ■3DCGIモデリング ゆうき ■3DLO あこおさかな 古川 和嗣 ■3DCGIモーション ゆうき 古川 和嗣 ■制作進行 大谷貴俊 ■制作進行補佐 髙見 晃也 新渡 つもり
■出演 豊崎愛生 雨宮天
新渡 つもり
山形県出身。2001年3月7日生まれ。 アニメ監督を志し、高校卒業後すぐにアニメ制作会社へ就職。制作職、演出職を経験後独立。 現在はフリーの演出家として活動中。2024年にプロデューサーTIMTOMと自主制作アニメチーム『スタジオ春となり』を立ち上げ、自身の初監督作品である『藍の約束』を完成させる。次回作に長編アニメを企画している。
午後の部②
PM14:57~
エントリー№70
「スタンド・バイ・優」
14:57~15:12(14分49秒)
きこえる過保護なママと、きこえるお調子者のパパ、そしてきこえない女の子。ママが心配する一方で、パパは娘に「おつかい」という大きなミッションを託す。ママの誕生日に、隣の駅にあるケーキ屋まで1人で行くというチャレンジだ。女の子は緊張から不安に襲われながらも、道中で遭遇する人々とのハプニングに直面する。しかし、想像力で自らを奮い立たせて、次々と困難を乗り越えていく。誰かを思う気持ちが人を強く優しく成長させる。これは、おつかいという名の冒険の物語だ。
監督:井上由紀夫
出演:田邉優 ほか
井上 由紀夫
ごく普通の平凡なサラリーマンが YouTubeで撮影ノウハウを覚える。 友人たちの多大なる協力のおかげで初監督として 今回の作品を手がける。
エントリー№78
「わたしの居場所」
15:12~15:41(28分07秒)
人付き合いが苦手な神戸在住の美月(24)は、週5日完全在宅の仕事をしている。美月は東京で育ったが、大学卒業後の就職1年目に会社での人間関係のこじれから仕事を辞め、神戸に引っ越してきて1年になる。普段は高級家具店の顧客対応スタッフとして、自宅で一人パソコンに向かって仕事をしているため、仕事以外では一日誰とも言葉を交わさず、神戸に来てから近所に知り合いがいない。そんなある日、美月はひょんなきっかけで近所のカフェを訪れる。店には他に行くところがなく時間をつぶす不登校の中学生やシニア世代の常連が通っている。美月はカフェの常連たちと交流を深める中で、震災がきっかけで店を開いたというカフェのマスターから、30年前の震災当時の話を聞く。それぞれに事情を抱える人たちが自然と集まるこのカフェで、美月は自宅以外の自分の居場所を見つける。
監督:濱嶋仁美/撮影:秋田康成/編集:濱嶋仁美/演出補:高田朋恵/録音&整音:湯浅一裕
出演:小田原ゆみ/鳩野景/竹綱かなえ/古崎有里/あきみちよ/馬場晶子/堀内正美(特別出演)
濱嶋 仁美
神戸市出身。12歳の時に阪神・淡路大震災で被災し、約半年間の避難生活を送る。避難生活中の唯一の楽しみが「テレビを見ること」だったため、高校卒業後、米国ロサンゼルスの大学(CSULA)で映像制作を学ぶ。大学卒業後はLAのTV番組制作会社でディレクターとしてニュース番組制作に従事。2009年に日本帰国後は日テレ『スッキリ』特集ディレクター、2011年に英国紙デイリーメールによる東日本大震災取材の通訳、日本テレビ外報部(東京)にて海外ニュースのコーディネート業務などに関わる。2015年に神戸にUターン後は、フィルムコミッション「神戸フィルムオフィス」で撮影相談業務に従事。2022年短編『あの日の公園1995』で映画監督デビュー。2024年公開の長編映画『HAPPYEND』(空音央監督/ベネチア国際映画祭など出品)に映画スタッフとして参加。2025年1月神戸・元町映画館にて新作の短編映画『わたしの居場所』が公開予定。
エントリー№80
「舞倒れ」
15:41~16:42(60分7秒)
昭和九九年、佐渡ヶ島。島に受け継がれる鍍金流能楽の次代を担う硲、吾潟、下戸らは、本土で続く戦火に巻き込まれることもなく、家族たちと暮らしていた。 奉納の舞「八尾比丘尼」を舞うことで次代の鍍金流継承者となった硲(はざま)。吾潟(あがた)と下戸(おりと)はその舞に感動し、ともに鍍金流のバトンを次の代へと繋いでいくことを約束する。三人が海辺で祝福の花火を上げていると、硲のスマートフォンが赤く光る。それは海軍司令部からの臨時召集令状であった。その後、硲の訃報が届く。硲の父であり鍍金流家元の千種(ちぐさ)、吾潟。下戸それぞれが、早すぎた硲の死を受け入れることができず苦悩する。硲亡きあと、千種が次代の継承者に指名したのは下戸であった。「俺はみんなと一緒だったから舞ってたんだ。いきなり継承なんて言われても、できないよ」戸惑う下戸。硲の婚約者の歌見(うたみ)は「なんで、あの人が死ななきゃいけなかったのか」と、硲の死に対して疑問を募らせる。吾潟は自らが継承者となれなかった事実を受け入れられず、悶々としていた。その苛々が仲間にも伝染していき、下戸やその同級生たちと衝突する。
監督:横大路伸 脚本:下浦貴敬 撮影監督:大川祥吾 撮影:神野誉晃 照明:津覇実人 録音:茂木祐介 助監督:遠藤 晶 プロデューサー:高木良之
出演:吾潟(あがた) 役 :松田 凌/下戸(おりと) 役 :橋本祥平/硲(はざま) 役 :有澤樟太郎/願(ねがい) 役: 黒沢あすか
横大路 伸
1982年6月7日生まれ。 幼少期に体験したアメリカ・ベルギーでの海外生活により培った独自の感性を持つ。 青山学院在学中に演劇集団円に参加 退団後も現在にいたるまで映画、舞台、CMと さらに活躍の場を広げ 構成、撮影、編集とマルチにこなすクリエイター。 【監督作品履歴】映画『みかんの話』20分44秒・2020年11月22日※Webで公開
エントリー№113
「サーシャの坂道」
16:42~17:05(22分00秒)
坂の上にある小さな英語教室。そこへ通う凛は、ロシアがウクライナに侵攻したというニュースが報道されて以降、次第に少なくなっていく生徒たちを見て、不安を募らせる。講師のアレクサンドルがロシア人だったからだ。凛は、今までと変わらない先生が何をしたのか、と疑問に思い英語教室に残り続けるが...。小学生とロシア人講師の小さな夏の日の物語。
監督:大根田良樹、撮影・照明:野口高遠、録音・MA:字引康太、助監督:大地泰一、音楽:細井タカフミ、スチール:山田亮、制作:犬童愛、熊谷雄基
出演:下條けせら、セルゲイ・ウラソフ、花南、大地泰一、田川可奈美
大根田良樹
千葉県出身。6歳より役者として活動し、現在に至る。 2022年に監督した短編映画『雨空とラジオ』が第7回岩槻映画祭準グランプリ等、各地映画祭で入賞。 また世界最大の短編映画祭「クレルモン=フェラン国際短編映画祭」にて、 8,000以上の作品の中からShort Film Market Picksに認定される。 以降、本格的に映画製作に取り組んでいる。
エントリー№118
「月のかたち」
17:05~17:18(12分40秒)
目の不自由な青年・翔太は、図書館で写真家の美咲と出会う。彼の感性に魅了された美咲は、翔太と共に自然の中で交流を深める。視覚を共有できない翔太のために、美咲は月のライトを手渡し、触れることで月のかたちを感じさせる。視覚を超えて二人の絆は深まり、新たな世界が広がっていく。
監督 脚本 撮影 音楽 編集:みかわこうじ
出演:佐藤 響 ありさ
みかわ こうじ
1967年岩手県生まれ。 自作の映画に音楽を付けるために、作曲を始めたのが12歳。 以来、映画製作と共に音楽活動も積極的におこなう。 2025年に映画「ワンカラット」製作30周年記念上映会を予定している。
特別上映作品
「届かなかった手紙」17:28~(1分58秒)
監督・脚本・撮影:小山田織音
出演:佐藤菜南 伊藤謙心
ののは喫茶店にケイスケを呼び出し久々の再開を果たす。しかし、ケイスケはほとんどのののことは覚えておらず、ののは次第に悲しくなってしまう。いたたまれなくお店を出るのの。別れ際に手紙をわたす。去っていくのの。封を開くとののとケイスケの16歳のころの二人の写真がある。手紙の日付は2011年3月10日。この手紙は津波で流されて自分のもとには…。
招待上映作品
(第2回彩の国市民映画祭2024審査員特別賞災害支援部門賞作品)
(第2回彩の国市民映画祭2024審査員特別賞災害支援部門賞作品)
「アイアンプレッジ」17:30~(12分20秒)
監督:袴田くるみ スタッフ:小原正至
出演:森山周一郎
大きな鉄工所が建ち並ぶ小さな町に、1人の耳の聞こえない美容師がいました。ある日、彼は鉄工所を経営する優しい社長さんに呼び出されました。「うちの娘の髪を切っておくれ」社長さんは優しい笑顔で伝えました。美容師は社長さんの頼みを聞いたのでした。
招待上映作品
(第2回彩の国市民映画祭2024災害支援部門賞作品)
(第2回彩の国市民映画祭2024災害支援部門賞作品)
「命継ぐ」17:43~(47分10秒)
監督 Hiroshi Fukai 協力プロデューサー 松澤和行 撮影協力 西端実歩 音楽 堀田ゆき
出演:齊藤英里、石川鈴菜、松林慎司、宗清万里子、高品剛、鈴木美香
東京の女子高生の 澤村菜々香は、 毎日を友達と遊びに行ったり、美味しいものを食べたり、何一つ不自由なく 楽しく過ごしている。
両親と一緒に、千葉の 田舎の祖父母、曽祖母の家に行くことになった菜々香は、そこでも友達と会って遊ぶ約束をする。
田舎の家でみんなで食事をしている時、戦争で亡くなった先祖のお墓まいりに行く話になるが、菜々香は 友達と遊ぶので行かないと言い出す。
その後、菜々香の母親は、遊びに来た菜々香の友達に、お墓まいりにみんなで行くからと、断りを入れてしまう 。
それにキレた菜々香は、戦争は仕方のないこと、どうでもいいことだと言い放つ。
その際、腕を振り回した拍子に曽祖母の大切なものを落として割ってしまう。
それは昔の木札であった。
菜々香はそのまま 飛び出して墓まいりには行かなかった。
東京に車で 帰る途中、菜々香は父親から、曽祖母が戦争体験者で
辛い経験をした話を聞かされる。
招待上映作品
(第2回彩の国市民映画祭2024大賞作品)
(第2回彩の国市民映画祭2024大賞作品)
「さまよえ記憶」18:31~(24分33秒)
監督:野口雄大 監修:落合賢
出演:永夏子、モロ師岡、竹原芳子(旧どんぐり)、野口聡太
佐藤詩織は、行方不明になった息子・隆の行方を探し続けていた。
行方不明になってから3回目の隆の誕生日を迎えたある日、「欲しい情報」と、「それに見合った価値のある記憶」を交換できる力を持った情報質屋と出会う。隆の居場所の情報を欲しい詩織。
だが、過去に縛られて生きる詩織を解放し今を生きて欲しいと考える父・英樹は、詩織を守ろうと奮闘する。父の愛を感じながらも、同じように愛する息子に再会するため、詩織は自身の「大切な記憶」を情報質屋に預けてしまう。そこに待ち受けていた結末とは一。
招待上映作品
(第2回彩の国市民映画祭2024グランプリ作品)
(第2回彩の国市民映画祭2024グランプリ作品)
「Eyeself~ワタシノセカイ~」18:56~(14分20秒)
監督:山崎匠、宮原慧人、藤川玲央、八染まどか
プロデューサー:鶴見昌代、藤重道治、岡村良憲
出演:八染まどか他
視野狭窄という視覚障害がある大学4年生の八染まどか。彼女は持ち前の想像力を活かして、自身の見え方を楽しんでいた。そんな彼女には幼いころからの夢があった。
大学卒業を間近に控え、お気に入りの場所を巡りながら、夢に挑戦するべく、ある場所へ向かう。彼女の夢とは一体。そして夢を叶えることはできるのか。
2024年3月10日上映プログラム
09:50 開会あいさつ
10:00 午前の部
11:55 (お昼休憩)
12:40 午後の部①
14:20 (15分休憩)
14:35 午後の部②
15:05 (15分休憩)
15:20 午後の部③
17:00 選考会/特別上映&招待上映
20:30 表彰式
午前の部
AM10:00~
エントリー№02
「寄り鯨の声を聴く」
10:00~10:17(16分58秒)
高校2年生のユーキは、気づけば学校に行けなくなってしまっていた。自分でもどうしたらよいか分からず茫然と過ごしていたある日、従姉妹のエリコが訪ねてくる。海獣学者のエリコは、鯨のストランディングの調査にユーキを連れ出すことにする。
監督:角洋介 音楽 :ioni 歌 :工藤さくら 助監督:緒方一智 ■録音:木原広滋 ヘアメイク:浅井美智恵 衣裳:みやび 美術:佐藤陽子 撮影助手:板垣真幸 VFX:大目貴之 3DCGアーティスト:吉田ヂロウ グラフィックデザイン:須藤史貴 プロデューサー:井村哲郎
出演:穂紫朋子 久保田メイ 山口森広 岡崎森馬 渡邊雛子
角 洋介
1993年生まれ、福岡県出身。九州大学芸術工学部画像設計学科卒。 大学時代から多くの自主制作映画に携わる。ロサンゼルスにて1年間の留学後、東京を拠点にシネマトグラファーとして活動を開始。「生きること」という普遍的なテーマに向き合いながら自身の作品制作も積極的に行なっている。
エントリー№09
「名無し草たち」
10:17~11:07(49分42秒)
ここは生きづらさを抱えて毎日をかろうじてやり過ごしている人たちが集まった自助グループ。男性恐怖症の人、パワハラを受けている人、モラハラに悩む人、ギグワーカーで将来不安な人たちが経験談を話し、当事者でもあるスタッフと共に前向きに生きていく道を模索している。 そこへ、極端な信念に凝り固まった人が途中参加したために、全員の人生の歯車がゆっくりと動き出す……。
監督:橋本英樹 脚本:橋本英樹 撮影:谷口雅史 照明:木下湧太 録音:大西敬介 編集:江橋佑太 MA:東圭吾 撮影助手:石田葉子 照明助手:大西敬介 照明助手:中島拓巳 監督助手:伏見宏司
出演:和泉恒兵、上田永翔、上野恵理香、小林龍世 堰本悠佑、千且みらの、日比茉鈴 大原芽依、坂本 唯、佐藤幸一郎 寺田颯馬、伏見宏司、牧野夢々、宮脇陽希 白木サキ、新虎幸明、松田 章、河内孝博(声の出演)
橋本 英樹
日本映画学校卒業 映像業界の片隅で生きている
エントリー№11
「宇宙人がやってきた」
11:07~11:28(20分13秒)
オカルト好きなハルのクラスに不思議な転校生がやってきた。
その転校生は1日中無口無表情で先生の問いかけにも反応しない・・。
「転校生の正体は宇宙人じゃないか」と思ったハルはある作戦を決行する。
監督:相馬雄太
出演:三戸杏琉 増田真大 加藤智子(元SKE48)
相馬 雄太
児童映画専門の映画監督。ヤングケアラーやジェンダー問題など、今日の子どもたちが抱える 社会問題を主題に映画を制作。制作した作品はすべて国内映画祭で入選している。<映画祭 入選実績> STARDUST DIRECTORS film fes. 2022 グランプリ賞 第19回西東京市民映画祭 西東京商工会会長賞 第8回立川名画座通り映画祭 入選 那須ショートフィルムフェスティバル 2022 入選 第2回国際和解映画祭 入選 29th キネコ国際映画祭 入選 第6回渋谷TANPEN映画祭CLIMAXat佐世保 FirstSelect 第7回池袋みらい国際映画祭 地域審査員賞 第2回MBT映画祭 優秀作品賞 キングスカイフロント アートフェスティバル 2023 入選 鶴川ショートムービーコンテスト2022 入選 あわら湯けむり映画祭 入選 つくばショートムービーコンペティション 市民審査員賞 第1回ひたち映画祭 ひたち市長賞 第10回MKE映画祭 入選 第3回唐津演屋祭 入選 TOKYO青春映画祭2023 入選
エントリー№12
「さまよえ記憶」
11:28~11:53(24分33秒)
佐藤詩織は、行方不明になった息子・隆の行方を探し続けていた。
行方不明になってから3回目の隆の誕生日を迎えたある日、「欲しい情報」と、「それに見合った価値のある記憶」を交換できる力を持った情報質屋と出会う。隆の居場所の情報を欲しい詩織。
だが、過去に縛られて生きる詩織を解放し今を生きて欲しいと考える父・英樹は、詩織を守ろうと奮闘する。父の愛を感じながらも、同じように愛する息子に再会するため、詩織は自身の「大切な記憶」を情報質屋に預けてしまう。そこに待ち受けていた結末とは一。
監督:野口雄大 監修:落合賢
出演:永夏子、モロ師岡、竹原芳子(旧どんぐり)、野口聡太
野口 雄大
映像作家。日本大学芸術学部放送学科卒業。 2008年よりドラマ制作を開始し、数多くの作品を手がける。連続テレビ小説「エール」オープニング映像・本編、大河ドラマ「どうする家康」などを演出。 よるドラ「恋せぬふたり」は第40回向田邦子賞、第59回ギャラクシー賞「特別賞」、第77回文化庁芸術祭賞「優秀賞」を受賞。 文化庁VIPO主催「ndjc若手映画作家育成プロジェクト2020」のワークショップに選出され、映画制作を開始。映画監督の落合賢氏の元で映像制作を学び、今作品が初めての映画作品となる。長編企画も進行中。
午後の部①
PM12:40~
エントリー№15
「じゃあね!また明日。」
12:40~12:53(12分4秒)
ーーー「私には取り柄がない」そう思った今日と、まだ見ぬ明日へ。
私ってやっぱり、取り柄ないんだ......。
だってそうでしょ。この間の模試も皆に比べてイマイチだった。 トランペットもそう。どうやったら、あの子みたいに上手くなれるの? けっこう、頑張ってるんだけどな......。
放課後の音楽室。なんだか身の入らない居残り練習。日々の悩みが頭を埋める。
そういう日だから、そういう気分じゃなかったのに。
タイミングが悪いんだよ。昔からコイツは......。
校門へ向かう途中。渡り廊下の窓から落ちてきた自転車の鍵。
鍵を拾った晴香と、息を切らし駆けて来た秀一。
鍵を渡しそそくさと帰ろうとする晴香と、呼び止める秀一。
「一緒に帰らねえ?」
監督・脚本 金澤勇貴 音楽 斎藤裕喜 撮影 西岡空良 照明 河本隆一 録音 内藤和幸 美術・小道具・グラフィックデザイン 安藤誠 編集 岡本尚樹(A’sh Co.,Ltd.) 整音 中根渉(TREE DIGITAL STUDIO) ヘアメイク 香理 スタイリスト 矢島里奈 助監督 篠崎亮太 制作 奥田美佳 林宏樹 スチール 斎藤弥里 タイトルロゴデザイン こめたに 撮影助手 大西恵太 ヘアメイク助手 koguren ヘアメイク見習い 村上愛瑠 制作応援 田中のぞみ 機材協賛 Canonマーケティングジャパン株式会社 企画協力 Benesse SpecialThanks 國玉咲笑 小池 匠 島 幸子 島 省二 英語字幕翻訳 牧島賢太 プロデュース・制作進行 西岡空良
出演:晴香 夏生ひまり 秀一 大原由暉 音楽の先生 岡崎森馬
金澤 勇貴
日本大学芸術学部映画学科を卒業後、 約 2 年間、 東京の映像制作会社に勤務。 TBS系列、テレビ朝日系列の番組 AD を勤め、床より柔らかい場所なら どこでも寝れる技術を得る。 現在は地元埼玉の広告会社にて営業をこなすことを本職としながら、 営業先の宣伝用webCMやコンテンツの企画・演出を手掛ける ディレクター業も営んでいる。 自身の監督作品『光』が48HourFilmProject2019にて主演女優賞、 助演女優賞、撮影賞入選。 2021年には金澤自身の監督作品『雨のまにまに』が 第16回 札幌国際短編映画祭にて 最優秀国内作品賞(BestNationalShort) を受賞、Youtube上では約10万回再生を記録。
エントリー№16
「書架の物語」
12:53~13:27(33分9秒)
本に興味のない健一郎は、たまたま図書室で出会った紬(つむぎ)に心惹かれる。
「本が禁止された百年後の未来から来た」と健一郎に嘯く紬。
初めは紬の妄想と聞き捨てていた健一郎だが、紬が学校司書の早川と共謀して高校の蔵書を盗み出そうとしていることを知って、真相を問いただすべく紬の元へ向かう。ところが、図書室で待っていた紬に聞かされたのは驚愕の事実だった。
監督 長谷川朋史・撮影 長谷川朋史・音楽 上久保汐李・編集 大橋隆行・録音 寒川聖美・ヘアメイク 大貫茉央・スチール 中里広海
出演:井上 遥・峰平朔良・森田雅之・高倉 菫・桜望華奈・前塚彩結
長谷川 朋史
1990年代より舞台演出家として活動する傍ら、TVアニメ『アクテイヴレイド』、『ハンドレッド』、『奴隷区』等のデザインワークを担当。 2018年、俳優しゅはまはるみ、藤田健彦らとルネシネマを立ち上げ映画制作を開始。 監瞥作品 『左腕サイケデリック』2019年公開 ・『あらののはて』2021年公開 ・『瞬きまで』2023年公開
エントリー№19
「命継ぐ」
13:27~14:15(47分10秒)
東京の女子高生の 澤村菜々香は、 毎日を友達と遊びに行ったり、美味しいものを食べたり、何一つ不自由なく 楽しく過ごしている。
両親と一緒に、千葉の 田舎の祖父母、曽祖母の家に行くことになった菜々香は、そこでも友達と会って遊ぶ約束をする。
田舎の家でみんなで食事をしている時、戦争で亡くなった先祖のお墓まいりに行く話になるが、菜々香は 友達と遊ぶので行かないと言い出す。
その後、菜々香の母親は、遊びに来た菜々香の友達に、お墓まいりにみんなで行くからと、断りを入れてしまう 。
それにキレた菜々香は、戦争は仕方のないこと、どうでもいいことだと言い放つ。
その際、腕を振り回した拍子に曽祖母の大切なものを落として割ってしまう。
それは昔の木札であった。
菜々香はそのまま 飛び出して墓まいりには行かなかった。
東京に車で 帰る途中、菜々香は父親から、曽祖母が戦争体験者で
辛い経験をした話を聞かされる。
監督 Hiroshi Fukai 協力プロデューサー 松澤和行 撮影協力 西端実歩 音楽 堀田ゆき
出演:齊藤英里、石川鈴菜、松林慎司、宗清万里子、高品剛、鈴木美香
Hiroshi Fukai
2015年に短編映画「仮面の少女」が 小津安二郎記念・蓼科高原映画祭および 長岡インディーズムービーコンペティションに入選。 映像制作など情報通信の事業を行いながら、 精力的に映画の制作に取り組んでいる。
午後の部②
PM14:35~
エントリー№31
「ボクたちの宇宙戦争」
14:35~14:44(8分50秒)
昼間から一人呑んだくれている夏子。そこに一人の少年が現れ、ひょんなことから宇宙戦争ごっこに付き合わされることになる。そしてその後少年は彼が抱える悩みを話し出すのであった。ある夏の日の、ちょっと不思議な物語。
監督 木場明義 プロデューサー 倉田雄一朗 ヘアメイク 原早織(Kleuren) ヘアメイク助手 井藤まりな(Kleuren) 録音 風間健太 制作 前橋佑樹
出演:鹿目凛(でんぱ組.inc) 木田悠雅 大山華怜 松岡夏輝 嶋村太一
木場 明義
1973年9月1日生まれ 東京都出身、埼玉県育ち。 1997 大正大学文学部日本語・日本文学科 卒業 1999 映像塾 卒業 現在、自主映画を中心に映像制作を続ける。 映画制作団体イナズマ社主宰。 長岡造形大学非常勤講師。 SFやファンタジーの要素を日常に注ぎ込んだようなコメディタッチの作品を得意とし、国内外の映画祭で入選、受賞歴がある。 2019年長編映画『つむぎのラジオ』で劇場公開デビュー。その後『ヌンチャクソウル』、オムニバス作品『地元ピース!幻想ドライビング』『サイキッカーZ』そし今年2023年『エスパーX探偵社』が全国公開された。
エントリー№32
「私のパンの焼ける音」
14:44~14:52(7分4秒)
幸せゆえに微笑むのか、微笑むゆえに幸せなのか。
この物語は不慮の事故で両足の自由を失った男と耳の聞こえない少女の見えない壁を描いたものである。
男は自分が障害者となった現実を受け入れられず、焦りや不安、失意の中で自暴自棄な日々を過ごしていた。
ある日男はひとりの少女と出会う。彼女との出会いが自分の弱さと向き合い、受け入れられなかった絶望の壁を越えるきっかけとなる。
一方、少女は生まれつき耳がきこえないろう者だ。家や学校では手話を使う。近所のパン屋は唯一ひとりでおつかいに行けるお店。そこで悪態をつく男との出会いがきっかけで、臆病だった彼女が、誰かに強制されるわけでもなく、自ら困っている他人に手を差し伸べられるようになる。彼女にとっては聞こえる世間との壁を越えるきっかけとなった。
それぞれハンデが異なる人が異なる環境で生きている。誰もひとりでは生きられない。
監督:蔵岡登志美
出演:田邉優 他
蔵岡 登志美
ENBUゼミ映像監督科卒業 フリーの映画監督であり富士吉田映画学校の講師も務める 短編映画「LOKC」(脚本 監督)主演 菊池凜子 ドキュメンタリー映画『平成富士吉田の胎動」(監督)
エントリー№41
「アイアンプレッジ」
14:52~15:05(12分20秒)
大きな鉄工所が建ち並ぶ小さな町に、1人の耳の聞こえない美容師がいました。
ある日、彼は鉄工所を経営する優しい社長さんに呼び出されました。
「うちの娘の髪を切っておくれ」社長さんは優しい笑顔で伝えました。
美容師は社長さんの頼みを聞いたのでした。
監督:袴田くるみ スタッフ:小原正至
出演:森山周一郎
袴田 くるみ
日本大学芸術学部映画学科卒業 /作品制作歴:2019 タイムマシン /2018 陳腐な男 /2017 なぎさのカサーレス日本大学芸術学部映画学科卒業 /作品制作歴:2019 タイムマシン /2018 陳腐な男 /2017 なぎさのカサーレス
午後の部③
PM15:20~
エントリー№57
「最後のスケッチブック」
15:20~15:50(29分30秒)
小さい頃から絵を描くのが好きな梨果子は、両親を亡くしてから兄の蓮と2人で支えあいながら暮らしてきた。梨果子の高校卒業と同時期、蓮の彼女の転勤が決まり、蓮も家を出ていくことに。蓮の幸せを思う梨果子は、背中を押すのだが…。
監督 中沢志保 撮影監督・照明 西岡空良 録音・整音 久保琢也 ヘアメイク 岩井愛実 撮影助手 大西恵太 美術 悠果 音楽 斎藤裕喜 タイトルデザイン 今治ゆか メインビジュアル 山下礼
出演:今治ゆか 山下礼 山田真央 真生 石井美帆 西山由希宏 森衣里
中沢 志保
2017年より、映画制作を始める。 アップリンク映画制作ワークショップで、初監督作品「OK!Google」を制作。 第4回妙善寺映画祭にて「祈り鶴」(2019年制作)最優秀家族愛賞、2020年第1回F@n TV ショートムービーグランプリで準グランプリを授賞。 2021年制作、コロナ禍の日常を描いた「やさしい日常」が、福井駅前短編映画祭2021で優秀賞を授賞。 2022年、「最後のスケッチブック」がTOKYO青春映画祭、とくしま4K+NEXT ~4K・VR徳島映画祭~、那須インディーズムービーフェスティバル2023にノミネート、ながおかインディーズムービーコンペティションで審査員特別賞、岩槻映画祭入選(主演の今治ゆかが俳優賞)を授賞。 映画美学校フィクションコース25期、 映画制作団体VACANCEpictures メンバー。
エントリー№76
「Eyeself~ワタシノセカイ~」
15:50~16:05(14分20秒)
視野狭窄という視覚障害がある大学4年生の八染まどか。彼女は持ち前の想像力を活かして、自身の見え方を楽しんでいた。そんな彼女には幼いころからの夢があった。
大学卒業を間近に控え、お気に入りの場所を巡りながら、夢に挑戦するべく、ある場所へ向かう。彼女の夢とは一体。そして夢を叶えることはできるのか。
監督:山崎匠、宮原慧人、藤川玲央、八染まどか
プロデューサー:鶴見昌代、藤重道治、岡村良憲
出演:八染まどか他
山崎 匠、宮原 慧人、藤川 玲央、八染 などか
私達は、視覚・聴覚障がい者のための国立大学「筑波技術大学」で鶴見昌代准教授の元、マルチメディアを学ぶ大学4年生の4人組です。4人全員に「弱視」という視覚障がいがあります。はじめての監督作品です。
エントリー№78
「22世紀の女の子へ」
16:05~16:52(46分18秒)
現在、この国では、同性婚は法的に認められていない。
主人公の物之木愛子は、そんな時代に生きるレズビアンである。
彼女が記すこの物語が、「フィクションの悲劇」として、「彼女たち」に受け入れてもらえるように。
制作 RedunDancy 監督・脚本・撮影・編集 杉本等 撮影助手 佐々木千夏 臼井洸貴 録音 桜庭勇真 助監督 ・車輌 木山智太 助監督応援 松元飛鳥 小道具協力 泡曽根準 ロケ地協力 蒲田カフェ HOTEL THE HOTEL 桜庭家 横井亜衣里 山下華蓮 高月町の方々
出演:中山蒼依 神崎亜季 神尾詩穗 清水麻緒 まひたん 林隼己 山元隆弘
杉本 等
高校の頃、半年間スタニスラフスキーの孫弟子の方から、スタニスラフスキー・システムを取り入れた演技レッスンを受講。 東京ダンス&アクターズ専門学校卒。 卒業後は事務所にて、映画やドラマ、CM、再現VTRなどに出演。 その後フリーとなり、舞台や自主映画を中心に活動。 コロナ禍に入り、出演側も行いつつ、撮影や編集の技術を学び、オリジナルMVやモキュメンタリー映画などを制作。 今作が、初の本格的な自主映画になります。
特別上映作品
「風のレゾナンス」17:00~(35分)
監督・脚本・撮影:小山田織音
出演:青方菜南 荒井涼 木寺葉月 池田恵理 末吉めぐみ 麻見順子 桑原純 西海銀司 松尾栞奈
25年間母親と2人暮らしをしていたトーコには戸籍がなかった。アフターケア相談施設でもあり和太鼓スタジオの「風のひろば」で一時保護され、施設長の千川のり子と弁護士の富永カズオの協力により戸籍をつくる方法を探すも肝心のトーコは全く口を開かない。次第に風のひろばでの暮らしに馴染んでいき、仲間と和太鼓の練習をしていくようになって心を開いていくトーコがようやく戸籍がない理由を語り始める。生まれた時にお金が払えず出生届がもらえずそのまま逃げ隠れるように生きてきたことが原因だったのだ。その出生届を手に入れることができれば戸籍ができるということがわかったのだが、そこは2011年3月の震災時に津波で流された宮城県の女川町の病院だった…。
招待上映作品
(第1回彩の国市民映画祭2023災害支援部門賞作品)
(第1回彩の国市民映画祭2023災害支援部門賞作品)
「にしきたショパン」17:35~(1時間29分)
プロデューサー:近藤修平 編集/ 監督:竹本祥乃 脚本:北村紗代子/竹本祥乃 撮影:前田智広 助監督:山中太郎 照明:渡邊祐紀/丹野宏樹 録音:長尾優 ヘアメイク:目千瑛 音楽:有馬圭亮/老田裕子/近藤浩平/沼光絵理佳/松本光史
出演:水田汐音/中村拳司/ルナ・ジャネッティ/泉高弘/とみずみほ/楠部知子/野々村亜梨沙/茂木大輔[友情出演]
ピアニストを目指す高校生の鍵太郎と凜子。切磋琢磨しあう中、阪神淡路大震災が2人の運命を分けてしまう。凜子は留学しピアニストの道へ、鍵太郎は左手を傷めてしまい、作曲家の道へと進む。留学を終えて再会した鍵太郎は、以前とは別人のように冷たくなっていた。凜子が師事するタチアナ先生の専属作曲家として仕事をしている鍵太郎は、凜子のコンクールのために、難曲を編曲して課題を与える。しかし、それは凜子の限界を超えるものであった。
招待上映作品
(第1回彩の国市民映画祭2023グランプリ作品)
(第1回彩の国市民映画祭2023グランプリ作品)
「3653の旅」19:05~(41分39秒)
監督:野本梢 企画・プロデュース:稲村久美子 録音:横田彰文 助監督:金子愛奈 ヘアメイク:浜香奈子/松村南奈 ドローン撮影:加藤正明 制作:稲村健一/遠藤晃/Isakazu 編集:知多良 音楽:ナックルヘッド デザイン:本木友梨
出演:中村更紗 二田絢乃 卯ノ原圭吾 鈴木達也 坂巻佑 多田浩志 稲村美桜子
東日本大震災から10年。故郷石巻を離れ、埼玉のリフォーム会社に勤めている玲の気がかりは、部屋にこもりがちな幼なじみ・凪。玲は、凪を埼玉へ連れ出すため、同僚の祐太と石巻を訪れる。祐太が指令通り凪との仲を深める中で、玲は今も行方のわからない母と過ごした日々を思い出していき、次第に故郷に戻りたい気持ちが募っていく。
招待上映作品
(第1回彩の国市民映画祭2023大賞作品)
(第1回彩の国市民映画祭2023大賞作品)
「知らない息子」19:47~(21分27秒)
監督:平岡亜紀
出演:白川和子、藤井俊輔 他
旦那、一人息子に先立たれ、一人孤独に生きていた林浩子。ある日、死んだはずの息子から電話がかかってくる。息子ではないとわかっていながらも、会話を続けるうちに浩子の孤独は埋っていく。一方で、電話をかけていた村田淳は、徐々に罪の意識に苛まれ始める・・・
過去の上映プログラム(2023)
10:10 Aグループ上映
11:35 Bグループ上映
12:30 お昼休憩
13:15 Cグループ上映
15:00 Dグループ上映
16:30 Eグループ上映
18:05 Fグループ上映
19:15 選考会/特別上映「無念」
21:00 表彰式
Aグループ
AM10:10~
エントリー№02
「会いたくてたまらない」
10:10~10:34(24分41秒)
カメラマンとして独立して間もない神田俊介は、プロとしての自覚がまだ持てずにいる。同じくカメラマンである祖父の宝物である古びたカメラ『ライカM3』、ファインダーを覗く度、眩暈に襲われ不思議な光景を見る。
昭和初期の家族団欒の風景。頑固そうな父と優しそうな母、妙に大人びた兄に活発な妹。どうやらご馳走を用意して、末っ子の到着を心待ちにしているようだ。全く知らない人たちなのになぜか懐かしい。
そんな中、祖父の危篤を知らせる連絡が入る。
監督:森実知子/ 脚本:森実知子/ 撮影:Flavio Gusmao / 照明:Fernando Saldanha/ 音声:Steven LeFever / 助監督:Mariana Pisani/ 音楽:Mano Keiko/ 編集:渡辺文/ 衣装:加藤道子
出演:佐伯孝彦/トムキラン/堀口澄子/柴田明良/名越志保/佐藤綾衣/伊藤謙心/小森敬仁/森実知子/佐竹遙人/小春/隆成/有瀬りん
森 実知子
サンタモニカ大学舞台芸術学科卒業。ステラ・アドラー・コンサバトリー、イヴァナ・チャバック・スタジオ等で演技を学ぶ。帰国後、鴨下信一、松田秀知の下で演出を学ぶ。現在は主に映画監督、脚本家、女優として活動している。
エントリー№06
「ミヌとりえ」
10:34~11:01(26分19秒)
亡くなった祖父が残した手紙を携え、韓国の群山という町にやって来た日本人のりえ。群山は祖父の故郷であり、昔建てられた日本式家屋がまだ残っている町である。りえは祖父が書き残した手紙の受取人である木村敬子という人を探そうとする。
しかし手紙に書かれていた住所は古い住所であったため、簡単には見つからない。それに木村敬子という人物がまだその住所に住んでいるのかも分からない。それでもりえはゲストハウスで出会った韓国人の青年ミヌの助けを借りながら、手紙を届けるために木村敬子という人物を探して歩き回る。そしてりえは日本の統治時代に群山に暮らしていた祖父の秘密を知ってしまう。
演出/脚本 : 全辰隆 撮影:チョ・ソンウ 制作:キム・ヨンソク 助監督:キム・スリム 演出部:チョン・ジェヨン、イ・ギル 制作部:ハン・ジェテク、ミン・ソジョン、キム・ウォンボン、ミョン・セジン 撮影部:ヤン・ジウン、キム・インソク、チェ・ジョンミン、チョ・ヨンジュン 照明:イ・ヨンイン 照明部:ク・ソンホ、オ・ソンテク、ソン・ジホ 美術:イ・ジョンア 絵画作家:ホン・チェヨン 編集:ク・ユンジュ 整音/音響:ホン・スルギ フォーリーアーティスト:チョン・ナウォン 音楽:ノ・ヨンシム撮影:チョ・ソンウ 制作:キム・ヨンソク 助監督:キム・スリム 演出部:チョン・ジェヨン、イ・ギル 制作部:ハン・ジェテク、ミン・ソジョン、キム・ウォンボン、ミョン・セジン 撮影部:ヤン・ジウン、キム・インソク、チェ・ジョンミン、チョ・ヨンジュン 照明:イ・ヨンイン 照明部:ク・ソンホ、オ・ソンテク、ソン・ジホ 美術:イ・ジョンア 絵画作家:ホン・チェヨン 編集:ク・ユンジュ 整音/音響:ホン・スルギ フォーリーアーティスト:チョン・ナウォン 音楽:ノ・ヨンシム
出演:イ・ジス /ペク・ゴニ/イム・ジヒョン
全辰隆 Jinrung Chun
在日韓国人3世。高校卒業まで秋田で過ごし、その後韓国語を学ぶために渡韓。ソウル大学在学中に映画サークルに入り、映画制作を始める。本格的に映画を学ぶため韓国芸術総合学校の修士課程にて映画の演出を学ぶ。現在は東京在住。
エントリー№30
「最後の生活」
11:01~11:23(22分)
父を亡くしてから学校へ行かなくなった小学生の春陽の元に、母の兄である小説家の「おじさん」がやってきた。春陽とおじさんの心の交流を描いたある夏の物語。
音楽 押谷沙樹、衣装 カミフクモトジュン、制作 渡邉美帆(tone)、 撮影・スチール アベトモユキ、監督・脚本・録音・編集 渡邉高章
出演:星能豊、渡邉帆貴、松井美帆、北林佑基、岡田深、井神沙恵、滝沢めぐみ、宇佐美紗麗、本庄司、笈川健太
渡邉 高章
東京生まれ湘南育ち。日本大学芸術学部映画学科監督コース卒業後、映画・ドラマの演出部と制作部で研鑽を積む。現在は、自身の団体「ザンパノシアター」にて、主にショートフィルムを制作・発表し、毎年国内外の映画祭で入選・受賞を果たしている。2020年12月に開催された「第25回ながおか映画祭 想像の映画館」では特集上映が組まれる。2021年夏より、中編『土手と夫婦と幽霊』が関東や関西にて劇場公開。自ら宣伝配給を行い、各地ミニシアターや映画祭等で上映活動を行っている。現在動画配信サービスにて計11作品が視聴可能。
Bグループ
AM11:35~
エントリー№11
「解離するヴァルネラビリティ」
11:35~12:31(55分25秒)
交通事故で母親を亡くした主人公「大庭 真矢」。 彼の前に一人の女性、「ゆみ」が現れる。ゆみは真矢にしか見えていないようだ。 彼女は妖精? それとも幽霊? 真矢にはわからない。
監督:中川信雄 録音 金森 翔 / 鰐部 晶太 ヘアメイク 神田 凜 音楽 佐藤 太樹 / ヨヲコヲヨ 他
出演:山﨑 友輝 西村 風音 千瀬 梓月 青地 貴裕 高畑 敬樹 他
中川 信雄
2004年から自主映画を制作。2019年短編自主映画「うつせみ」2020年48HFP OSAKA出品作品「闇夜の灯火」等
Cグループ
AM13:15~
エントリー№12
「にしきたショパン」
13:15~14:44(1時間29分)
ピアニストを目指す高校生の鍵太郎と凜子。切磋琢磨しあう中、阪神淡路大震災が2人の運命を分けてしまう。凜子は留学しピアニストの道へ、鍵太郎は左手を傷めてしまい、作曲家の道へと進む。留学を終えて再会した鍵太郎は、以前とは別人のように冷たくなっていた。凜子が師事するタチアナ先生の専属作曲家として仕事をしている鍵太郎は、凜子のコンクールのために、難曲を編曲して課題を与える。しかし、それは凜子の限界を超えるものであった。
プロデューサー:近藤修平 編集/ 監督:竹本祥乃 脚本:北村紗代子/竹本祥乃 撮影:前田智広 助監督:山中太郎 照明:渡邊祐紀/丹野宏樹 録音:長尾優 ヘアメイク:目千瑛 音楽:有馬圭亮/老田裕子/近藤浩平/沼光絵理佳/松本光史
出演:水田汐音/中村拳司/ルナ・ジャネッティ/泉高弘/とみずみほ/楠部知子/野々村亜梨沙/茂木大輔[友情出演]
竹本 祥乃
平日は、研究技術員、週末は映画監督として活動。これまで20本以上の短編を監督し、ぴあフィルムフェスティバルやショートショートフィルムフェスティバルなど主要映画祭に多数入選、受賞。
Ⅾグループ
AM15:00~
エントリー№44
「アカリとマキコ」
15:00~15:23(23分30秒)
いつものように帰りのバスを待っている高校三年生の朱莉と言葉をうまく話せない真希子。そんななか真希子が卒業を前に互いに好きな男の子をカミングアウトしようと話したことから、二人の間に距離が生じる
監督:吉田岳男 スタッフ:増本竜馬・池田眞美子・吉田陽子・小松豊生・清水裕哉
出演:愛鈴・峰平朔良・和道 巧・加藤 碧・山口けい・巴山祐樹・小林憲行・田中陸
吉田 岳男
東京生まれ。2015年、CMコンテストで作った動画がグランプリと観客賞をW受賞。以来、独学にて映画作りに挑戦。監督自らカメラ撮影からアウトプットまでを行い、これまで制作した作品は全国各地の映画祭などで上映、作品「アカリとマキコ」では最優秀助演賞を受賞するなど演出面での評価も注目される
エントリー№48
「リトルサイエンティスト」
15:23~16:19(55分57秒)
科学大好き少年・兄のはやと(10)と弟のゆうた(6)は学校から帰ると真っ先に実験を始める。ゲームでも流行りのアニメでもサッカーでもなく二人は実験に夢中。ママと始めた楽しい実験。でも最近ママは一緒にしてくれない。何故なのだろう?
「僕らはただ、ママと一緒に実験したいだけ……」不満を募らせた二人のリトルサイエンティストは文字通り実験でママを変えようとする?! 果たして科学の力でママを救うことはできるのか?
監督・脚本/かなめぐみ 製作総指揮/岡田明 録音/Yuichiro 撮影・編集/岡田明 撮影/立花亮太 メイク/からつさわこ 美術/洲濱玉代 録音助手/小塚大輝 音楽/かなめぐみ・岡田明
出演:折原海晴 野本豪英 山北歩生 安達紗弥 中路輝 山本啓太
かなめぐみ
1987年福岡生まれ奈良在住。大学在学中に映画の結末をテーマにした懸賞論文で2度受賞。卒業後育児に専念。その後シナリオセンター大阪校で学び、子育て経験を生かした作家活動を開始。12歳と10歳の息子の母。今作が初監督作品。
Eグループ
AM16:30~
エントリー№54
「ラの#に恋をして」
16:30~16:45(15分06秒)
調律師のアキオはある日ピアノの調律を頼まれ、老舗呉服店を営む西室家へ訪れていた。 そこへ西室家・長女テルがお茶を出しに現れる。しかしテルはアキオの前でふいにおならをしてしまった。 凍りつく空気。 恥ずかしさを隠しながらその場を離れるテル。そしてアキオはなぜか彼女に恋をしてしまう……。
監督・脚本:廣田 耕平 撮影監督:大島 風穂 照明:堅木 直之 吉田 康浩 録音・整音:柳田 耕佑 演出・美術:山崎 華歩 スタイリスト:後原 利基 ヘアメイク:八木 里歌 助監督:大川 実結 編集:弓削田 麗雅 カラリスト:横田 早紀 音楽:吉田 太郎 制作:阿部 大輝 石井 優樹 制作協力:金井塚 潤
出演:北浦愛 小松勇司 名越志保 夏海 平山せい
廣田 耕平
日本大学芸術学部映画学科卒業。 在学中、脚本・監督した自主映画「さえずり」がFOXムービープレミアム短編映画祭にて優秀賞を受賞。 卒業後は、CM・MV・ドラマや映画など数多くの現場で演出部・制作部を経験する。 2018 年から映像制作会社に勤務し、ディレクターを担当。 2020 年以降は自ら撮影・編集も行うフリーのディレクターとして活動中。映像制作チーム 空心彩 所属。
エントリー№55
「さよならを迎えに」
16:45~17:10(25分)
東日本大震災で韓国人の婚約者を亡くした光希。光希は遺骨を婚約者の家族のもとへ届けようと韓国へ向かった。しかし光希は父親から、駆け落ちのように娘が日本へ行ったことを責められ、追い返されてしまう。婚約者の遺骨を、家族のもとへ帰すことすらできない光希。婚約者の姉は、光希と父親の思いの間で、自らの家族に対する思いもこらえきれなくなっていく。光希と父親と姉、三人のそれぞれの思いがぶつかり合う中で、家族の物語が動いていく。
脚本・監督:原田涼 プロデューサー:今村嶺 ホン・ウジン
出演:木村文哉 シン・ジウ キム・ジング
原田 涼
1997年生まれ 愛知県出身 日本映画大学在学時に学生映画祭の企画や、自主映画の製作を行ってきた。 日韓合作プロジェクトには1年生の時から参加し、2017年制作の『少年の居場所』ではプロデューサーを務める。 本作「さよならを迎えに」を含め、日韓合作で携わった作品はいずれも釜山国際映画祭の関連イベント「韓中日平和三国志」の上映作品に選出された。 現在は都内を中心に映像制作を行っている。
エントリー№71
「3653の旅」
17:10~17:52(41分39秒)
東日本大震災から10年。故郷石巻を離れ、埼玉のリフォーム会社に勤めている玲の気がかりは、部屋にこもりがちな幼なじみ・凪。玲は、凪を埼玉へ連れ出すため、同僚の祐太と石巻を訪れる。祐太が指令通り凪との仲を深める中で、玲は今も行方のわからない母と過ごした日々を思い出していき、次第に故郷に戻りたい気持ちが募っていく。
監督:野本梢 企画・プロデュース:稲村久美子 録音:横田彰文 助監督:金子愛奈 ヘアメイク:浜香奈子/松村南奈 ドローン撮影:加藤正明 制作:稲村健一/遠藤晃/Isakazu 編集:知多良 音楽:ナックルヘッド デザイン:本木友梨
出演:中村更紗 二田絢乃 卯ノ原圭吾 鈴木達也 坂巻佑 多田浩志 稲村美桜子
野本 梢
埼玉出身。シナリオセンター、映画24区で脚本、ニューシネマワークショップにて映像制作について学ぶ。2020年長編映画『愛のくだらない』が田辺・弁慶映画祭にてグランプリと映画.com賞を受賞。テアトル新宿をはじめ全国各地にて上映された。
Fグループ
AM18:05~
エントリー№72
「声!」
18:05~18:23(18分39秒)
数多くの空手大会のメダルを獲得した本間ひかる(ろう者)が、ある空手大会の強化選手選考会 に出場する。しかし、選考会会長から「形の声を出さないと棄権になります」と告げられる。 そんな言葉をうけたひかるの中で、ろう者の封じ込められた記憶が蘇りはじめる。短編映画のヒューマンドラマ。
監督:高橋朋子
出演:田原佳奈、福田優歩、清瀬凌、生野和人、山谷武志など
高橋 朋子
日本手話で教える空手道教室「朋心会」代表指導者。高校の時に空手道場拳心会に入門し、心技体を磨いた。2008年世界ろう者武道選手権大会およびデフリンピックプレ大会にて、女子組手で金メダルを獲得。テコンドーやキックボクシングへと格闘技の幅を広げたのち、空手指導者に至る。現在は日本のろう者空手指導者の先駆者として、社会への理解促進や普及啓発活動を行っている。短編映画『声!』は、初めて監督した作品である。
エントリー№78
「フツー」
18:23~18:45(22分)
春。“フツー”のレズビアンカップルである愛美と杏子。二人は約束された幸せな未来をともに過ごしていくはずだったが、事態は一転する……
二人の“フツー”を桜が見届ける愛の物語。
プロデューサー 月足 直人 / 共同プロデューサー ナガヤマ ヒロミ / 監修 山本愛 松本曜子 / 脚本 杉森 窓 / 音楽 堀田 星司 / 撮影監督 野村 祐紀 森下 修司 / 録音 増本 竜馬 / メイク 富田 貴代 / 演出部 加納 克範 / 制作 齊藤 光司 / 音響監督 中井 雄介 / 音響効果 白石 唯果 / ポスター&メイキング 嶋田 源三 / メイキングスチール 田口友弘 / 台本デザイン 小幡 華江 / デザイナー 田邊 裕貴 /脚本・監督・編集 月足 直人
出演:絹川 麗 / たちばな ゆひ / 山下 ケイジ / 岩松 れい子 / 成瀬 清春 / 鈴木 達也 /長山 浩巳 / 加納 克範 /田中 文梛 / 錦本 連太朗
月足 直人
1981年生まれ、神戸出身。 テレビ番組AD、CMの制作部を経て、現在フリーランスで映画・Web-CMの演出を行う。 「人生死刑執行中!」これが僕のテーマです。人は生まれた時から死ぬために生きていくので、どうせなら楽しいことを一生懸命やろうと思っています。 『こんがり』(2019)国内外でグランプリを含む賞を受賞。 『Are you happy?』(2019)TOKYO 48 Hour Film Project 観客賞 『のぞみ』(2021)映文連アワード2022 パーソナル・コミュニケーション部門 部門優秀賞 など
エントリー№87
「知らない息子」
18:45~19:07(21分27秒)
旦那、一人息子に先立たれ、一人孤独に生きていた林浩子。ある日、死んだはずの息子から電話がかかってくる。息子ではないとわかっていながらも、会話を続けるうちに浩子の孤独は埋っていく。一方で、電話をかけていた村田淳は、徐々に罪の意識に苛まれ始める・・・
監督:平岡亜紀
出演:白川和子、藤井俊輔 他
平岡 亜紀
日本、横浜出身。高校2年の冬、NYへ短期ダンス留学をした際に触れたブロードウェイのミュージカルに影響を受け、役者活動をスタートさせる。主な出演作に、利重剛監督「埠頭、深夜。」園子温監督「リアル鬼ごっこ」など。2017年より渡米。NYへ一年半の留学ののち帰国。その後も継続して役者としてのキャリアを延ばしながら、自ら監督・脚本も行い、映画制作を始める。
特別上映作品
「無念」19:15~(54分)
監督:いくまさ鉄平
『無念』は、福島県浪江町の消防団長を主人公に、震災時、震災後の様子を描いたものです。
瓦礫の下に取り残された多くの命を確認しながら、その後発生した福島第一原子力発電所の事故により、浪江町から避難せざるをえなくなった消防団。
助けられなかった命に、今もお詫びを続けている浪江町消防団の、震災発生から5年までの様子を、証言に基づき、浪江町役場の監修を経て構成、ほかの被災地での物語も加え、再構成した映画になっています。