双葉湊音アルバム
「春風とファンファーレ」

2024年4月28日
春M3 音系・メディアミックス同人即売会

J-14a ryoheyLab. にて販売

CeVIO AI 双葉湊音ちゃんに歌ってもらった
全7曲を収録したアルバムです。
四季折々をテーマにロックからポップス、
エレクトロハウスなど様々なジャンルが交ざっています。

TRACK LIST

1. 青色の季節

2. 始まりの為の歌 

3. 重ね、結び、空模様。 

4. さよナra 

5. それでも僕らは息をして 

6. 雪の降る街、少女の恋。 

7. 春風とファンファーレ 

STAFF LIST

-Vocal-

双葉湊音(CeVIO AI)
https://www.futabaminato.com/


-Produce and Compose,
  Lyric, Guitar, Mastering, Illust-

恒石涼平
https://twitter.com/ryodist


-Graphic Design-

.strayedwave
https://acro.graphics/contact/

1. 青色の季節

泳ぐようにはしゃぐように
映り込んだあの心陽炎
いま一歩踏み出してみるよ
青色の季節

揺らめく影弾む
掲げた手のひら 掴んだ夏の匂い
背中のギターで汗ばむ
それなのに頬が緩むのは楽しみだから

上手く弾けるのかな?
何処かで歌えるかな?
皆とこの音で誰かを笑顔にしたりして

青く輝いてるこの世界には
私たちの色が混ざり合い虹を架けていく
歌いたいよ伝えたいよ
どうしようもない心陽炎
また一歩踏み込んでみれば
青色の季節

雲に乗って何処までも行こうよ
制服のままで

陽だまりの教室
後ろに置いてる ギターをチラ見してる
放課後ノイズ響けば
皆と目配せ笑って机動かして

廊下に貼られてた夏祭りの募集チラシ
煌めいた瞳に言葉はいらないかも

青く瞬いてるこの世界には
私たちの音が交ざり合い偶に止まっちゃう
いつか夢に見てた景色
ざわめきだすこの心陽炎
でも一歩踏み出してみよう
青色の季節

上手く出来ない日も
喧嘩も仲直りも
音を合わせたなら全部忘れて笑顔にして

祭りの夜に歌うこの音に乗せ
私たちの想い 伝えるよこの空に上がれ

青く輝いてるこの世界には
私たちの色が混ざり合い花を咲かせてる
この場所でさ届けるんだ
震えそうなこの心陽炎
もう一歩踏み込んでいくよ
青色の季節

目を閉じても世界は輝いて陽炎はここに
青色の季節

2. 始まりの為の歌

しがらみなんて振り切って
素直な気持ちで走る
踏み込んだこの世界は
こんなにも輝いてるから

どこからか聞こえてくる
「似合わないよ」なんて言葉
私以外の誰かさんに
「間違いだ」なんて言われても

でもいざ文字が目に入れば
どうしても気になっちゃうじゃんか
あーあーあー見ない振り
聞かない振りで全部忘れちゃえ

難しいことだけど
やらなきゃ駄目なんだ
自分以外には
「この人生、邪魔させない!」

私、誰かの為じゃなく自分の為に
生きてるんだ 呼吸をしてるんだ
余所様には関係ないでしょう
正解は一つじゃない 私だけの問いを
いつからでも始めよう

しがらみなんて追い越して
本当の気持ちで走る
進み続けた未来が
この先で始まってるから

人と違う道を往く
偶に立ち止まってしまう
どうしても不安定な
一人ぼっちだけど食い縛り

一歩先が薄暗い日々
「出来ない」と笑われても
あーあーあー煩いな
迷いながらそれでも前へ往け

果てしない物語
『主役』も『脚本』も『演出』も全部
描いてく

私、誰かの為じゃなく自分の為に
生きてるんだ 呼吸をしてるんだ
余所様には関係ないでしょう
正解は一つじゃない 私だけの問いを
いつからでも始めよう

しがらみなんて要らないよ
私だけの道走る
今も未来もまだ『序章』
最後まで生き続けるから

3. 重ね、結び、空模様。

星空が降ってきたらどこに行こう?
掴めるほど近く寄り添ってみようか
まだ出来ること知れること沢山あるはずと
僕らまた温かな夢を見てた

茜色染まる明日でも
諦めることは出来ないから

手を取り合って笑って
涙の跡も拭ったなら
明日もきっと晴れるって
走り出したんだ
二人で手を繋いで
ここからねと息合わせたら
何でも出来そうな気が
背中をそっと押した

描いてた未来はいつの話?
今日かな明日かな それとももっと先?
まだ出来なくて知らなくてだから進みたいと
目を合わせ星の雨通り抜けた

枯れ往く木の下俯いても
君の声で星は瞬いた

手を取り合って笑って
涙の跡も拭ったなら
明日はきっと晴れるって
ぎゅっと手を重ね
二人ならどこまでも
行けると信じられるから
弱さに負けずいるよ
ほらまだここから

手を取り合って笑って
涙の跡も拭ったなら
明日もきっと晴れるって
走り出したんだ
二人で手を繋いで
ここからねと息合わせたら
何でも出来そうな気が
笑顔の未来を描く
歩いてく

4. さよナra

嗚呼綺麗な世界で生きてる僕
多少満足に呼吸をして
なのにそれを目に入れた途端
――全てがに塗り潰えた

崩れた感情全部が熔けてく
周りも自分も歪んでイカレテイク
正気でいられない世界で息をして
今日にも明日にもさよならしよう

視界が映る闇の空
これは何?僕は誰?何故?アアアア
狂気に謳い出す

SAN値チェック……壊れた
SAN値チェック……イカレタメデ
SAN値チェック……見ないで
今日にも明日にもさよならしてあげru……

喜びが響く lulalulalula
怒りに笑えば ahaahaaha
悲しみの果ては yurayurayura
楽しさに堕ちる guruguruguru

狂u狂u狂u
緩mu緩mu緩mu
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狂気支配され脳が零れ堕……

気付けば積まれた人形錆の味
緩んだ頬肉漏れてる甘美の色
望みを叶えて幸せ息をした
だからね終わろう踏み出し
さよなら堕ちる

喜びに咽ぶ lulalulalula
怒り掻き毟る ahaahaaha
悲しみ叫べば yurayurayura
楽しくなruよne? guruguruguru

堕ちてく視界に E98086E38195E381AB
風の音が包む E59CB0E99DA2E381AB
何も亡くなった E589B2E3828CE3819F
さよならさよなら 途絶えた声

5. それでも僕らは息をして

誰かと違うことが
棘のように刺さっていく
痛みは誰も分かってくれずに
抱えては増えるばかり

扉を閉めて鍵をした
何も見たくない なのに寂しいよ

涙が零れる
逃げることすらも許されないままに
光の届かないこの場所で
一人目を閉じるよ
小さな世界で膝を抱えた
誰にも知られず呼吸を止める
勇気も無いくせに

少し立ち止まっては
置いてかれて見失う
痛みに慣れたことも気付かずに
僕らは迷子のまま

孤独が悲鳴を響かせ
耳を塞いでも 聞こえてくるんだ

涙が乾いて
逃げる選択肢見えなくなってく
闇に包まれてるこの部屋で一人
冷たさに震えた

扉の鍵を回しても
抜け出せもしない なのに僕はまだ

涙が落ちてく
逃げたのは僕の我儘かな?

痛みは止まらない
苦しみの果てに何もないのに
光の届かないこの場所は
小さな僕だけの世界
立ち上がってはまた座り込んで
誰にも知られず呼吸を止めた

でも無理だよ
僕ら消えたくないから逃げているんだ
生きたくもないのにな 嗚呼

6. 雪の降る街、少女の恋。

開いたページに落ちる
君の横顔が映す。
指先、空を泳いで
風が連れて行く。未来は遠く。

ふわりと、冬の冷たさに舞う雪。
積もる恋模様。

見つめた想いが届くように
心ごと奪い去って欲しい。
それでも傍へと近付く度に
瞳の奥に、映る答えを、
目を閉じて見ない振りした。

言葉を書き連ねては
飲み込んで。涙が浮かぶ。

ゆらりと、揺らめく、想いは。
あの子に負けてる。「きっとそうだ」
そうして言い訳ばかり漂った。
雪は解けて、消えてく。

少しの勇気があったなら
指先くらいは触れられたかな。
それでも全ては「もう遅いよね」
今日にも君は、あの子の隣。
「笑って祝福しないと」

見つめた想いが届くように
心ごと奪い去って欲しい。
今更なことは分かってるけど
小さく呟く。
「君のことが――」

見つめた想いが届いたら
そんなことを浮かべてしまうの。
開いた瞼に映る答えは
涙の粒で、見えないままに。
ふわりと、雪が頬撫でた。

7. 春風とファンファーレ

ひらひら揺れてる夢の緑
光に照らされ季節を映した
ゆらゆら蕾はもう直ぐだと
待ってる開く瞬間と始まりの季節

きらきら眩しい目が覚めたら
新しい装い心震わせた
どきどき不安と期待のベル
それでもここに来たんだよ 始まりの日

気付けばほら雪も解けてさ
温かい風巡っては
また春を告げる唄を奏でた 歌った
そして僕たちを新しい日を
歓迎してる両手を開いて
ファンファーレに花を咲かせて

浮かんで流れされて
希望の香りに包まれてこの場所へと
辿り着くよ始まるよ
風行くままに季節のままに
春風が吹いたら 前髪を抑えて
花片のカーテン ふわり浮かぶ

ふらふら揺らしたスカートの裾
摘まんで踊った桜のメロディ
わくわくしてるよそれは本当
だけどね慣れない緊張止まらないな

くらくら心が忙しくて
ぐったり疲れて溜め息零れた
どきどき怖さと楽しみのリズム
結局頑張るしかないご褒美用意だ

吹かれて飛ばされて
新しい変化は大変だけど負けない
でも偶には休まなきゃ
急がなくても未来は逃げない
春風の温もり ぼんやりお昼寝を
そしたらまた一つ頑張ろうね

気付いたら新しいこと
当たり前にさ思えるよ
まだ春の唄は鳴り響いてる 聴こえる
そして僕たちの蕾は揺れて
花開くように輝いた朝に
ファンファーレは咲き続けてる

浮かんで流れてく
希望の言葉で満たされた陽だまりへと
辿り着いて始めよう
風行くままに季節のままに
夏、歌う陽炎 秋、描いた未来
冬、涙の雪が浮かぶ 巡る季節に酔う
春風とファンファーレ
またひらりひらりと髪を揺らして
新しい蕾がふわり笑う