「ミ=ゴの脳みそハント!」は今流行りのクトゥルフ神話をモチーフにした、坊主めくりのようなカードゲームです。
ルール自体はかなり単純なものですが、カードにはクトゥルフ神話でお馴染みのキャラクターなどが描かれていて、原作ファンにも嬉しい作品になっています。
「この中にいる!」はミステリー形式のゲームポエムです。
http://gamepoem.blogspot.jp/2015/02/blog-post.html
ある豪邸で、その豪邸の主人が殺されます。プレイヤーは被害者の関係者に扮し、殺人事件の犯人が誰なのかを話し合います。
その後、プレイヤーのいずれか一人が担当する人物が第二の殺人の被害者となり、幽霊となって他の人物の前に現れます。
最後に残ったプレイヤーで犯人が誰なのかを話し合い、ゲーム終了となります。
人狼ゲームなどとは異なり、誰が犯人なのか「当てる」ゲームではありません。したがって勝ち負けも無し。
ストーリゲームに慣れていないと戸惑ってしまいそうな内容です。
実際にプレイしてみると、さすがにRPGやストーリゲームで鍛えられているプレイヤーだけのことはあり、短い時間で細かい設定から事件の真相、ディテールまで様々な意見が飛び交いました。
(庭師探偵・枝野与助シリーズというサブタイトルまで付けた)
短いゲームなので、いろいろと設定を変えて繰り返し遊んでも楽しいと思います。
ストーリゲーム「Heros of the hearth」は、世界に迫る脅威と戦うため旅立った英雄…を演じるのではなく、彼ら英雄たちが旅立った後に残された人々(家族や恋人)を演じる一風変わった作品です。
ゲームを進行させて発生するイベントの種類やシーン数は予め決まっているのですが、「具体的にどのようなことがどう起こったか」「登場人物たちはどう対処したか」にフォーカスを当ててストーリーを組み立てるゲームになっています。
今回は4人でプレイしたのですが、兄弟愛あり、親子の絆あり、禁じられた恋愛ありの非常に重厚な物語になりました。
最初に設定を決める際には、ゲームやアニメでよくあるようなライトな設定にしようという明るい雰囲気だったものの、ゲームが進むにつれてどんどん「重く」なっていきました。
結局エンディングまで3時間以上、プレイヤー全員でゆっくりとストーリーを熟成させていったような、密度の濃い体験となりました。
ゲームを通じてキャラクターの内面を深く掘り下げることで、プレイヤー自身のロールプレイの幅を広げることにもつながるかもしれません。