原作はアメリカのCheapass Gamesが1998年に発売したものです。
原作ではカードのみで、プレイするにはサイコロやコマなどを別に揃える必要がありました。
今回使用したのは「ニューゲームズオーダー」さんの復刻版で、ゲームに必要なものが全て同梱されている豪華版です。
外箱も四角いものではなく、かわいいチーズ型の缶となっているこだわり仕様。素敵です。
ゲームのルールはシンプルな「競り」をベースとして、手持ちのリソース(部下ネズミ)を効果的に運用して得点をあげていくものです。
競り落とした「仕事」は競りに投入した部下ネズミを一定時間拘束するため、あまり一つの仕事に投入しすぎると勝てません。
さらに仕事の成果はサイコロによって決まるので、大きな仕事で必ずしも高得点を得られるとは限りません。
競りによる駆け引き、手持ちリソースの計画的な配分、ランダム要素と三拍子揃った、シンプルながら奥の深いゲームです。
序盤は全員、競りにどの程度の部下ネズミを投入すればよいのか迷う場面が多かったように思います。
しかしゲームが進行するにつれて他プレイヤーとの駆け引きも激しくなり、最後まで気の抜けない接戦となりました。
終盤になるほど逆転が難しくなってくるのですが、それでもサイコロの目次第では大逆転もあり得ます。
プレイ時間は20~30分程度。短時間で遊べてルールも簡単な、楽しいパーティゲームでした。
当サークルの定例会ではすっかり定番となった「アンドールの伝説」。
今回は初プレイでもかなり難易度の高い印象だった、シナリオ3をプレイしました。
シナリオ3では、城の防衛と強敵の撃破に加え、「宿命」というキャラクター毎に科せられたクエストをクリアしなければなりません。
この「宿命」が非常にクセ者で、「宿命」の種類によっては城の防衛が困難になったりする場合があります。
今回は序盤のモンスターの配置や、「宿命」の種類がかなり厳しいものになり、非常に苦戦しました。
(プレイヤーからは「無理ゲー」という声も…)
それでも攻略に向けて頑張っていたのですが、運悪くモンスターが出てはいけない場所に出てしまい、あっけなく敗北。
ほぼ完全に事故と言える敗北です。うまくゲームバランスが調整されているこの作品でも、こういうことがあるんですね。
気をとりなおして、2回めのプレイ。
途中までは順調に進みますが、やはり「宿命」の解決に時間がかかりすぎました。
このゲームは移動にかなりのコストが必要なのですが、「宿命」の解決に必要な場所が各々で離れていると、その分不利になります。
結果、「宿命」は解決したものの、最後の強敵を撃破する前に時間切れになってしまいました。
今回のプレイでは「運が悪かった」ということもあるのですが、プレイ後の「どうすればクリアできたか?」という議論も活発でした。
近いうちに再度リベンジを果たしたいと思います。
前回3人でプレイした「K2」を今回は最大人数の5人でプレイしました。
初プレイの参加者も居るので、前回と同様、易しい難易度で挑戦。
しかし「易しい」とは言え6000mより上に登ったあたりから、各登山家の消耗が激しくなってきます。
加えて、5人プレイなので山頂周辺の渋滞がより激しいことに。
全員、かなり慎重にゲームを進めていきますが、それでも「このまま行くと死ぬかも…」という不安を拭えません。
そしてやはり前回と同じく、好天が続く日を狙って全員が山頂にアタックします。
首尾よく頂上にたどり着きますが、些細な計算ミスで登山家1名が凍死の憂き目に遭いました。
頂上に近くなるにつれ、一度のミスが致命的な影響を及ぼすことになるという、本当の登山のようなゲームです。
このゲームは何段階か難易度を上げてプレイすることができます。
次回プレイ時には、難しい難易度で挑戦してみたいと思います。