仕事終わりで漫画喫茶に集結の日。真夜中のクラシックD&D回となりました。
前回以前からのパーティでプレイとなります。
プレイヤーはマジックアイテムにしか興味がありませんが、そろそろお互いの名前くらい覚えておくべきですね。
【これからも活躍することになりそうな主人公たち】
パリューン(エルフ) … やたら「レベルアップ!レベルアップ!」と叫んでいる生き急ぎエルフ。
最近はエルフと言うより粗暴なハーフ・オークに見えてきたが、プレイヤーのロールプレイのせいではない。
キーナ(ハーフリング) … やたら「何かに間違えられる」トラブル巻き込まれ型ハーフリング。
最近は他のパーティメンバーから「ウチの娘」扱いされるが、プレイヤーのロールプレイのせいではない。
ウォラス(クレリック) … やたら「我に加護を!」とターンアンデットしたがるオッサンクレリック。
最近はただの回復マシーンに見えてきたが、プレイヤーのロールプレイのせいではない。
今回の舞台はダロキン共和国の首都ダロキン!いわゆる大都会です。
到着後、「木陰亭」というオサレな宿にチェックインした一行は、買い物としゃれ込みます。
パリューンは「マジックアイテム!」と血まなこになって探していましたが、お金が足りず断念。
そうこうしている間に、キーナは危うくスキンヘッドの大男に連れ去られそうになります。都会怖い!
男の名前はベッチィ。有名な(?)ディンダイク歌劇団の一員なのだそうです。
キーナを連れ去ろうとした理由は「人違い」
なんでも、キーナと瓜二つの「ビアッカ」というハーフリングが行方不明なのだそうです。
ディンダイク歌劇団の女優リリィ・ルネは、キーナにビアッカの代役をお願いしたいと申し出ます。
戸惑うキーナですが、どうぞどうぞウチの娘でお役に立てれば、と保護者2名が勝手に話を進めてしまいます。
そして公演当日、つまずいて転んだり、歌がつっかえたりしながらも代役を果たしたキーナ。
そんな彼女を観客席から怪訝な表情で見つめる怪しげな男達が登場。
パリューンとウォラスのコンビが接触したところ、彼らはザーロとヴァロックと名乗る盗賊二人組とのこと。
いきなりエルフとクレリックの変な二人組に絡まれ、引きまくりの彼らでしたが、敵ではないと分かると事情を聞き出すことができました。
ビアッカとは仕事仲間だった。公演にビアッカ(のそっくりさん)が出ているのを見て驚いた。
少し前、ビアッカと一緒に「幽霊屋敷」と呼ばれているネルグレッツォ男爵亭へ地下から侵入しようとしたところだ。
ネルグレッツォ男爵は以前謎の死を遂げたという噂で、屋敷には隠し財産が眠っているという。
ハーフリングが通るのがやっとの亀裂を見つけ、ビアッカを侵入させたところ連絡がとれなくなってしまった。
狭い場所に一人で入っていくとか死亡フラグもいいとこですが、とにかくビアッカを探して助けようということになります。
翌日、公演の打ち上げで二日酔い(毒セービングスロー失敗)のキーナをおぶって、ビアッカが入っていったという亀裂へ向かいます。
当然ハーフリングしか入れないので、とりあえず行ってこいとキーナを送り出して待機する一行。
戻ってこないキーナ。待機する一行。
依然戻ってこないキーナ。待機する一行。
戻ってくる気配すらないキーナ。待機する一行。
なんということでしょう。(声:加藤みどり)
一人目が入って帰って来ないのに何も考えずに二人目を入れてみるとか、控えめに表現しても無策としか言えませんね。
慌てて街に戻り、何か役に立つマジックアイテムは無いかと血まなこになって探すパリューン。(こんなときでもマジックアイテム頼み)
何とか持ち金で買えそうなのが「ガス化のポーション」。体をガスに変えることで亀裂の内部へ侵入できそうです。
しかしこのポーション、装備や服はガス化されないという痛い欠点が存在していたのでした。
そんなわけで早速ガス化して亀裂から侵入するパリューン。
内側ではクリスタルのリビング・スタチューが侵入者を見張っていました。
亀裂のそばには隠し扉がありますが、内側からかんぬきがかかっています。
ガス化の状態ではスタチューに攻撃されることはありませんが、攻撃することも扉のかんぬきを外すこともできません。
ガス化が解除されれば、かんぬきを外して扉を開くことはできますが、スタチューに殴られます。しかも裸。
ファイナルアンサー?
というわけで、ガス化解除の瞬間に扉を内側から開けてウォレスが突撃、2人でスタチューを撃破という作戦が実行されました。
この作戦は一応成功したのですが、パリューンは全裸でスタチューと戦うことを余儀なくされた上、重傷を負ってしまいます。
D&Dの歴史は長いと言えど、一糸まとわぬ姿でスタチューと殴り合ったエルフは彼だけかもしれませんね!
気を取り直して先へ進むと、棺桶に放りこまれたキーナと、包帯でぐるぐる巻きにされたビアッカ嬢が見つかります。
どうやらネルグレッツォ男爵は降霊やアンデット作成の研究をしていたようで、スタチューや残されたスケルトンが更にアンデットを増やそうとしていたようです。
助かってよかったけど、どうせなら隠し財産をいただこうぜ!ということで奥の部屋まで威勢よく進んだ一行。そこで見たものは…
マミー!(はい、セービングスロー)
一瞬にしてパリューンとウォレスの2人が恐怖のあまり麻痺状態へ。セービングスローの優秀なキーナだけがギリギリ成功を収めます。
しかし一人ではマミーに勝ち目はないということで、とにかくマミーを二人の視線から外すための囮になります。
作戦は見事成功。マミーを引きつけることができ、他メンバーの麻痺状態が解除されます。
怒り狂ったクレリックのウォレスは、「パコーン!」と叫びつつターン・アンデットを実行。
難易度11(2D6で11以上)なので絶望的ですが、こんなときに限ってサイコロは両方6を上にして止まりました。
かくして一行を恐怖させたマミーは、自分から大人しく棺桶へ帰っていったのでした…
こうしてビアッカは無事ディンダイク歌劇団へ戻り、一行は男爵の隠し財産を手に入れたのでした。
めでたしめでたし。
プレイ時間は2時間程度だったと思いますが、かなり内容の詰まったセッションでした。
途中何度となく「サイコロの奇跡」とも言うべき状況(いい方も悪い方も)がありましたが、そこがCD&Dっぽいですね。