漫画喫茶のパーティールームを借りて(3時間コース)、仕事終わりのゲーム会です。
ずいぶん久しぶりのクラシックD&Dです。
最新版のD&Dに比べるとルールの軽さが特長。
ぱぱっとキャラを作成。
キャラクターは、エルフとハーフリングのデミヒューマンコンビになりました。
シナリオの導入部分はプレイヤーと軽いディスカッションをしながら進めました。
エルフは、兄に頼まれてヒューマンの村へ薬草を運んでいるところ。
ハーフリングは、森の中で絡みつくツタに捕まっていたいたところをエルフに助けてもらった。
それから二人は行動を共にすることになったという設定です。
村に到着し、村長に薬草を手渡したところ、家畜小屋を荒らしに来るオオカミの退治を依頼されました。
オオカミに襲われた農場周辺を調査すると、オオカミの足跡を発見しました。
足跡を追跡すると、獣の足跡は途中で人間のそれに変わっていました。
(ワーウルフ確定じゃん、うちらのレベルじゃ無理じゃん、と怖気づくプレイヤー)
悩んでいると、バスケット片手に森へ向かっている村長の娘に出会います。
彼女を押し止めると、目ざといエルフは彼女のバスケットに薬草が入っていることに気が付きました。
娘が言うには、森番の青年が病気なので見舞いに向かうところだそうです。
(恋愛っぽい雰囲気)
とりあえず、森番に会わせてくださいということになり、森番の小屋まで同行。
森番の青年をじりじり問い詰めたところ、彼は人狼(ワーウルフ)であることを告白します。
そして、これまでワーウルフであることを隠し通せた理由も打ち明けてくれました。
彼は、ワーウルフになって数年たち、特訓のおかげで変身を制御できるようになっていました。
しかし、年に数回どうしても自制できない変身衝動がやってくるそうです。
そんなとき彼は、魔法の木に実る果実を食べて衝動を抑えます。
その魔法の果実の効果とありかは、むかし出遭った言葉を話す銀色の狼に教えてもらったそうです。
彼がこの村に住むようになったのも、遠くない場所に魔法の木が生えているからなのです。
青年が困っているのは、その魔法の木の生えた場所までなぜか辿り着けなくなってなくなってしまったことです。
そのうえ、森の奥で迷っていると妖精みたいな連中に邪魔されるようにもなったらしい。
話を聞いたエルフは、この世界と妖精の領域が偶然交差する魔法現象を思い出します。
とりあえず、調べてきますということになり、二人組みは森の奥に向かいました。
思ったとおり、森は妖精的な魔力に満ちており、二人組みは不思議な現象に翻弄されます。
フェイの宴に招かれて酒に酔って朝まで眠りこけてしまったり、うっかりフェアリーリングに踏み込んで知らない場所に飛び出したり。
やがて、威勢のいい歓声の聞こえてくる木の洞に入り込むと、穴の先はケンタウロスの集まる広い空き地。
二人組みはケンタウロスの力比べに参加することになりました。
ハーフリングはケンタウロスの荒馬乗りに挑戦するが、あっというまに振り落とされて水たまりにポチャンと落ちた。
エルフは取っ組み合いで挑戦し、みごとケンタウロスの古強者を打ち負かした。
ケンタウロスたちの尊敬を勝ち取ったエルフがワーウルフについて質問すると。
森に入ってくるワーウルフを迷わせてからかい追っかけてイジメていることを白状した。
それでは困るということで、なんとか説得を試みる二人。
飲んだり食べたり歌ったりして打解けてくうちに、渋っていたケンタウロスも件の狼が森を通って魔法の果実を手に入れることを承諾してくれたのでした。
夜が明けて森から出ると、なんとこちらの世界では1週間も時が過ぎていました。
森番と村長の娘に事情を報告。
もう安心しなさいと告げることができたのでした。
めでたしめでたし。