黄金を探して坑道を掘り進めていくゲームです。通路カードを目標まで連結させるタイプのゲームです。ハプニングカードを使えば他のプレイヤーを妨害できます。通路が黄金まで達したらゲーム終了、得点となる黄金カードを分配するのですが、この時黄金に到達するカードを置いたプレイヤーが優先的に黄金を獲得します。
プレイヤーの中にお邪魔者がいることがあります。お邪魔者の目的は誰も金鉱にたどり着けないようにすることです。もし、誰もゴールにたどり着けなかったら、黄金はお邪魔者が丸ごといただきます。でも、誰かが黄金へたどり着いてしまったらお邪魔者は黄金をまったく得られません。プレイヤーは黄金へ一番乗りを目指しながら通路をつなげつつ他のプレイヤーを妨害します。しかし、完全妨害をもくろむお邪魔物の存在にも気を配らなければなりません。そこで、虚虚実実の駆け引きが行われます。
三戦プレイ。ナッキーが三回連続でお邪魔者を手にいれました。三回目はポーカーフェイスも忘れて、男泣きを見せていました。他のプレーヤーは貰い泣きです。優勝はチャッピーでした。
『Gloom』は、陰気で薄暗く冷たい世界です。エキセントリックなキャラクターたちをどんどん不幸におとしめたあげく死亡させ最終的にどれだけ不幸であったかを競うゲームです。
ポイントの書かれたカードを積み重ね、イベントカードで場を操作するだけのシンプルなシステムですが、カードが透明であることによってカードが透けたり覆い隠されたりしてトリッキーな変化がおこります。
このゲームは不幸を競うゲームなので、妨害は幸福カードを使います。しかし、幸福カードは数が少ないので、そこそこ不幸なカードを他人に使用することもあります。不幸カードの大半はプレーヤーに作用する特殊効果を持っており、その効果は不幸であればあるほど不利に働くようなっています。したがって、時にどのカードを自分に使い、どのカードを他人に使うのかジレンマに悩やむことになります。
『十分に不幸』であると判断されたキャラクターは予期せぬ死カードで亡くなってもらいます。他人のキャラクターはそこそこ不幸で死んでもらい、自分のキャラクターは不幸の絶頂期で死んでもらいます。死亡したキャラクターはそれ以上不幸にすることができないからです。・・・しかし、イベントカードによっては、あっさり生き返ったり、不幸カードが交換されたりするので、ゲームの勝敗は最後まで分かりません。
キャラクターに訪れる不幸を描写するというストーリーテリングの要素もあるのですが、陰気なカードの効果とは裏腹にキャラクターを襲う不幸の連続は喜劇的で、トホホな笑いが巻き起こります。
オプションルールを採用しキャラクターカードを減らしてプレイしました。黒いサーカス団の座長が「結婚式の最中に死亡」したり、ヘムロック家の悪魔の双子が奇病を患った後でアヒルの雛に出会って心を癒されつつも「二度と戻らなかった」り、ブラックウォーター家のバルタザール(犬)が井戸に落ちて死んだり(犬死)したり、大波乱でした。不幸街道を独走中だったヘムロックの家庭教師ザルがプードルに吠えられたり無理やり契約書にサインさせられたりしたあげく「ひっそりと死んだ(不幸がすべてチャラになる最強カード)」ときは爆笑でした。優勝者はブラックウォーター家のリサでした。
『サルバッドの盗賊』に収録されているショートシナリオ“恐喝”をプレイしました。恐喝団のアジトに潜入したキャラクターは、強力な敵と戦闘になって危うく全滅しかけました。その後、撤退、自警団に協力を願うなどちょっとシマリのないオチになってしまいました。
プレイの後、敵の「強さ」に関するアンバランスさと「警告」が少なすぎたというプレーヤーの不満と、解決方法としての戦闘は極力避けるべきだったのだというGMの不満が出て、ちょっとした議論になりました。次につながるいいセッションだったと思います。
エキサイティングな空戦ゲームです。基本ルールは超カンタン、飛行パターンカードを3枚秘密にプロットしておいて順に開示していだけです。飛行パターン(ライン)が描かれたカードを場に置き、飛行機をそのラインの先端の矢印に合わせて移動させます。3回の移動後、敵機が射程内に入っているなら射撃が発生します。射撃はダメージカードの山札から状況に応じた枚数をめくるだけです。お手軽ですが、非常に面白い。お薦めの一作です。
とりあえずバトルロイヤル戦を行いました。たいていのゲームでアベレージ以上の理解力と勝率を誇るリサが、方向感覚が鈍いという萌え短所を披露してくれました。それぞれ自分の陣地(テーブルの横)からゲームをスタートしたのですが、さっさと交戦状態に入る他機を尻目に、テーブルの端を目指して大旋回、危うくゲーム除外になってしまうところでした。その後も糸の切れた凧のようにフラフラ飛び回っておりました。チャッピーはニュータイプばりの先読みでナッキーを苦戦させますが、巴戦の真っ只中にリサが突っ込んできたりして大変でした(その後、リサは自分でも予想できない方向へ飛び去ってしまう)。
このゲームは時間切れで最後までプレイできませんでした。
(ナッキー)