パンデミック (Pandemic) 2008年(新版:2013年) アメリカ
デザイナー: マット・リーコック
プレイヤー: 8歳以上 / 2~4人
プレイ時間: 45分程度
ルール難度: 普通
世界的な感染症拡大(パンデミック)をテーマにした協力型ボードゲームです。2009年ドイツ年間ゲーム大賞ノミネート作品。
プレイヤーは全員で協力し、各地で発生する感染の拡大を食い止めつつ、4種類の治療薬の開発を目指します。
プレイヤーは数ある役割のうち一つを受持ち、特殊能力を駆使しながら勝利を目指します。役割は以下の7種類。
プレイヤーは各手番で、感染者の治療や感染拡大の防止、治療薬の開発に必要な情報(カード)の収集を行います。
一方で、各手番の最後に新たな地域で感染者が発生したり、感染地域が拡大したりします。
治療薬を1種類作るには、治療薬と同じ色のカードを5枚(科学者の場合は4枚)集める必要があります。
こうして4種類の治療薬を全て作成することができれば、プレイヤー側の勝利となります。
しかし治療薬が開発されるまでに、アウトブレイク(感染地域の急速な拡大)が8回起きてしまったり、感染者が一定以上発生してしまうと敗北となります。
感染の拡大は手番毎に発生するので、できるだけ早く治療薬の開発を進めないと、あっという間に時間切れになってしまいます。
治療薬を素早く開発するには、各役割の得意分野をしっかり認識し、プレイヤー間で連携して行動しなくてはいけません。
プレイヤー間で作戦を立て、話し合いながら進めていくという、コミュニケーションが重要なゲームです。
覚えなくてはいけないルールは非常に少なく、ルールブックを参照しながらプレイしても十分遊べます。
また、プレイ時間は約45分と、協力型のボードゲームにしてはスピーディなのも特徴的です。
ボードゲームに興味はあるものの、複雑すぎるものや時間がかかりすぎるものは苦手、という人にはぜひおすすめしたい作品です。