ティンダハン (原作:Filipino Fruit Market) 2009年ドイツ (2013年日本リメイク版)
デザイナー: ペール・ジルフェスター
プレイヤー: 9歳以上 / 3~5人
プレイ時間: 30分程度
ルール難度: 普通
「ティンダハン」は2009年にドイツで発売されたカードゲーム、「Filipino Fruit Market」からの日本オリジナルリメイク版です。
ルールは「トリックテイキングゲーム」というカードゲームを基本としています。
通常のトリックテイキングの場合、プレイヤーは各ラウンドの勝者となるべく争うだけですが、このゲームではもう一つの選択肢を用意しています。
カードをフォローする代わりに、フルーツ屋台へ店員コマを1つ配置することができるのです。
こうすることによってそのラウンドの勝者になることはできませんが、店員をたくさん出した屋台からはゲーム終了時に得点が得られます。
一方で、店員を出すことに集中しすぎてカードを余らせてしまった場合、余ったカードはそのままマイナス点になってしまいます。
場の状況と、既に出てしまったカードの種類、店員の配置状況などを考えて、勝負に出るか、勝負から下りるかを決めなくてはいけません。
ラウンドの勝利回数で圧勝していても、屋台からの得点であっさり逆転されたり、手札の余りによるペナルティで勝敗が変わってくるので最後まで油断できません。
地味な印象のゲームですが、冷静にじっくりと考えて進めていくゲームが好きな人へ特におすすめしたい作品です。
原作に比べ、イラストがやさしい色使いで可愛らしい印象になっているのも好印象です。