おばけキャッチ (Geistesblitz) 2010年 ドイツ
デザイナー : ジャック・ゼメ
プレイヤー : 8歳以上 / 2~8人
プレイ時間 : 20分程度
ルール難度 : 易
「おばけキャッチ」は、山札からめくられるカードに描かれている絵柄をもとに正しいコマをいち早く取る、かるたのようなゲームです。
用意されているコマは5種類。
各カードには2種類の絵が描かれているのですが、「色」と「形」が両方合致するコマだけを取らなければいけません。
例えば「青い椅子と白いおばけ」が描かれているカードがめくられた場合、「白いおばけ」のコマが正解です。
「青い本」(椅子ではない)や、「赤い椅子」(青ではない)、その他のコマを取ってはいけません。
ところが、カードには「正解の存在しない」ものも混じっています。
例えば「青い椅子と灰色のおばけ」などで、どちらも色と形が両方合致するコマは存在しません。
そのようなカードがめくられた場合、今度は「色と形が両方ともカード内に描かれていないコマ」が正解になります。
上の例の場合、「緑のビン」が正解のコマとなります。
「青い」本、「灰色の」ネズミ、赤い「椅子」、白い「おばけ」の4枚は、「色」または「形」のいずれかがカードに描かれているため不正解です。
正解のコマを一番早く取ったプレイヤーは、めくられたカードをもらうことができます。
間違ったコマを取ってしまったプレイヤーは、正解したプレイヤーに手持ちのカードを一枚渡さないといけません。
山札がなくなればゲーム終了。その時点で最も多くのカードを獲得していたプレイヤーの勝利です。
すぐに理解できる簡単なルールですが、「正解のあるパターン」と「正解の無いパターン」が混在するため、なかなか手ごわいゲームです。
子供向けのゲームのように見えて、大人同士で対戦しても熱くなれるはずです。
ゲームファンでなくても家族や友人間で気軽に遊べ、パーティなどで活躍できる作品となっています。