今回は「エルドリッチホラー」を7人でプレイしました。
前回は4人プレイで2時間程度だったのですが、今回は約4時間半の大激戦となりました。
(箱書きのプレイ時間が120分~240分なので、当たり前と言えば当たり前なのですが。)
今回の探索者は以下の7名
大人数のせいか、お互いの長所短所を活かしやすい、バランスの良い編成になったと思われます。
今回の敵は「シュブ=ニグラス」。「千の仔を孕む森の黒山羊」などの異名をもつ、外なる神の一柱です。
ゲームを通して、シュブ=ニグラスの眷属がモンスターとして登場するようになる、やっかいな相手です。
クリアすべきクエストは3つ。最初のクエストは「クルートークンを必要な数だけ集める」というもの。
クルートークンは世界中のあちらこちらで集めることができ、ゲームが進むと自動的に発生するものです。
手に入れるためにはその場所でイベントをクリアしなければいけません。
できるだけ早くクルートークンを集めたいところですが、モンスターがいるところでは、まずモンスターを倒さなければいけません。
そこで格闘家のチェン=リリーが各地のモンスター退治へ向かい、他のキャラクターは手近な場所のクルートークンを手に入れるという作戦に出ました。
ところが戦ったモンスターが予想がに強く、不幸なダイス目とその後に突発的に起こったイベントのせいで、あっさりと格闘家がリタイアしてしまいます。
突然致命的な出来事が起こったり、理不尽とも思えるモンスターの強さなどは、さすがクトゥルフものといったところです。
この後、格闘家担当のプレイヤーは新しいキャラクターを選択してゲームに参加します。
心機一転、スパイのトリッシュとして活躍します。
その後、増え続けるモンスターに苦しみながらも何とか必要な数のクルートークンを集め、クエストをクリアすることができました。
2つ目のクエストは、「モンスターを倒し、倒したモンスターの体力の合計が一定以上となること。」でした。
クエストを早くクリアするためにはできるだけ強いモンスターを倒す必要がありますが、簡単な仕事ではありません。
兵士のマーク・ハリガンを中心としてモンスターの排除に集中しますが、こんな時に限ってイベントによる状態異常が続き、思うように動けません。
政治家とスパイは、影響力を使って「ダイナマイト」や「強制捜査」などの強力なモンスター排除用カードを手に入れて援護します。
兵士と音楽家がペアになって動き、できるだけ有利な状態でモンスターと戦うように努めます。
他のキャラクターは各都市のゲートを排除したり、弱いモンスターを倒して、破滅カウンターの進行を食い止めました。
かなり時間がかかったものの、何とか必要な数のモンスターを倒して条件をクリアすることができました。
最後のクエストは、「特殊モンスター「ナグ」を倒し、そのターンの最後まで終えること。」でした。
「ナグ」は強力なモンスターで、その体力は「探索者の人数+2」です。
今回の場合は「9」で、倒すのが極めて難しいモンスターとなります。
それまでのクエストで時間がかかりすぎたせいか、シュブ=ニグラス復活までの破滅カウンターがあと少しのところまで迫っていました。
「ナグ」はアマゾンに発生するので、全員ができるだけ早くアマゾンを向かいます。
その途中、運良く魔法のアイテムの中でも特に強力な「聖エロニムスの剣」を手に入れたり、破滅カウンターを後退させるアイテムが手に入ったりしました。
ギリギリの状況だったので、このタイミングでこれらのものが手に入ったのは奇跡的な状況でした。
理不尽に死んだり、突然の不幸に見舞われたりする一方で、こういう神がかった幸運もこのゲームの雰囲気を高めるのに一役買っていると思います。
また、ここで政治家がサイコロで6の目をたくさん出すというファインプレーで、ナグ討伐に役立つアイテムを一挙に手に入れます。
そのような幸運に助けられ、破滅カウンターがあと2というところでナグを倒し、そのターンを終えることができました。
「あと1ターン遅ければ完全に負けていた。」という状況での勝利だったせいか、最後は参加者全員で拍手喝采でした。
気付けばゲーム開始から4時間を越え、参加者全員ヘトヘトに疲れていましたが、最後まで緊張感のあるプレイが楽しめ、充実感があったと思います。
4人程度であれば2時間くらいで終わるのですが、やはり参加者が多いと相談する時間も増えるせいか、かなりプレイ時間が長くなりました。
機会があれば残りの敵(ヨグ=ソトースとクトゥルフ)や、高難易度でのプレイにも挑戦したいと思います。