「アンドールの伝説」はシナリオ3、4初挑戦でした。
2013年ドイツゲーム大賞エキスパート賞を初め、各国のゲーム賞にも選出されている話題作です。
シナリオ3では各キャラクターに固有の「宿命」が与えられ、その全てがシナリオクリアの必須条件となります。
シナリオ2までに比べクリア条件が大幅に増え、プレイヤー間に「これは難しいのでは…」という苦しい空気が流れます。
しかしそこはさすがにシナリオ2までの冒険を経験しているプレイヤー。
早速使命を達成するための作戦を立て始め、誰がどう動けばよいのか熱心な話し合いをしながらのプレイになりました。
運の助けもあって早い段階で使命を達成することができ、最後まで大きなピンチも無くクリアできました。
シナリオ4はそれまでとは異なり、地下での冒険になります。(ボードの裏側を使用)
達成条件や障害の種類も少し毛色の違ったもので、どう動けばよいのか迷う場面が多かった印象です。
しかしここでもダイス運に助けられ、作戦がうまくハマったことが幸いして任務達成することができました。
今回はどちらのシナリオも大きな危機を迎えることなくクリアできましたが、運に助けられてもリソース的にややギリギリの状態でした。
難しすぎるということはなく、かと言ってラクラククリアできるほど甘くはない…と、改めてゲームバランスの良さに感心しました。
「K2」は2012年ドイツゲーム大賞エキスパート賞最終候補作品。
プレイヤーは各2名の登山家を受持ち、最高到達点を競います。
しかし高く登れば登るほど登山家の体力を消耗し、天候の影響を受けやすくなります。
迂闊に登れば最悪の場合、死が待っています。
登山家が死亡した場合、どれだけ高く登っていても得点が与えられないため、死の危険を極力回避しつつ登る必要があります。
したがって、体力や天候を計算しながら他のプレイヤーと駆け引きをするというシビアな勝負となります。
また、盤面と天候の種類を変更することで難易度の調整ができ、長く遊べる工夫もされています。
今回は初プレイなので易しい難易度で挑戦しましたが、それでも先行していた登山家1名が頂上付近で凍死することに。
天候の安定している日に全員が頂上を目指してアタックするため、頂上付近で渋滞が発生した結果です。
自チームのリソース管理だけではなく、他チームの動きも予想して立ちまわる必要がありそうです。
「アンドールの伝説」「K2」ともに重厚なルールでじっくり遊ぶタイプの作品です。