WarhammerFRP2ndをプレイしました。
キャラクター
フリッツ : 人間、兵士 プレイヤー:りささま
日焼けした肌、剽悍とした伊達男。ティリアの商人から買ったどんな女もイチコロという香水をふりかけて【変な匂い】をぷんぷんさせている。ハルバードを愛用。
ヨトゥン : ドワーフ、ルーン伝令 プレイヤー:コニタン
いわゆる飛脚の人。地下道で迷って気がついたらミドンヘイムまできたとか、氏族の長に「ワシのかつての恩人がミドンヘイムに住んでおる、あそこは今戦じゃ、いって助けて来い」といわれたとか、適当な独り言を連発する。とにかく、市門の前で運命的にフリッツと出会った。戦争は終わっていた。黒髪に紫の瞳と、無駄にエキゾチック。
おはなし
・戦争の傷跡も生々しい〈ミドンヘイム〉
中央広場の案内掲示板のまえで二人がいごいごしていると、ニキビ面の若者に「仕事を紹介するぜ」と誘われた。怪しみながらもこの男に付き従うと、行き着いたのは四方を塀で囲まれた寂れた中庭で、これはどういうことなのだと尋ねるまでもなく、向かいの塀を越えて若い男たちがわらわらと手に手に物騒な得物を持って現れた。早い話がおのぼりさんを狙った強盗だ。
だが、二人を見たとたん強盗団のリーダー格らしき男は顔を顰めて「金持ってそうなヤツをさがせと言ったが、矛槍を持ってるヤツを連れてこいとは言わなかった。てめえは阿呆にちがいない」と部下を罵った。
状況を察したフリッツはハルバードの被いを解き、「強盗退治か? 儲けになるだろうか?」と凄んで〈威圧〉判定に成功。一寸思案気だったリーダーだが「ちえ、酒でも奢るぜ兄弟」と言い、そういうことになった。
・〈金メッキの蛙亭〉
テーブルについてリーダー格の男はレガーと名乗った。おれ達は「青年団」だともニヤつきながら。そして「あんたら強そうだ、いい話があるんだ、儲け話だ、ひとつのらないか」と小声で持ちかけた。聞くだけ聞こうとフリッツ。それは火事で焼け落ちた某貴族の館の地下室から隠し財産を盗んでくるという計画だった。レガーは「オレの妹がそこの召使やっててよう、貴族は田舎の荘園に疎開してるんだ、実は隠し扉の合鍵も用意してある」「だが、戦いのときからこっち地下という地下にはグリーンスキンやらスケイブンやらがうろついていて容易に近づけない。だから・・・」
二人は承諾した。報酬の件で揉めそうになるが、ヨトゥンが怪物退治してやるだからもっとよこすべきだと主張して〈威圧〉判定成功。しぶしぶ承諾された。計画実行は明日の晩.。
・真夜中
〈モールの角灯〉がウルリック大聖堂の尖塔を翳める頃。〈貴族地区〉にこっそりと忍び込む二人がいた。影から影へと移動しつつも、あっさり警備兵に見つかってしまう。厳しい口調で職務質問されるがヨトゥンが道に迷ったふりではったりをかまし〈魅惑(Charm)〉で大成功。オススメの宿まで紹介された。
館の焼け跡にたどり着いた。地下室へ潜入。・・・案の定、そこには「先客」に荒らさた形跡・・・横穴・・・崩落した下水道・・・グリーンスキンと遭遇・・・戦闘・・・戦闘・・・バリケードの影から弓を射掛けるゴブリンに苦戦するが、フリッツのハルバードが敵を次々と引きずり出し、ヨトゥンの手斧が止めを刺した。
目的の「お宝」を手に入れて〈金メッキの蛙亭〉に帰還。
財宝の中から自分たちの「取り分」を先に回収しておいた。そして、青年団を前に「金は貰った。文句いうな」と凄んだ。さすがに殺気立つ「青年団」であったが、ヨトゥンが投げだした血でぐっしょり濡れた袋のからグリーンスキンの右足が8つ転がりで、「グリーンスキンめっちゃ殺してきたんぞ。おまえらほいつらより強いんか。これが証拠じゃ」の殺し文句で〈威圧〉に成功。「畜生。わかった。これからも仲良くいこうじゃないか」。杯が酌み交わされ、〈青年団〉との縁故も結ばれた。
なんにせよ、ミドンヘイムにしては珍しく静かな一夜であった。
めでたしめでたし。
(ナッキー)