たっぷり時間はあったはずなのになぜでしょう2つのゲームしかプレイできませんでした、コニタンは育児に専念、の日。
坑道を探検してダイヤモンドをたくさん持ち帰るゲームです。
山札から坑道カードをめくり、つぎつぎ並べてゆきます。
カードには坑道カードと危険カードがあります。坑道カードが出たら、カードに書かれている数字の分のダイヤモンドを獲得します。危険カードは、その探検中に同じ絵の危険カードに2回遭遇したのなら、それまで集めたダイヤモンドを全部放棄してキャンプに戻されます。
ゲーム参加者は、次のカードがめくられる前に「先にすすむか」それとも「引き返す」か一斉に宣言します。
先に進む人数が少ないほど得るダイヤモンドの数が増えます(ダイヤは人数で分け合うのです)。しかし、すでに危険カードが出ているなら、それまでに得たダイヤモンドを全て失ってしまう可能性も高まります。のるかそるか。運の要素が強いスピーディーなチキンレースです。
第一坑道の入り口から「地滑り」「爆発」「ガスだまり」が連続発生。「これがRPGなら、間違った道を進んでいるかGMが怒っているかどっちかだ」という声が上がる(笑)。
結果は、チャッピーが見事な判断力でダイヤモンドを貯めてゆき、他2名に大差をつけて勝利しました。
平和なはずの修道院で恐ろしい殺人事件が発生しました。ブラザー・アデルモの死体が修道院の崖の下で発見されたのです。修道院長はあなたとあなたの仲間たちに捜査と「誰がブラザー・アデルモを殺したのか」の答を探すことを依頼しました。
『修道院殺人事件(The Mystery of The Abbey)』はミステリー系のボードゲームです。参加者は修道士となり、事件の真犯人へとつながる手掛かりを求めて修道院の建物内を歩き回ります。犯人は、テンプル会、フランシスコ会、ベネディクト会から各8名、総勢24人の中の一人です。彼らは所属する修道会の他にも肩書きや体型などの特徴を持ち、それを調べることが犯人特定の重要な糸口になります。客間を訪れて、各修道士のアリバイを確認します。図書館や写字室、謎の地下室では、捜査に役立つ秘蔵の書物と神の啓示を得ます。仲間の捜査員(修道士)に出会った時は相手に捜査状況を質問します。質問された相手は沈黙を持ってこれに応えることもできますが、回答した場合は質問しかえすことができます。仲間の捜査員(修道士)の部屋に忍び込んで手掛かりを「拝見」することもできます。しかし、この最中に部屋の主人が戻ってきたら、恥ずべき行ない償いとして懺悔室に送られます。捜査がある程度進んだら、集会場において犯人の特徴を宣言する「告発」または犯人を特定する「告訴」を行います。正解すれば勝利点を得ますが、間違えれば…もちろんペナルティです。
推理系のゲームではありますが、(世界観と融合した)推理の要素はあまりよく再現されていません。ゲームの進行は、論理と直感(あるいは霊感)に頼った調査ではなく、容疑者カード(犯人のカードは場から取り除かれているため)を集めることによる単純な消去作業がメインになります。推理が重要になるのは、他プレーヤーの質問の内容や移動の様子です。「アレを尋ねているということは、手札にアノのカードはない」とかそんな風にです。
告発を重ねることにより高い勝利点を得ようとする作戦もあります。この行為は、ゲームの早い段階で行うことになるでしょうから、ある程度の『推理(仮定)』も必要になってくるでしょう。
『修道院殺人事件』は、「ほほう、私の部屋で何をしているのかな?」とか「共に捜査を進めようではないですか、ブラザー」とか、てきとうにロールプレイなど行いつつ(笑)、雰囲気を楽しむゲームと割り切ったほうがいいかもしれません。イメージもまま『薔薇の名前』ですしね。
ゲーム開始早々、ナッキーが図書館にて狂気じみたインスピレーションをもらい、いきなり(強制)「告訴」を行うが(「ファ、ファーザー・ブルーノが犯人じゃよ!」)仲間から生暖かく無視される。ナッキーは「まぐれでも正解したらどうなんだ!」などと意気込むが、「それが当たってたら私はクリスチャンになってやろう」などとリサに言い放たれた。
数ターンわりかし地味に捜査が進む。
最終ターン、チャッピーがナッキーに行った質問が決定打となってリサが集会所に(追加移動カードを使いつつ)猛ダッシュ。高らかに犯人の名を宣言した。「ニコラス見習い修道士が犯人です!」。確認すると、これが大正解(爆笑)。ゲームセット。ちなみにチャッピーも犯人が分かっていたらしいのだが、自分のターンが終わってしまったためリサに先を越されたようだ。
その後、各人の手札を確かめると「ファーザー・ブルーノ」のカードをリサがしっかりと保持していたことが判明する。「ファーザー・ブルーノ」のカードがあまりにも出回らないため、「もしや…」と自分のあてずっぽを信じかけていたナッキーの夢は脆くも打ち砕かれたのだった。
(ナッキー)