蘆山寺は、貞享年間(1684~1688)、平戸より岩瀬浦に移住した近藤三郎衛門尉が剃髪し、庵(寿泉庵、旧記には蘆山庵ともあり)を結び仏門に帰依したのが始まりに、長子市左右の嫡孫、紋之丞が元禄二年に大圓寺(五島市)十四世惟静周道大和尚を拝請し開山とされています。 地号は「瀑布山 蘆山寺」、五島随一の瀑布「廬山の滝」の麓に建立されています。 この滝の名称は、今から三百年ほど前に、この地を訪れた中国人が、この景勝を眺めその様が、あたかも母国の江西省北部にある滝に類似していることから名付けられたといわれています。