第34回 理論懇シンポジウム

「挑戦的アイデアで広げる宇宙物理の可能性」

2021年 12月22日(水)ー 12月24日(金)

オンライン開催

開催趣旨

現在の理論天文学・宇宙物理学は、大規模な装置による観測や大型計算機による数値シミュレーション、そして大型科研費の計画的研究を実行し、各分野の大問題の解決に向けて着実に成果を上げている。一方で、ダークマター・ダークエネルギーの正体等、未だ糸口さえ見つからない問題があることは事実である。また多くのシニア・若手研究者が計画的研究に注力することで、その分野の考え方の幅が狭まっていく恐れもある。このような状況では、大規模な計画的研究を進める傍ら、別の多種多様な研究テーマや方法を探り、ダイバーシティを維持しておくことが肝要であろう。それにより予想外の観測結果に対応したり、学際研究によって新しい突破口を見出したりすることが可能となる。本シンポジウムでは、様々な分野のエキスパートを招いて各分野の進展をレビューしてもらうことに加え、その方々の挑戦的なアイデアあるいは国内外の新奇な研究の試みについて紹介していただき、多様な議論を行うことを目的とする。

なお、幅広いトピックの口頭講演およびポスター発表も例年通り募集する。また博士取得見込みの者に優先的に発表の機会を与え、若手発表賞も実施する。

発表ファイル集

開催方法・日程・プログラム

[開催方法]:全面オンライン開催

  • 招待講演,口頭発表についてはZoomを用い,講演者の方を共同ホストにした上で,画面共有をしていただいてご講演いただきます.

(Zoomについてはhttps://zoom.us/jp-jp/meetings.htmlをご参照ください.)

  • ポスター講演については昼休みに,zoomのbreakout roomを1ポスター講演につき一部屋割りあてて行います.

  • 各口頭,ポスター講演につきSlackのチャンネルを一つ割り当てます.チャットによる質疑応答,議論にお使いください.

(Slackについてはhttps://slack.com/intl/ja-jp/をご参照ください.)

  • 若手発表賞候補者の発表については審査員視聴のために録画させていただきます.それ以外の用途には使用しませんので,ご了承ください.

[日程]:2021年12月22日(水)ー2021年12月24日(金)

[プログラム]:HTML PDF

rironkonsympo2021program

招待講演者(敬称略)

  • 兼村 晋哉(阪大)

  • 鎌田 耕平(東大)

  • 菅野 優美(九大)

  • 林 航平(関高専)

  • 住 貴宏(阪大)

  • 橘 省吾(東大/宇宙研)

  • 生駒 大洋(天文台)

  • 井岡 邦仁(京大基研)

  • 山田 章一(早大)

  • 山崎 了(青学大)

参加登録

申し込み受付を終了しました。

講演登録締め切り 2021年11月20日 (土)

参加登録締め切り 2021年1211日 (土)

参加者

SOC

當真賢二(chair, 東北大)、柳哲文名古屋大)、 野村英子(NAOJ)、西道啓博京大基研、久徳浩太郎(京大)、守屋尭(NAOJ)、馬塲一晴(福島大)、井上芳幸(阪大)、 富田賢吾東北大、仏坂健太(東大)、吉田至順(東北大)

LOC

浅野勝晃(chair)、川崎雅裕、川口恭平、衣川智弥、田越秀行、内潟那美、成川達也、高田昌広(IPMU)

問い合わせ先

rironkon2021-at- icrr.u-tokyo.ac.jp