本人は一生懸命に言葉を相手に伝えようとしているのに、なかなかうまく言葉が出てこないということはありませんか?
言葉がつまって思うように出てこない。
どもってしまい、とてもしゃべりそう。
このような姿を見て、心配する保護者の方は少なくありません。
どうして『言葉がつまってしまう』のか?~その背景と関わり方~
① 言いたいことが整理できていない
・絵やジェスチャーで伝える練習をする
・話す前に考える時間を設ける
② 完璧に話そうとして緊張する
・うまく伝えられた経験を積ませる
・失敗しても大丈夫と安心感を伝える
③ 言葉の選びに迷ってしまう
・よく使う表現をカードで示す
・場面ごとの言葉を遊びで学ぶ
④ 注目が苦手で緊張してしまう
・少人数での会話から始める
・話しやすい相手とやりとりする
⑤ 発音の不器用さや舌の動かしにくさ
・口の動きを意識した遊びを取り入れる
・ゆっくり話すことを許容する
⑥ 内容が多く話がまとまらない
・短く伝える練習をする
・伝えたい内容を一緒に整理する
⑦ 吃音の傾向がある
・リズムや歌を取り入れて話す
・急かさず話し終えるまで待つ
⑧ 相手の反応が気になり不安になる
・最後まで聞いてもらえるよう支援
・話せたことをしっかり認めて伝える