お子さまがお友達と遊ぶ中で、よくお友達を怒らせてしまうことはありませんか?
近くでお子さまとお友達がコミュニケーションを行う様子を見ていて、どうしてお友達のことを考えずに振る舞ってしまうのかとお子さまを心配することがあるかもしれません。
お友達への関心や気持ちを持てているにもかかわらず、上手な付き合い方が見つけられないためになかなか上手くいかない姿を見るといたたまれない気持ちになることもあるでしょう。
どうして『友達を怒らせることが多い』のか?~その背景と関わり方~
① 言葉の選び方がうまくいかず、きつく聞こえてしまう
・気持ちの伝え方をロールプレイで練習する
・「言い換えカード」で表現を学ぶ
② 相手の表情や感情に気づきにくい
・顔写真や動画で感情の読み取りを練習する
・相手の気持ちを想像する遊びを取り入れる
③ 冗談やふざけが行きすぎてしまう
・ふざけてよい場面とダメな場面を視覚で明示する
・「やりすぎサイン」を決める
④ 一方的に話す・遊ぶことが多く、相手の意図を無視してしまう
・交代や相談するタイミングをタイマーで伝える
・遊びの前にルール確認を行う
⑤ からかいが親しみの表現と誤って覚えている
・相手が嫌がる言動を一緒に振り返る機会をつくる
・仲良しの表現方法を示す
⑥ トラブル後の謝罪や修復方法がわからず、関係が悪化する
・謝り方・気持ちの伝え方を段階的に練習
・修復の手立てを絵や言葉で支援する
⑦ 友達の反応を試すような行動をしてしまう
・「ためし行動」の背景を受けとめる関わり
・不安時の対応方法を事前に決めておく
⑧ 本人に悪気がなく、行動の影響に無自覚
・「○○すると相手はどう思う?」と問いかけを繰り返す
・行動→気持ちの因果を見える化