他人へ身体接触が多い

お友達との身体の距離感がつかめず、極端に近いというお子さまがおられます。


仲良しなお友達とくっついて遊ぶことは自然なことですが、普段の生活の中で誰に対しても「距離が近い」ということがあるでしょう。


また、肩を組もうとしたり手をつなごうとしたり、相手が嫌がっている時にもお構いなしに身体接触をしに行ってしまうということは、トラブルにもつながりやすい行動です。

背景に考えられる難しさ…

この背景には、他者の気持ちへの理解や周囲への理解などの難しさが考えられます。


身体接触の度合いや、身体と身体と距離というものは本来誰でも無意識に調整しているものです。


無意識に調整している距離は、お互いに不快に感じない、でも離れすぎずといったちょうど良い距離感です。


こういった、あえて言葉にしないような事柄を理解しにくいと、相手の近くまで行ってしまい、不自然であったりぎこちない距離感になってしまいます。


まずは、身体接触が多い場合、相手の気持ちを考えるような声かけが大切です。


相手がどう思うのか、問いかけてみてください。


自分の気持ちと、他者の気持ちは必ずしも一緒ではなく、むしろ気持ちは異なる場合が多いということを知っていく必要があります。


時には、お友達と一緒に簡単なやり取りを、模擬練習してみて感覚をつかむことも良い方法です。

以下に、簡単な手立てを3つ紹介しています。

他にも手立てはさまざまありますので、ぜひご相談ください。

心配な方はご相談ください。

公認心理師・臨床心理士がご相談を承っております。