おしゃべりが多い、静かにしていないといけないときも話してしまう、相手の話をさえぎってまで話し続けてしまうといったことはありませんか?
「静かにしていなさい」「少し落ち着きなさい」「今はおしゃべり駄目だよ」と言い聞かせてもなかなかおさまりにくいものです。
家だけでおしゃべりが多いのならまだいいけども、園や学校でおしゃべりをし続けていないか心配になることもあるでしょう。
どうして『おしゃべりが多い』のか?~その背景と関わり方~
① 興味・関心が強く、話したいことが多い
・話す時間と休憩の時間を交互に設定する
・話題の区切りを視覚的に示す
② 他者の話を聞くスキルが未発達
・「聞く」練習ゲームを取り入れる
・話す順番を教え、ルール化する
③ 注意力が散漫で、場の空気を読みづらい
・具体的な行動例で指導する
・気づいたら静かにする合図を決める
④ 寂しさや不安感からの自己表現
・安心できる居場所や時間を作る
・気持ちを代弁する言葉かけを行う
⑤ 感覚過敏で話すことで安心感を得ている
・リラックス方法の選択肢を増やす
・話す以外の安心表現方法を一緒に探す
⑥ 言語発達が早く、周囲と情報共有したい気持ちが強い
・聞き役になる時間を意識させる
・役割分担のある会話練習を導入する
⑦ 社交的で自己主張が強い性格
・自己主張と聞くことのバランスを教える
・感情調整のための呼吸法を教える
⑧ ルールや制限が理解しづらく、無意識に話し続けてしまう
・わかりやすいルール表示を用意する
・褒めるタイミングを明確にして導く