本人がどんなに一生懸命に取り組んでいても、どうしてもうっかりと忘れ物をしたり見落としをしたりする。
何度言葉で注意しても、ちゃんと聞いていないのか、同じところでミスをしてしまう。
そんなお子さまの姿を見ると、親として心配になるのは当然のことです。
どうして『うっかりミスが目立つ』のか?~その背景と関わり方~
① 注意力の持続が難しく、細かい部分に気づきにくい
・短時間集中できる環境を整える
・適宜声かけで注意を促す
② 作業の手順やルールを正確に理解していない
・作業手順を視覚化して示す
・段階的に確認しながら進める
③ ワーキングメモリーの弱さにより情報の一時保持が難しい
・メモやチェックリストを活用する
・口頭指示を繰り返し確認する
④ 焦りや不安で落ち着いて取り組めていない
・落ち着ける時間や場所を作る
・深呼吸やリラックス法を教える
⑤ 処理速度が遅く、急いでしまうことによるミス
・作業ペースをゆっくりするよう促す
・時間を区切り、休憩も取り入れる
⑥ 視覚的な見落としが起こりやすい
・文字や図を大きくわかりやすくする
・色分けで注意点を示す
⑦ モチベーションの低下で集中力が落ちている
・達成感を感じられる小さな目標設定
・成功体験を褒めて自信をつける
⑧ 環境の雑音や刺激が多く気が散ってしまう
・静かな環境で作業させる
・不要な刺激を減らす工夫をする