落ち着きがない、「じっとしてなさい」と何度も叱られてしまう、ずっと動き続けるお子さまはおられませんか?
落ち着きがないと、目の前のことに集中し続けることが難しくなったり、周囲も気が散ったりと、目立ってしまうことが多いです。
どうして動き続けるのか、どのように声かけをしたり注意したりすることが良いのか気になります。
どうして『落ち着きがない』のか?~その背景と関わり方~
① 感覚刺激に過敏・鈍感である
・椅子の安定、クッション使用などで環境調整
・触覚や動きの刺激を満たす時間を設ける
② 注意のコントロールが苦手
・短時間で区切りをつけた活動にする
・視覚的な見通しやスケジュールを提示する
③ 体の動きで気持ちを調整している
・ブランコやジャンプなど運動の時間を意図的に設定
・活動前に身体を動かす時間をとる
④ 興味が薄い/活動に意味を見出せない
・興味のある題材を取り入れる
・達成感を得られるよう成功体験を積ませる
⑤ ストレスや不安が高い状態にある
・安心できる人や場所を確保する
・リラックス方法を一緒に見つける
⑥ 発達段階における自然な姿
・一定時間ごとに動けるような活動設計
・少しずつ座る時間を伸ばす支援を行う
⑦ 自己調整力(感情・行動)の未発達
・気持ちのコントロールを言葉で支える
・「いま○○しようね」など具体的な声かけ
⑧ 環境やルールの不明確さ
・ルールを視覚的に示し、繰り返し確認
・始まりと終わりを明示して安心感を与える