自分の好きな遊びをしはじめると、周りの声や音が全く耳に入らないということはありませんか?。
「もう〇〇する時間だよ」「ごはんできたよ」などと声をかけても、全く顔をあげてこちらを見ない・・・。
一見すると、聞こえているけど、無視しているのではないかと心配になります。
どうして『好きなことに対して、ものすごく熱中する』のか?~その背景と関わり方~
① 特定の興味やこだわりが強い発達特性がある
・時間を決めて遊びの区切りを一緒に設ける
・興味の幅を少しずつ広げる工夫をする
② 興味に没頭することで安心感や満足感を得ている
・安全な環境を整えて熱中できる時間を確保する
・適度な休憩タイミングを伝える
③ 自己表現やストレス解消の手段になっている
・感情表現の代替方法を教える
・落ち着く時間や場所を準備する
④ ほかの活動への切り替えが苦手である
・切り替えの合図を視覚的に示す
・次の予定をわかりやすく伝える
⑤ 規則性や予測可能性を好む性質がある
・日課に熱中する時間を組み込む
・予定の変更時は事前に知らせる
⑥ 興味の対象以外に関心が向きにくい
・他の興味を少しずつ紹介し誘導する
・新しい体験を楽しく提案する
⑦ 熱中しすぎて周囲への配慮が難しくなる
・周囲への気づきを促す声かけをする
・交流のルールを簡単に教える
⑧ 周囲の理解や受容が不足している場合がある
・保護者や周囲と情報共有し理解を深める
・お子さまの特性に合わせた支援計画を立てる