生後間もない乳児のお子さま、夜寝ると「夜泣きをたくさんしてしまう」ということはありませんか。
夜泣きが多いと、お母さまもお父さまも夜中に対応を要するため、心身ともに負担が大きいことです。
あの手この手であやして泣き止ませようとしますが、なかなか上手くいかない時、止まない泣き声を聞きながら「この子に何かあったらどうしよう・・・」「どうしてこんなに泣いているんだろう・・・」と強く不安になってしまいます。
どうして『夜泣きが多い』のか?~その背景と関わり方~
① 睡眠リズムが整っていない
・毎日同じ時間に寝る習慣をつける
・日中の活動量や昼寝の時間を見直す
② 昼間の刺激や緊張が残っている
・就寝前は静かで落ち着いた環境をつくる
・眠る前に絵本や音楽などでリラックスを促す
③ 分離不安や不安感が強い
・寝る前にたっぷり関わり安心感を伝える
・お子さまが安心する物(ぬいぐるみなど)をそばに置く
④ 発達途中の睡眠サイクル
・夜泣きは発達の一環と捉え、無理に治そうとしない
・短時間でも親がそばにいる安心感を与える
⑤ お腹が空いている、または満腹すぎる
・就寝前の食事の時間や量を調整する
・寝る直前に消化の良い軽食を検討する
⑥ 睡眠環境(温度・音・明るさ)が不快
・室温や光、音に配慮し、安心できる空間にする
・寝具やパジャマの素材を見直す
⑦ 体調不良やアレルギーなどの不快感
・発熱、かゆみ、鼻づまりなどを確認する
・日中の様子とあわせて体調を観察する
⑧ 発達特性や感覚の過敏さ
・一定の刺激(揺れ、音楽)で落ち着ける工夫をする
・睡眠前のルーティンを整えて見通しをつくる