普段から、お母さまやお父さまにぴったりとくっついて離れない子、いませんか?
お子さまはみんなお母さまやお父さまを大好きなものです。
でも、ぴたっとくっついて離れない、離れられないから何もできないということになると心配が募ります。
どうして『親にくっつきすぎる小さな音に敏感する』のか?~その背景と関わり方~
① 分離不安が強く安心できない
・「行ってくるね」「すぐ戻るね」と声かけを行う
・別れと再会のやりとりを繰り返し経験する
② 愛着が不安定で親への依存が強い
・親以外の大人とも信頼関係を築ける機会を増やす
・子どもが安心できる環境を整える
③ 見通しが持てず不安を感じやすい
・スケジュールや予定を視覚で示す
・「次はこうするよ」と声かけしながら活動を進める
④ 家庭外での成功体験が少ない
・少しの自立行動にも「できたね」と認める
・できる活動から達成感を重ねていく
⑤ 環境の変化に敏感で緊張しやすい
・環境に慣れるまで親と一緒に過ごす時間を確保する
・慣れた物(ぬいぐるみ等)を持たせて安心を支援
⑥ 感情表現が苦手で親に依存しやすい
・「ドキドキしてるのかな」など代弁する声かけを行う
・遊びの中で気持ちを表現できる機会をつくる
⑦ 発達特性による不安・こだわりの強さ
・切り替えや別れの場面を丁寧にサポートする
・見通しと安心感をセットで伝える
⑧ 親との時間が少なく、離れたくない気持ちが強い
・帰宅後はしっかり関わる時間をつくる
・「待っててくれてありがとう」と気持ちを伝える