生後間もない赤ちゃん…なかなかハイハイをしないと周囲は心配です。
ハイハイをするには、首がすわる、寝返りができるなど事前に発達段階があります。
いきなり「ハイハイ」だけができるようになることはありませんでの、もし「ハイハイ」が苦手でもどこに難しさがあるのかを考える必要があります。
どうして『ハイハイをしない』のか?~その背景と関わり方~
① 筋力や姿勢保持の発達が未熟
・うつ伏せ遊びを取り入れ、腕や体幹を育てる
・膝の上などで体を支えながら揺らす動きを取り入れる
② 仰向けや抱っこの時間が長い
・床で過ごす時間を増やし、自由な動きを促す
・広いスペースで遊べる環境を整える
③ 動こうとする動機づけが弱い
・お気に入りのおもちゃを少し離れた位置に置く
・大人が呼びかけながら楽しく誘う
④ 感覚の過敏や不快感(例:床の冷たさなど)
・心地よいマットや布で過ごしやすく工夫する
・直接触れる部分の素材や温度を見直す
⑤ ハイハイ以外の移動方法を好む(お尻歩き等)
・移動手段にこだわらず、さまざまな動きを楽しめる環境に
・遊びの中で自然に手足を使う動きを取り入れる
⑥ 運動経験が少ない
・手足を使ったふれあい遊びを積極的に行う
・体全体を使った遊びで動く楽しさを伝える
⑦ 発達の個人差や遅れ
・専門職の相談も視野に入れながら様子を見る
・無理に促さず、その子のペースを大切にする
⑧ ハイハイの必要性が少ない環境(すぐに抱っこされる等)
・少し距離を取って見守り、動く機会を確保する
・抱っこのタイミングを調整し、床での遊びを増やす