本人がどんなに一生懸命に取り組んでいても、どうしてもうっかりと忘れ物をしたり見落としをしたりする。
何度言葉で注意しても、ちゃんと聞いていないのか、同じところでミスをしてしまう。
そんなお子さまの姿を見ると、親として心配になるのは当然のことです。
どうして『忘れ物が多い』のか?~その背景と関わり方~
① 持ち物や予定に意識が向きにくい
・イラスト付きチェック表で準備を習慣化する
・前日の準備を一緒に行う
② 記憶にとどめる力が弱く、すぐに忘れてしまう
・声かけと同時に視覚的に示す
・繰り返し確認する時間を確保する
③ 習慣が定着しておらず、行動の流れが曖昧
・一連の準備動作を決まった順にする
・できた手順に丸をつけて視覚化する
④ 興味のあることに気を取られてしまう
・支度前後に楽しみの時間を設ける
・集中しやすい環境を整える
⑤ 支度の重要性や必要性の理解が弱い
・忘れた場合の影響を簡単に伝える
・「なぜ必要か」を一緒に考える
⑥ 自分で準備する経験が少なく、親任せになっている
・お子さま自身で準備する機会を増やす
・親は声かけや見守りにとどめる
⑦ 曜日や予定の変化に対応しにくい
・スケジュールをカレンダーなどで可視化
・「今日は○曜日」の習慣をつける
⑧ ADHD等の発達特性から注意の持続が難しい
・一つずつ声かけし確認
・「できた!」経験を積み自己効力感を育てる