植物や日用品など、人間ではないが身近な存在を通して、人間やアーティストという存在について考える制作を行う。
絵画、映像、パフォーマンス、インスタレーション、執筆など複数の手法を用いながら、日常の観察を起点に、生きることや制作することの喜びや葛藤、他者との関係について探求している。
2003 東京都生まれ
2024 西イングランド大学交換留学
2026 東京造形大学 美術学科絵画専攻領域卒業
個展
2025 「Non(sense) Machine」 東京造形大学CSLAB mime2, 東京
グループ展
2026 「ZOKEI展」(卒業制作展)東京造形大学, 東京
2025 「メディウムとディメンション:Plastic」 東京造形大学CSLAB, 東京
「Cutting/Folding」 東京造形大学mime, 東京
「ずっとはじめましてなら、息の」 KOGANEI ART SPOT シャトー2F, 東京
2024 「反造花の廟」 東京造形大学10号館, 東京
「SPIKE ISLAND OPEN STUDIOS 2024」 UWE SPIKE ISLAND FINE ART STUDIO,
ブリストル/イングランド
News
個展概要
篠田凜が大学での研究の一区切りとして取り組んだリサーチプロジェクト「植物との恋愛」。それは人類、あるいは篠田個人にとっての「他者」である植物に向き合うことで、人間中心主義批判と同時代的なアートに対する批判、そして篠田自身をアートへと突き動かす欲そのものへの批判へと突き進む。やがて篠田が恋愛という言葉で表す「欲」そのものから切り離された(かのように見える)感覚的な世界「(植物との)永遠のコミュニケーション」に気づく…、そのような経験を1年間のリサーチ作品と篠田の半生を共に振り返り、接続する私小説の方法によって書き留めた。
この一連の精神を受け継ぎもう一度自身とコンテンポラリーアートの原点である「絵画」へと向き合う中で、篠田は植物の「息遣い」や「瑞々しさ」と時代の叫び、「死」に対峙する。「植物との恋愛」から新作絵画への進展過程を夏目漱石の晩年の活動へと絡めながら、前者を『こころ』(小説)、後者を『硝子戸の中』(随想集=エッセイ)との関係の中に位置付ける。
このガラス張りの展示会場で行われるのは、「描かれた瑞々しさ」という特殊な状態を表現する新作絵画「Painting of Plants」を「硝子戸のエッセイ」という展覧会によって支える試みである。