連星系・変光星・低温度星研究会2018
主催:広島大学 宇宙科学センター
日時:2018年12月7日(金)14:30 〜12月9日(日)12:00
場所:星の郷ふれあいセンター (岡山県井原市美星町星田2-10)
(アブストラクト集は必要に応じて各自印刷の上ご持参ください。当日会場ではプログラムは配布しますが、アブストラクト集は配布しません。)
開催趣旨:
本研究会は1995年から毎年開催されてきた、恒星分野全般を広く扱う会です。また、アマチュア天文家と大学・研究所の研究者の貴重な交流の場としての役割も果たしてきました。24回目の開催となる今年は通常の研究成果報え、定常運用に向けて調整が進められている京都大学「せいめい望遠鏡」による今後の研究に関する議論を軸に、実際に望遠鏡の見学ツアーも企画しています。
招待講演:
山中 雅之 氏(広島大学)「マルチメッセンジャー天文学と中小口径望遠鏡による観測の現場(仮)」
泉浦 秀行 氏(国立天文台)「188cm望遠鏡の今後の運用と狙うサイエンス(仮)」
木野 勝 氏(京都大学)「京都大学せいめい望遠鏡の分割鏡(仮)」
特別講演:
綾仁 一哉 氏(美星天文台)「美星天文台の25年(仮)」
プログラム:
(アブストラクト集は必要に応じて各自印刷の上ご持参ください。当日会場では配布しません。)
招待講演40分講演+5分質疑応答
一般講演17分講演+3分質疑応答
12月7日
14:30 挨拶・諸連絡
14:35 山中 雅之(広島大学) マルチメッセンジャー天文学と中小口径望遠鏡による観測の現場
15:20 辻本 匡弘(宇宙研) 「すざく」と NuSTAR X線衛星による gamma Cas とHD1104342 の観測
15:40 河合 広樹(中央大学) 巨大恒星フレアの同時多波長観測
16:05 休憩
16:20 藤原 智子(日本スペースガード協会)、鳴沢 真也(兵庫県立大学) 歴史的星図解析による変光星候補天体の検出
16:40 橋本 修(ぐんま天文台) 接眼分光器を用いた恒星スペクトルの視覚的理解
17:00 平井 正則(月光天文台)・藤原 智子(日本スペースガード協会) 不明の変光星解明①3星の分光観測
17:20 三好 真(国立天文台・ジャスミン検討室) 小型ジャスミン計画の進捗とサイエンス
17:40 山口 正輝(甲南大学) 位置天文観測衛星Gaiaによるブラックホール連星の探査
18:00 終了
12月8日
9:00 大島 修(岡山理科大学) 大きなO'Connell効果を持つ近接連星系V881 Perのフレア活動
9:20 鳴沢 真也(兵庫県立大学) 短周期アルゴル系の突発的周期変化時に何がおきているのか?
9:40 赤澤 秀彦(倉敷 船穂天文台) 2018年に行った食連星、変光星のVSX(AAVSO)データ改訂
10:00 伊藤 芳春(聖和学園高等学校) 口径6cm屈折望遠鏡によるVV CepとHU Tauの冷却CCD測光観測
10:20 今井 裕(鹿児島大学) W43A: AGB星縁を数10年間で高速双極ジェットがぶち抜いていく様子
10:45 休憩
11:00 大坪 一輝(広島大学) 高い偏光度を持つ非常に明るいIIn型超新星SN 2017hccの観測
11:20 杉浦 裕紀(大阪教育大学) II型超新星の統計調査におけるSN 2016XとSN 2017eawの位置づけ
11:40 中岡 竜也(広島大学) 極めて短いプラトーを持つ超新星SN2017czdの測光分光観測
12:00 昼休み
13:00 加藤 万里子(慶應大学) ヘリウム新星のさいの重元素合成とIa型超新星のHVF吸収線
13:20 前原 裕之(国立天文台) 古典新星V612 Sctの高分散分光観測
13:40 蜂巣 泉(元東京大学) 古典新星の普遍的減光則と色等級図
14:00 安藤 和子(岡山理科大学) 共生星AG Draのアウトバースト期における可視分光観測とBalmer逓減率
14:20 内田 重美(東亜天文学会) 白色LEDと光害
14:40 休憩
14:55 木野 勝(京都大学) 京都大学せいめい望遠鏡の分割鏡
15:40 泉浦 秀行(国立天文台ハワイ観測所岡山分室) 188cm望遠鏡の今後の運用と狙うサイエンス
16:25 休憩
16:40 綾仁 一哉(井原市美星天文台) 美星天文台の25年
17:25 総合議論(議事録)
18:00 終了
12月9日
9:00 バスで京都大学岡山観測所に移動
12:00 解散
ポスター発表:
植村 誠(広島大学)時間変動データに対する確率過程モデルの有用性
石田 光宏(横浜市立横浜サイエンスフロンティア高等学校 物理科)カシオペア座ガンマ型変光星の分光観測
白神 憲一(岡山理科大学/八塔寺星を観る会)X Tri の観測
浮田 信治(国立天文台)QY Sge: Proto-Planetary Nebulaを伴うRV Tau型変光星
詫間友規,八方悠,中塚萌々(金光学園中学・高等学校)食変光星YY Eriの研究
清水 拓磨(岡山理科大学)GAIA DR2を用いたWZ Sge型激変星の空間分布の調査
その他:
- 参加費は 1,000円です。また、二日目(12/8)の昼食に弁当を注文された方は別途弁当代をお支払頂きます。
- 初日(12/7)の夕方に懇親会を行います。会費はポスドク以上5000円、学生3000円です。
- 三日目(12/9)の午前に京都大学岡山天文台の見学会を行います。
- 初日(12/7)の 13:30 新倉敷駅から本会の送迎バスが出ます。また最終日 (12/9)の岡山観測所見学後は新倉敷駅まで送迎バスが出ます。
- 宿泊に関して、12/7,8は会場近くの「ペンションコメット」(定員32人、相部屋、一泊8000〜10000円)を会として予約しています。参加申込時に宿泊を希望された方は皆さんご宿泊頂けます。
世話人:
植村誠(広島大学・世話人代表)、綾仁一哉、前野将太(美星天文台)、大島修(岡山理科大学)、野上大作(京都大学)、前原裕之、泉浦秀行(国立天文台)
お問い合わせ:
電話 広島大学宇宙科学センター(植村) Tel: 082-424-5765
電子メール rensei18[at]ml.hiroshima-u.ac.jp([at]は@に置き換えてください。)