不動産鑑定士からみた賃料改定の現場と評価実務について (谷 和也氏(不動産鑑定士、補償業務管理士、再開発プランナー)
不動産鑑定士 谷和也氏(芝桜不動産鑑定)による講義風景
今回はコーディネーターを務める大関会員の知人である不動産鑑定士谷和也氏より賃料改定に関わる実務、昨今の相談事例などについて解説いただいた。
谷氏は大手不動産鑑定会社である、日本不動産研究所にて数多くの鑑定評価業務を担当し、2022年7月に芝桜不動産鑑定を開設し独立され、活動されています。
【講義内容】
1)賃料の概念・定義。評価方法
2)継続賃料の評価方法
3)賃料改定の交渉フェーズと評価実務
4)コロナと賃料問題
都心には中小ビルが多数存在し本業以外に賃貸業を営んでいるビルオーナーがコロナ禍で経営に苦労されているケースが増えていると想定されます。空室率が上昇し、賃料も下落、賃貸事業の収益が悪化しているものの、一部テナントがいるため建て替えをできず困っている状況がありそうです。今後そういったビル所有者からの相談ニーズは増えてくると思われます。当研究会では引き続き本テーマについてディスカッションを深めていきたいと思います。